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2023/12/17 友だちの妊娠

いちばんと言っても過言ではないくらい仲の良い友だちから妊娠の報告を受けた。

彼女は1年前に死産を経験しており、しばらくは怖いから妊活を控えると言っていた。
彼女の死産は本当につらそうだったし、妊活の恐怖を乗り越えての妊娠は本当におめでたいことだと思った。

彼女に妊活の話をするのは酷だと思いつつもあまり隠すのも変なので、不妊治療をしていて、なかなかうまくいっていないことはそれとなく話してあった。

そんな中での彼女の妊娠に正直かなり心が動揺してしまったし、気分が激しく落ち込んだ。
連絡をもらった17日には返事ができず、彼女からは「無理におめでとうって今は言わなくていいから」というかなり気を遣わせた連絡までもらってしまった。

本当におめでたく、幸せな知らせなのに、すぐにおめでとうと言ってあげられなかったことを反省して、翌日に体調不良で携帯が見られていなかったと嘘をつき、妊娠を喜ぶ内容のLINEを送った。

もともと数日前から心身の調子があまり良くはなかったのだけれど、でも実際にはその日から3日間ダメージのあまり寝込んでしまった。

何がダメージかというと、友人の妊娠はもちろんだけれど、それを喜んであげられない自分がいちばんのダメージなのだ。
少し前までなら純粋に「おめでとう」と思えていた、新しい命の芽吹きに、ドロドロとした感情が先行してしまう身勝手さがつらくてつらくて仕方ない。

あまりの自己嫌悪にどうしてつらいのかを誰かに吐露することもできず、どんどん自分の中だけに毒が回ってゆく。
「今は無理におめでとうって言わなくていいからね」という彼女の気遣いに、余計私の胸は苦しくなってしまった。

これからもいろんな人の妊娠や出産の報告をきくことになるだろう。
その度にこんな気持ちになるのはつらいな、と思う。
自分の妊活がうまくいくことを願いながらも、人の幸せを僻むのではなく、祝えるような心持ちになんとかなりたいものである。

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