見出し画像

2023/12/21 妊活アカウントを作った日

我ながらなんて自分は嫌なやつなんだろう、と思うが、この間の友人の例のように素直に祝う気持ちになれない妊娠と比較的素直に「おめでとう」と思える妊娠とがある。

同世代の妊娠はとても苦しい。
けれど、少し上の世代(30代〜)の妊娠や長い不妊治療の末の妊娠に対しては、「おめでとう」と思えることが多い。

私は2022年のGWに結婚式を挙げ、そのためにその1年ほど前からInstagramでウェディングアカウントを運用していた。
ウェディングアカウントでも同時期に結婚式を挙げた仲間たちは妊娠出産ラッシュで、その度に同世代の妊娠出産には若干胸を痛めていた。
リアルの友だちではない分、グサっと傷つくというよりはチクッと傷つくくらいで済んではいた。

ウェディングアカウント時代仲良くしていた30代の女性も妊娠を発表し、マタニティアカウントを始めていた。少し前からそれを見ていたが、よく見ると「#不妊治療からの妊娠」というハッシュタグをつけていることに気がついた。
そこで彼女のアカウントを改めて見直すと、不妊治療についての投稿はなかったが、今までとは違った見え方がして、私もアカウントをやりたいと思った。

実際、結婚式のときもやることはたくさんあるのになかなか準備が捗らなかった。
そんなときウェディングアカウントを始めたら、一緒に頑張る仲間ができて、素敵なアイデアについてもたくさん情報収集できて、私は満足のいく結婚式をやり遂げることができた。

妊活アカウントやマタニティアカウントは人と比べて傷ついてしまうのでは、とあえてやっていなかったのだが、楽しんだり、悩みを共有したりしながら、赤ちゃんを待つのにInstagramは有効かも知れないと思い立ったのだった。

数日前にアカウントを開設し、21日から運用を開始した。
ハッシュタグを工夫して、仲間を作っていく感覚はウェディングアカウント以来の久々の感覚だった。
周囲はどんどん妊娠していく(ように見える)けれど、Instagram上には同じように妊娠するためにもがいている仲間が思っているよりもたくさんいて、それだけで勇気づけられる思いだった。
妊活アカウントなので、時には妊活がうまく行って、先を越されることもあるけれど、リアルの友だちではなく、戦友な分、嫌な気持ちになることも予想に反して全然なかった。

Instagramの存在が想像以上に心の支えになった。
いつか妊活アカウントを卒業して、マタニティアカウントに移行し、赤ちゃんが生まれてくるまでの日を結婚式準備の期間のように充実させることが新たな楽しみにもなった。

なんでもかんでもSNSというのには、賛否両論あるだろうけれど、私にとって今回の妊活アカウントは妊活への励みと不妊治療のための心の支えになった。
使えるものはうまく使って、引き続き妊活に励みたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?