AD53「バラエティプロデュースはマッサージである」

[水道橋博士のメルマ旬報 vol.246 2020年11月発行「テレビの果てはこの目の前に」より]

最近想う。観る作品、読む文章、知る情報、来る仕事、起こる出来事、触れる人、去る者、そこから溢れ出す指向志向嗜好至高思考、この今の環境で出会う全てのヒトモノコトが新しい生き方を自分に啓示してくれている。やはり2020年は新しい生き方に移行する、まさにそんなきっかけのタイミングなのだ。

アート引越センターに依頼した時、もらったマスクフレーム。
マスクの下につけるだけで、呼吸がしやすい、肌にマスクがくっつかない、なので対人の時に、めちゃくちゃ喋りやすい。このマスクフレーム、ミーティングやイベントでかなりマイ必需品になっている。
https://art-shopping.jp/products/list.php?category_id=45

なんか疲れてると、普通のチャーハンが食べたくなる(普通のカツ丼とかも)。それも普通の店で。あと、おしゃれパン屋じゃない普通のパン屋さんのパンも食べたくなる。 https://www.instagram.com/p/CGkDYbxjvat/?igshid=17klvwgkno5ir

今日の新規ビジネスミーティング。前半は問題点が噴出して皆の言葉も少なめ。ところが後半はその問題点の解消を話してたら、ある参加者からアイデアのブレイクスルーが興る。まるで宿便が一気に出たかのような快感。皆の思考も饒舌に。何かが興るきっかけには、むしろ何かの問題点から湧出するのだ。

2018年の拙著『13の未来地図』を読み直してたら、“組織→バンド”とか“思考→身体”とか、withコロナの生き方と行き方を予見してるような記述を散見。我ながら驚く。つまり世界はコロナ前からその方向へ既に向かってたのじゃないだろうか?じゃ無いと僕如きが予見できるわけがない。多分どんどん進む。
その中で仮想現実VR、拡張現実AR、そして解放現実RRと書いている。
Released Reality 現実をどう解放するか?
Reactivated Reality 現実をどう復活するか?
Regained Reality 現実をどう取り戻すか?
そんな“リ・リアリティ ReReality”がこれからの時代の行動と思考のキーワードになると想う。

うーん、映画に行くか?or執筆するか?で迷った昨晩、結局どっちもやらなかった。
で今晩、映画に行くか?執筆するか?
少なくともどっちかはやりたい。
じゃないと映画観られなくなっちゃうし、執筆も終わらない。

今日は僕の知の師匠リベラルアーツ研究家の麻生川静男さんの書斎にお邪魔して、なんとOEDオックスフォード英語辞典をお譲りいただきました!!
あとギリシア語とプログラミングの勉強法を御指南いただく。
ありがとうございます!精進します!
https://www.instagram.com/p/CGl__6ijUgC/?igshid=1kj1lk2q58v3j

外国語学ぶ時出てくる仮定法とか条件法とか接続法とかの法ってムード(mood)って意味なんだよね。
法って言われると難しいけどムードって言われた方が簡単に思える。
受動態とか能動態の態はヴォイス(voice)。
主格とか目的格の格はケース(case)。
なんかそっちの方が本質が理解できる気がする。

いやー凄まじくおもしろかった。
最高な生き方、尊敬します!!
「Walk on the Wild Side! ~北海道・謎の美術館 “シゲチャンランド”~」 - 日曜美術館 - NHK https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/M9XYQR92Q5/

数年前に新潟妻有の田島征三さんの『絵本と木の実の美術館』訪れたけど、その時も感じたけど、なんていうか“命のひびき”とどう共鳴するかがアートなんだろうなあ。
「田島征三 いのちのグリグリを描く」 - 日曜美術館 - NHK https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/D32357ZN38/

『逃げ恥』待望の続編。ドラマ界の名プロデューサー那須田氏が、主演のガッキー(新垣結衣さん)のことを尋常ではないほど大好きなのは有名な話で、『逃げ恥』のヒロインはとにかくガッキーがかわいく見えることを意識した役柄。「恋ダンス」もガッキーをかわいく見せるための仕掛けといえます。
那須田氏のガッキー好きは筋金入り。自分の担当番組でなくても『オールスター感謝祭』にガッキーが出演していたら、「もっと映せよ!」なんてサブでキューを振り出して。挙句には、自分で勝手にディレクションし始めたらしいです。プロデューサーにこれだけの強い気持ちがあれば、現場のスタッフにも確実に伝わります。続編がすばらしいものになるかどうかは、出演者や一人一人のスタッフの熱い想いが続いているかどうかにかかっているのだと思います。そしてその熱い想いこそが画面を通してまさに視聴者に伝わるのです。

坂口恭平さんのパステル画集、届いた!! https://www.instagram.com/p/CGrKROJjz1j/?igshid=hn8nghvir20m

山折哲雄『恩人の思想』読了。
山折さんの三人の恩人について語る半生記。
どの方ともお会いしてる時はいざこざがあったりする、それが恩人なのだ。
「恩とは債務至上主義な対人関係。」
自分の恩人についても想う。
https://www.instagram.com/p/CGrK-9kjP8U/?igshid=l4f9bvwir5er

浅生鴨さんと話てみてわかったことは同学年の二人が今年出した本はジャンルで言えば自己啓発本だけど自己啓発な気持ちが微塵も無いということ。
浅生鴨著『だから僕は、ググらない。』
角田陽一郎著『天才になる方法』
それでもよかったらぜひ!
きっと何かが変わるきっかけくらいにはなると思います
http://youtu.be/CA6YE-ekZQs

ときどき「○○社を紹介してください」「誰々を紹介してください」的なお願いメールが来ると、その○○の名前を間違ってたりする人がいて、それだけでげんなりして紹介したくなくなります。
以前TBSを買収しようとした会社は提案書にTSBと書いていてそれが破談の遠因にもなった(噂)

Amazonのランキング見たら自分の新刊が出ると既刊達のランキングも上がる。
新刊を出すことは既刊の一番のPR効果になる!
でもこの中で3冊が既に廃刊なのが勿体ない。
出版社の皆様ロングセラーを目指しましょう!
丁寧に本を作り売り続ける。
その方がビジネスとしても生き方としても有益な時代だと思う。 https://twitter.com/kakuichi41/status/1319827658448928769/photo/1

「模写するってことは、すごく画力が伸びるんですよね。腕がおぼえるんですよね何かいろんなことを」
ちばてつや
録り溜めしてた『浦沢直樹の漫勉neo』初回やっと見る。
素晴らしい!おもしろい!生きる勇気をもらう。
ちばてつやさんの作画を見てたら感動して泣いてしまった。
https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/episode/te/7YMZZ48MN1/

初めて入ったお蕎麦屋さんではカツ丼を頼んでしまう。美味しい!
さっきからBGMはユーミンがかかりっぱなし。なんていいお蕎麦屋さん!また来よう。 https://www.instagram.com/p/CGwHtbSDmnJ/?igshid=1jgi40oq92fp7

ねずみの三銃士『獣道一直線‼︎!』配信で観劇。
いやー、本領発揮の池谷のぶえさん、最高に凄まじかった!
こりゃどんな男も惚れてしまう!!
https://www.instagram.com/p/CGwi2Vijc3M/?igshid=1u9rhr79utict

うまくいく日は疲れもなんか心地よいけど、なんかうまくいかない日は疲れもしんどい。
心地よい時は何かがうまく行くような感じで、しんどい時は何もかもうまくいかない感じがする。
つまりしんどいから物事は結局うまく行かないわけで、うまく行くためにはまず心地よいのがいいわけだ。
今日は疲れた。

10月13日紀里谷和明さんと
10月23日浅生鴨さんと
10月29日ワタナベアニさんとB&B
10月30日山本豊津さんと
11月5日イシイジロウさんと
11月6日コトブキツカサさんと
角田陽一郎『天才になる方法』刊行記念、トークライブ配信やります!(我ながらやりすぎ)
そして今後も計画中!ぜひご覧ください!

橋田壽賀子先生、「金スマ波瀾万丈」にご出演いただいた時、伊豆のご自宅までお話を聞きに伺った。『渡る世間は鬼ばかり』の脚本は、例えば実家「おかくら」で何か事件が起こると、五人姉妹の家で次々に「おかくらでね、こんなことがあったのよ…」とその事件が順々に語られる。なので毎回の放送で同じ話題が何回も語られることになり、視聴者は家事をしながらでも、会話をしながらでも、途中でザッピングしても、ストーリーについていけるように脚本が上手く構成されている、と伺ったことがある。橋田壽賀子先生のその緻密な脚本作りに唸った記憶があります。

『マティアス&マキシム』観る、グザヴィエ・ドラン監督&出演。
苦しんでて悲しくて、でも友情と愛情に溢れた映画。
その苦しさがなんか羨ましく感じた。

何かをおもしろいと呟くよりも何かをつまらないと呟くこと、遥かになかなか勇気がいる行為だと思うんだけどな。
その人の理解力許容力吸収力想像力創造力など、その人の度量のお株が知れるというか。
「あっ、そこ気付かないんだ、だからつまらないって思うのか!」って。
その人のつまらなさがわかる。

ワタナベアニ×角田陽一郎、天才について下北沢B&Bにていろいろ語りました!楽しかった!
そしていろいろいろいろ考えさせられました、考えすぎなところとか、そんなに考えてないところとか。
https://www.instagram.com/p/CG9U5lYjRur/?igshid=1vxuad85rmd3x

映画『脳天パラダイス』出演、敬愛するいとうせいこうさんと映画談義!
「役者とは文楽の人形である」
「映画とは光である」
と話すせいこうさんの創作と思考の神髄は週プレ連載MovingMoviesにて! https://www.instagram.com/p/CG9XwPMDkHn/?igshid=13e3dcgxuc78l

今週はいろいろ重なって、心身ともにとても疲れました。
疲れると思考も澱んでいく。なのでもう閉店。

ムーンライダーズ始動。こんなに嬉しいことはない。
Don't trust anyone over 70
になってた。皆が楽しそうだったのが、なによりも楽しい。 https://www.instagram.com/p/CHAq1CjD_IZ/?igshid=wt8glnectbjx
「今すぐ君をぶっとばせ」演ってくれたの凄く嬉しかったな。
最近なんかとても疲れていたので、この曲聴くと、いやまだまだやってやるぜ!って気分になる。
「渋いわたしは晩年にはもっと立派だ」

イライラしてる時ほど、周囲には丁寧に接する。
それを気にかけるだけで、周囲との軋轢が減るので、結果自分のイライラも減衰していく。
イライラは伝染する。
逆もまた真なり。
感情こそ論理なのだ。
等とイライラしてるからメモがわりに書いとこう。

森山未來さんと映画談義。
11月27日公開のボクシング映画『アンダードッグ』の秘話からマイケルジャクソン愛まで、まさにノックアウトされたエピソードは週プレ連載角田陽一郎のMovingMoviesにて! https://www.instagram.com/p/CHFdDkQDlZ5/?igshid=ig8kk0e1ut2l

今日は朝から学生としてラテン語の授業→フリーランスとして会計士との税務打ち合わせ→プロデューサーとして諸連絡→インタビュアとして森山未來さんと対談→講師として昭和女子大で講義→社外取締役として新規ビジネス打ち合わせ。
時間的密も疲れるけど自分の立ち位置の激変が実は一番疲労するかも。


今日は昭和女子大で対面で講義。
学生の皆さん真摯に聴いてくださってこちらも勉強になる。
一方大学院生の立場の自分はリモート講義でまだ今年度一度も東大キャンパスは訪れてない。
コミュニケーションの対面の価値も知る。
学ぶこととは知識を得ればすむことではないのだ。

国立科学博物館のシアター360『3万年前の大航海-ホモ・サピエンス日本上陸-』の演出協力を手がけました。
人類進化学者の海部陽介さんの『3万年前の航海 徹底再現プロジェクト』の360度映像化です!
ナレーションは満島ひかりさん!12月から公開です!
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/theater360/?fbclid=IwAR1kWmbJSq_eKXXwltcl9sMrHKdrRwbbf3CHe6p_W-k5PATRzb9zP3ulWas#theatitle_07

何かをはっきりと単刀直入に一刀両断に言い切ってる言説を見ると、むしろその人が何か大切なことが見えてないか、見えていても切り捨ててるように感じます。
その人が人気者だろうが有名人だろうが識者だろうが権威者だろうが、そうでなかろうが結局のところ鵜呑みにしないこと。

「この作品泣ける!」とか宣伝とかで先に言われると、なんか観たくなくなる。
みんなそんなに泣きたいのかな。
先にリアクションを知りたいのかな。
そんな事前情報無くてもいい作品はいいわけで、泣いちゃう作品は泣いちゃうわけで。
「泣ける!」と言われると「泣け!」と責められてる気がして萎える。

ゲームデザイナー・イシイジロウ著『IPのつくりかたとひろげかた』。
これはあらゆるジャンルの全クリエイター(&クリエイター志望)の方は必読の書。
そして全てのビジネス活動はクリエイティブ要素が当然あるわけで、つまりこの本はとてもビジネス的な側面でも参考になります。

当時、日テレの『電波少年』は本当に本当に革命的な番組で、話題になったアポなし取材やヒッチハイクは言うに及ばず、コンパクトなビデオカメラのロケ撮影、CGを使うバーチャルスタジオ、木村匡也さんの「すると、しかし、そこで、」のナレーション、T部長こと土屋敏男さんのトリックスター回し等々、その後のバラエティ番組の礎になり、日テレ躍進の原動力と、他局でもその演出方法がこぞって研究・応用されました(番組作りや、ロケ方法、作家会議のやり方まで変わりました)。

角田陽一郎の周辺及び関係者の皆様、修士論文の締め切りが迫っておりまして非常にやばい状況になってまいりました。
なのでいよいよついに緊急事態宣言発令致します。
いろんな仕事のお約束や締め切り等、中々お時間取れないor遅延が発生しそうですが、大変申し訳ありません!
何卒ご容赦くださいませ。

文化資源プロデュース塾、9月1日より隔週全6回の講義が今日終了。
知とエンタテイメントの合体、学術とプロデュースの融合。
そんなことをやりたくて東大の諸先生方と企画しましたが初回にしてはなかなか有意義な企画になったと思います!
今後も継続的にやっていこうと思います!よろしくお願いします。

今年度初めて東大本郷キャンパスへ。銀杏並木が美しい。しかしコロナ対策で隔日開室の自分の研究室は今日は閉室日に重なって入れず。 https://www.instagram.com/p/CHuODr9jQ5y/?igshid=x0dn2dohzsc1

空の本棚。
https://www.instagram.com/p/CHcrL3rj27b/?igshid=taj9lgwncejn

昨晩ふと何となく気づいたことがある。
それは自分が想ういいものを作っても、それがヒットしたり売れたり話題にならない理由がわかった気がするのだ。
これ、自分という作り手としてはそれでも勿論いいんだけどプロデューサーという職業としては仕事が無くなってしまう。
個人を止めるか仕事を辞めるか?
逆に言えば、その辻褄合わせのための独立して4年、仕事始めての26年、東京に出てきての30年だったのかもしれない。
この2020年はそのまさに分水嶺なのだ。
今やモーレツに辻褄合わせに興味が無くなってきてる。
今日東京を脱出した。
そろそろ、本当にやりたいようにやってみようかな、と想っている。

他人にアドバイスする機会ってあるじゃないですか。
そういう時に吐き出した言葉は大概は自分に向けて言ってたりする。
「これからの人生でやりたいことはどんな“武器=arm”で自分の人生を“武装=armed”するかではなく、今付けてる武装を解除した時、それでも生身の身体で何をやれるかやりたいか?で選ぶこと」

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