角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.35 2019年11月12日Full Moon
『あなたは発展途上人？』

ユニバースUNIVERSE（単一の世界）からダイバースDIVERSE（多元的な世界）へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。

■Cm■「今年もあと２ヶ月」inspired by【運の技術】

今年も、あと２ヶ月ですね、って思ってたらもう11月も半ばなので、もうそんなにも無く、すぐ12月になり、年末を迎えて、気付いたら令和元年も終了しそうです。
月日の経つのはほんと早い。そんな中で、ついつい日々にかまけてしまいますが、自分はやりたいことをやれているのか。やりたい人生をすごしているのかと省みてしまいます。でも一方で、そんな日々省みてばかりだと、それこそ日々楽しくないまま月日が流れてしまうわけで、結局本末転倒な気がするなあとも思うわけです（笑）。つまり、そんなにあくせくタスクとかやりがいとか考えないでのほほーんと過ごしていてもいいような。まあ、のほほーんとすごしているとそれこそ月日があっという間に過ぎていくわけですから、もうなんかごちゃごちゃしてきましたが、これでいいような気もするのです。どう生きようがどっちで考えようがどうせ月日は過ぎていくのだと、最近ではなんかそんなに目的意識を持たないで行きていこうかなと考えている自分がいます。まあ、それも歳をとったからなんだろうなとは思うのですが、つまりバタバタしたって仕方がないなというのが現在の心境です。

■Dm■「日本はもはや後進国？」inspired by【１３の未来地図】

先日朝のワイドショーを何気なく見ていたら、ソフトバンクの孫正義さんの発言が取り上げられていました。曰く、「日本は後進国になりさがってしまった」。
その原因の一端は、通信会社にも責任があるように感じるのですが（笑）・・・まあそれは置いといて、まあそうなのでしょうね。
でもそのワイドショーはさらに分析を深めていて、ある経済専門家が解説もしていて、実は日本はもともと先進国だったのか？という疑問を呈していたのでした。つまり１９８５年のプラザ合意で急速に円高に人為的にしたことで、日本円の価値があがり、相対的に日本のGNPが過剰に価値づけされて、結果ジャパンアズナンバー１という地位を得たのだけど、それはあくまで日本の円安貿易の力を殺ぐためのアメリカの人為的な施策でそう見かけ上見えただけで、その８０年代も９０年代も、日本国民の実質的豊かさは、欧米と比べてはるかに後進であったのではないだろうか？と。ちょうどバブル景気で見せかけの資産は持っていたから、僕たちは金持ちな雰囲気を醸し出していたけれど、それこそ社会インフラとか、余裕のある暮らしとかとは、確かに程遠いまま、その後のバブル崩壊、失われた１０年、リーマンショック、震災と、日本は２１世紀を早１９年も過ごしてきたわけです。
その間に中国にぬかれ、世界ナンバー２だと豪語していた経済も気分も落ちている・・・てのが、現況なんでしょうね。それが孫正義さんの先の言葉に現れるわけです。

でもそう思った時に、僕はむしろこう思うわけです。というかもし僕が政治家だったら、こう宣言したいわけです。
「日本は発展途上国である」
と、つまり先進国でもなく、そこに遅れをとっている後進国というわけでもなく、さらに後進国という言葉を２０世紀後半に発展途上国と言い換えたわけですが、僕たちがイメージする発展途上国って未開という旧来のイメージがありますが、その意味ではなく、むしろ字面のそのままの意味での、発展途上国。つまりこれから発展するためのまだ途上にある国、という意味です。