vol.86 『反骨精神と雪解け』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.86 2021年12月4日New Moon
『反骨精神と雪解け』

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。

■CM■「何かが割れた感覚」

今日は射手座の新月です。今年もあとひと月あまりになってしまいました。
最近の僕といえば、なんか不思議な感覚です。
いい意味でいえば、ちょうど1年前くらいから続いていた、なんとなく薄暗いトンネルから先月の左眼の飛蚊症の解消とともに抜け出せたとでもいうか、悪い意味でいえば、そんな薄暗いトンネルというのは、どんなに先に進んだって抜け出せないんだって(ようやく)気付いたとでもいうか。
そうなんです。この気付きというか、諦念というか、執着からの開放というか、自己念慮からの解放というか、そんな感覚が自分の中を満たしているのです。
なんかさっきから漠然としたことしか書いてないので、具体的なことを書くと、僕は毎週週末にICUC知的好奇心向上委員会というYouTube動画で、自分の最近の心境を30分勝手にしゃべっていますが、彩さんという方が毎回なんと文字起こしをしてくださっているのです。勝手に喋ってる30分を一字一句文字起こししてくださっていて、本当にありがとうございます!
https://note.com/nyabi/m/m975d13fe0724

 で、その文字起こしの最後には毎回、彩さん自身が『文字起こし後の文字寝かし』というタイトルで僕の話に感想を書いてくださっているのですが、その感想自体がとっても素晴らしくて、僕自身がむしろ毎回フィードバックさせられるのです。で、この11月21日に僕が話した第87回の感想で、とてもハッとさせられました。
彩さんは以下のようなことを書いてくださっているのです。

https://note.com/nyabi/n/n447e4d5ef83c?magazine_key=m975d13fe0724#HUjWN
(占星術師の石井ゆかりさんがインスタライブで)最後に星座ごとに22年上半期の占いをお話しして下さって、獅子座で「!」となった。
 獅子座は「反骨精神と雪解け」。自由にやりたいのに古臭い価値観(水瓶座にいる土星)に邪魔されてたが、和解する様な感じになる、と。(そう言えばコーヒーポットとグラスが割れたとInstagramに。どちらも水瓶ではある…) 角田さんは星栞を買ってるだろうから知ってるだろうけど、それでも最近は暗い場所から抜けていく感覚を味わっている様だし、この抜けていく感覚が本当であってくれという願いみたいなものを感じる事がある。今週は特に抜け出た感のある明るさが強い。

・・・そう、ボクは獅子座なんです。そして、彩さんが書いているように、10月20日になかなか割れそうにないコーヒーポットがいきなり落っこちて割れ、そして11月17日にはふとグラスが割れたのです。


まあ、そんなことはよくあることかもしれませんが、このコーヒーポットもグラスも、確かに“水瓶”ですよね。その発想がなかったし、でも確かにこのあたりから、僕の抜けていく感覚が芽生えてきたのは確かなんです。水瓶座にいる土星に邪魔されて、それは古い価値観で、それらと僕はずっと争っていたのかしれないですが、それらと争うというより“雪解け”できる、的なメッセージ。そしてそれらを捨て去るわけではなく、まさに僕の中での“反骨精神”はもったまま。その古い価値観との“反骨精神と雪解け”という石井ゆかりさんからのアンビバレントなメッセージは、僕の中での先ほど書いた「気付きというか、諦念というか、執着からの開放というか、自己念慮からの解放」という感覚とまさに符号するように思えてならないのです。
ちなみに、僕は星占いを信じているかというと、そんなに信じていません。いわゆるスピリチャルなこともそんなに信じていません。さらにいえば、神社仏閣によくお参りに行きますが、それを信じているかというと、それもそんなに信じていないのと同様です。というか、正確にいえば、信じていないというよりは、その瞬間瞬間に自分が出会う、さまざまなヒトモノコトには、そのタイミングで出会ったこと自体に意味があるということを、信じているんだと思うのです。
なので、そのタイミングでたまたま見た占いの結果だったり、たまたまそのタイミングで参拝した神社仏閣の御神籤のメッセージだったり、例えばそのタイミングでたまたま手に取った本を読んで出会った言葉だったりも、たまたま観た映画のセリフも、それらの言葉たちが、その瞬間のボクに何か教えてくださっているということの、出会いをピュアに信じているとでも言いましょうか、まあ、そんな感じで僕は自分の人生の中でのヒトモノコトとの出会いを信じているんだと思うのです。
この11月の変化は、僕に取っては、まさに水瓶が物理的に割れたように、僕の中で何かが割れた感覚なのです。


■DM■「人生の薄暗さ」

一方で冒頭に書きましたが、この割れたという感覚は、“薄暗いトンネルから抜け出せた”という感覚とははっきり違います。むしろ“薄暗いトンネルからは抜け出せないんだ”と知ったという感覚に近いのです。

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