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テスティングでルーブリックを作ろう!

今年度は中学2年生の英語を教えています。

中学2年生ともなると、まとまった量の英文を話したり書いたりするOUTPUTの活動をすることがやりやすくなります。OUTPUTの活動をするときに、活動する前に生徒には「どのように評価するのか」というルーブリックを提示します。

ルーブリックとは評価規準表で、学習の達成度を測るための評価方法の一種です。ルーブリックを使うことで、次のようなメリットができます。

1.教師が生徒のどんな部分を育てるのか明確になる。
  何を評価するかが明らかになることで、教師はどんな活動を行うかがは  
  っきりします。またALTやJETとチームで教えるときも、このルーブリッ
  クをベースに話し合いができます。
2.事前に提示することで、生徒も何をどう頑張ればいいのかわかる。
  事前にルーブリックを見せることで、生徒はどう頑張ればいいのかがわ
  かり、活動に「主体的に」取り組むようになります。

上のルーブリックは、ライティング活動で提示したルーブリックです。これにより生徒は語数をたくさん書き、しかも単調な文ではなく、2年生で習ったwill, be going to, show人ものの第4文型,call ABの第5文型などを使おうとします。さらにこれを定期テストにも出題するわけです。この時のルーブリックは以下のように変えました。

このようにすると、今回は語数を最も重視するというメッセージになります。また注意点として、「文法やspellingのミス」「文のバラエティ」の採点は、語数が10語を超えたら行うということを付け加えます。こうすることで、語数が9語以下で間違いが少ないので「文法やspellingのミス」で2点満点がもらえたり、「文のバラエティ」の評価がしにくいということを防いでくれます。


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