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土曜日も終わる頃に

ホメオスタシスという言葉がある。

別名『恒常性』ともいい、生物に備わる一つの機能だ。
生物において、彼らが内部環境を一定に保とうとし続ける傾向のことで、ちょうど僕たちの体温などがいい例である。人の体温が36度に保たれているのも、その機能のおかげだ。

ちなみに今日行ったハンバーグ屋さんでの検温では、36.5度の体温であった。
いつも35度台の僕にしては、少し高め。まあでも、顔をみただけだし誤差の範囲だろう。

何事にもアップダウンというのはつきものだ。

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何やら少しだけ、立ち止まっている気がする。

うまく行っていたことが徐々にいかなくなり、前向きだった自分が徐々に自信をなくしていく。忙しいとなおのこと。部屋が汚くなってくると、下りざかの調子がよくわかる。

そんな自分をリセットするのに、週末は最適のタイミングだ。

お風呂が個人的にはリセットの会場。じっくりお湯に浸かって、だまって黙想をしながら血の巡りを感じる。指先までぐるぐるしているのがわかる。
毛細血管の存在に気が付く、数少ない機会だ。

体はいつもより少しだけ入念に洗う。
体についているように感じる汚いものやバッドラック的なものを、洗い流す気持ちで挑む。いくらかでもスッキリ感じたいせいか、泡だらけのボディータオルに力が入る。洗い終わったら、全てを流し去る。

そうすると生まれ変わったかのような自分だ。事実、生まれ変わっているかもしれない。

そんなこんなで、この土曜日も終わろうという頃だ。

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22歳。来年で23歳。

ここにきて感じるのは、やはり人生は秒であるということだ。

何かを起こそうと思ったとしても、そのときに準備ができていないと何も力を発揮することができない。アイディアも、その時思いつこうと思ったところで簡単に思いつけるものではない。日々の行いというのが、遅かれ早かれ自分に繋がってくる。よくも、わるくも。

1分、1秒。

こうしている間にも、どんどん過ぎていく。

未来の自分に、今の自分は何かできているのか。


2020.11.21
書きかけの手帳

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