一目惚れ 7
○○の誕生日1週間前。飛鳥は七瀬、麻衣と一緒にショッピングモールに来ていた。
飛鳥: 今日は一緒に来てくれてありがとね。
西野: 全然気にしないで。うちらが来たかったから来たんやし。
白石: そうそう。
飛鳥: ありがとう。
西野: じゃあ早速買い物にゴー!!
三人は色々な店を回りながら服屋に立ち寄った。
白石: ○○へのプレゼントは結局どうするの?
飛鳥: まいやんとかなーちゃんが私の服おしゃれって良くほめてくれるじゃん?だから○○にも服をあげたらいいんじゃないかと思って。
西野: いいじゃん!飛鳥ファッションセンス抜群だからきっと○○に似合うもの見つけられるよ。
その後三人は悩みながらも○○へのプレゼントにあげるものをそれぞれ選んだ。
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12/25日
○○: おはよー
○母: ○○おはよう。そして誕生日おめでとう。
○父: おめでとう。
○○: ありがとう。
○父: これ。誕生日プレゼントだ。
ふくろをあけるとカメラが入っていた。
○父: これから仕事とかでいろんな所に行くだろう。思い出に写真を撮るのに使いなさい。
○○: お父さん、お母さんありがとう。
美月: おはよう、○○誕生日おめでとう!!
ギューーー
○○: 美月姉ちゃんありがとう。
美月: ○○が嫌がらない…お母さん○○病気になった!
○○: 誕生日くらいそんな日があってもいいでしょ。ナデナデ
美月: えへへ。あ、そうだ今日○○は午前中休みで午後から乃木坂工事中の収録だったよね?私達午前中ダンスのレッスンがあるから見に来てよ。
○○: 俺なんかが行ってもいいのかな。
美月: ○○今野さんの連絡先持ってたよね?聞いてみてよ。
美月にそう言われて○○は今野に電話した。
○○📱: 今野さんお疲れ様です。
今野📱: ○○か。まずは○○誕生日おめでとう。今日の午前中空いてたよな?うちの事務所に来れるか?
○○📱: 美月に言われてダンスのレッスンを見に行っていいか今野さんに聞こうと思って電話したんです。
今野📱: そうだったのか。だったらちょうど良かった。それじゃあ待ってるぞ。
○○📱: わかりました。
美月: 今野さんなんだって?
○○: いいって。
美月: じゃあ今日は一緒に行けるね♥️
○○: 太一さん呼ぼうかな……
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乃木坂の事務所に着いた○○と美月。
美月に連れられレッスン室に入ると
乃木メンバー: ○○誕生日おめでとーう‼️
○○: みなさん、ありがとうございます!
白石: ○○10歳の抱負は?
○○: そうですね、演技だけじゃなくいろんな仕事してみたいです。
桜井: それじゃあメンバーのみんなからプレゼントがあります。
キャプテンの玲香がそういうとメンバーからプレゼントが渡されていった。
西野: うちからはこれ。
○○: ペンケースですか。
西野: そう。容量があるだけじゃなくてそとにもポケットが付いてるからメモの紙とかも入れられてめっちゃ便利やねん。うちも使ってるからお揃いやね。
○○: 七瀬さんありがとうございます。
白石: 私はトートバッグ。
○○が使ってるやつ結構ボロボロになってたじゃん?だからこれからはこれ使って。
○○: 麻衣さんもありがとうございます。
白石: ほら飛鳥も。
○○: 飛鳥さんも用意してくれたんですか?
飛鳥: こ、これ。
飛鳥は○○に大きな紙袋を渡した。
○○が中を見ると服が入っていた。
飛鳥: 私が選んであげたんだからちゃんと着ろよ///
○○: 飛鳥さん…すごく嬉しいです‼️
ありがとうございます!ギュー
飛鳥: な、何するんだー!! ///
白石: 本当は嬉しいくせに~
西野: 飛鳥顔真っ赤やで笑
桜井: ○○、飛鳥が耐えられなさそうだからそろそろ離してあげて笑
○○: 飛鳥さんすみません笑
桜井: 最後に私達全員から。
玲香が○○に一枚の大きな色紙を渡した。
そこには全員からお祝いのメッセージとサインが書かれていた。
○○: これ、本当にもらっちゃっていいんですか!?
松村: ちゃんと○○の家に飾っといてな。
○○: みなさん、本当にありがとうございます😭
生田: ○○が泣いた~笑
その後メンバーのみんなと記念撮影をした○○は紅白に向けた乃木坂のレッスンを見学していた。
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午後になり、乃木坂工事中の収録の準備が進んでいた。○○はバナナマンの楽屋に行く。
○○: 山下○○です。ご挨拶に参りました。
設楽·日村: どうぞ~。
○○: 失礼します。本日もお願いします。
設楽: ○○誕生日おめでとう。
日村: ○○ももう10歳か~
設楽: 俺らからのプレゼントはこれ。
そう言って設楽は○○に二枚のチケットを渡した。
設楽: ○○野球好きだったろ。これ侍ジャパンのチケット。知り合いがくれたけど、俺らあんまり野球に興味ないからあげるよ。
○○: ありがとうございます!
日村: 今日の撮影の後って空いてたりする?
○○: はい、特に予定はないですけど。
日村: そしたら飯行こう。美味いとこ連れてってやる。あと、すごい人にも会えるぞ。
○○: (すごい人?誰だろ。)楽しみにしてます。それじゃ失礼します。
バナナマンへの挨拶を終えた○○は楽屋に戻り収録の準備を始めた。衣装として用意されていたのは紺色の袴だった。
○○: 今日は新年の放送の収録なのか。
スタッフ: ○○さん入られまーす。
○○: 山下○○です。よろしくお願いします。
○○が自分の席に向かうと乃木坂のメンバーは振袖を着ていた。
白石: ○○似合ってる?
松村: うちも~。
○○: 麻衣さん、沙友理さんお二人ともお似合いです。
松村: やったー!
白石: ○○も袴、似合ってるよ。
○○: ありがとうございます。
ツンツン
○○: (なんだろう。)
飛鳥: わ、私はどうなの?
○○: ヤバい、めっちゃかわいい!!
飛鳥: へ!?///
西野: ○○本音が出すぎやで笑
○○: あ、その、えっと~💦
飛鳥: (○○にほめられた!)
そ、そうか。なら良かった。///
ま、○○も似合ってるぞ///
○○: ありがとうございます///
西野: あの二人付き合っとるん?
白石: あれで付き合ってないんだよ。
美月: ○○~‼️ギュ
今日の○○は一段とかっこいいね♥️
○○: ありがと、美月姉ちゃんも似合ってる。
飛鳥: やま、私の○○に抱きつくな!
美月: 飛鳥さん○○と付き合ってるんですか~?
飛鳥: いや、付き合ってはないけど……
美月: じゃあいいですよね~🎵
飛鳥: う…。
○○: ほら、美月姉ちゃん離れて。そろそろ収録始まるから。
美月: はーい。
○○: いつか飛鳥さんのものにしてくださるんですか?ボソッ
飛鳥: な、何でもない!!///
年明け放送の収録も無事に終わり、帰る準備をする○○。
○○: バナナマンさんが食事に連れていってくれるんだったっけ。すごい人にも会えるとか言ってたし。誰なんだろうな。
準備を終えた○○はバナナマンの楽屋に向かう。楽屋前でしばらく待つとバナナマンの二人が出てくる。
○○: 今日もありがとうございました。
設楽: それじゃ行こっか。
日村: 飯だ飯だ~‼️
バナナマンの二人と向かった先は明らかに高そうな焼き肉屋さんだった。
設楽: まだ来てなさそうだから先に座っちゃおうか。
そう言うと三人は個室へと案内される。
○○: こんな高級な焼き肉店来たこと無いですよ。ガクガク
日村: ○○は将来ビッグになりそうだからいずれ慣れるよ笑
バナナマンの二人と話していると個室の扉が開き二人の男が入ってきた。
今野: バナナマンさん、○○今日はお疲れ様。
設楽·日村·○○: 今野さん、お疲れ様です。
??: バナナマンの二人久しぶりだね、
○○ははじめましてかな。
○○: 秋元…康先生…。
は、はじめまして。山下○○と申します。
よろしくお願いします。
秋元: うん、よろしくね。
○○: (何でこんなにビッグな人とこれから焼き肉なんだ~‼️)ひとつお聞きしたいんですがなぜ僕は今日招かれたのでしょうか。
今野: ○○は本当は来ないはずだったんだが秋元先生が会ってみたいと仰ってね。
それでバナナマンの二人にお願いして○○を連れてきてもらったというわけだ。
秋元: 気づかなかっただろうが実は今日の収録も今野と一緒に見学させてもらってたんだよ。
○○: そうだったんですか!?
なにかおかしなことしてなかったかな。ボソッ
秋元: なにも問題なかったよ。
○○: 聞こえてましたか。
秋元: ○○の乃木坂愛が伝わってきた。
これからも乃木坂のことバナナマンの二人と一緒によろしくね。
○○: こちらこそよろしくお願いします。
秋元: よし、○○は私の奢りだ。○○の誕生日プレゼントだと思ってたらふく食べてくれ。
○○: いいんですか?
秋元: 人の厚意はありがたく受け取っておくものだよ。
○○: それじゃあ、ごちそうになります。
○○は初めての高級焼肉を堪能した。
○○: 今日はありがとうございました。
秋元: 将来○○が大きくなったらしてあげな。
そう言って秋元は今野を連れて夜の街へ消えていった。
○○が家に帰ると美月が起きていた。
美月: ○○どこに行ってたの!
バナナマンさんに誘われてご飯に…
美月: ○○だけずるい‼️私も食べたかった‼️
○○: そんなこと言われても……
美月: 罰として今日は一緒に寝ること。
○○: 最悪……
次回、○○初詣
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