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vol.7『意図の糸をつなげる』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.7 2018年9月25日Full Moon

9月25日に配信された、第7号満月号は『意図の糸をつなげる』

以下のラインナップです!

「空に浮かんでいる凧のように」inspired by【成功の神はネガティブな狩人に降臨するーバラエティ的企画術】

「大切な自分のよりどころ」inspired by【「好きなことだけやって生きていく」という提案】

「作品を生み出すことの、生み出す側の意図」inspired by【13の未来地図 フレームなき時代の羅針盤】
→角田陽一郎×佐藤太一郎トークライブ『陽太』より。

「意図の糸をつなげる意図とはどんな意図か?」inspired by【運の技術】

こちらから登録できます。ぜひお読みください!

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。

■Cm■「空に浮かんでいる凧のように」inspired by【成功の神はネガティブな狩人に降臨するーバラエティ的企画術】

おはようございます!バラエティプロデューサーの角田陽一郎です。
配信日の9月25日は牡羊座の満月です。そして前日の24日は、『中秋の名月』ですね。
いよいよ涼しくなってきました。秋がやってきています。

さて、どこから話し始めるか・・・。このメルマガは僕が書いている文章の中でも一番本音な、なので一番私信的な、なのである意味一番ネガティブな文章かもしれません(笑)。
では、なんでネガティブなのか、それはよくいろんなところで喋ってますし、拙著『成功の神はネガティブな狩人に降臨する』でも書いていますが、僕が“前向き”だからです。
前向き=ポジティブ、後ろ向き=ネガティブと思われますが、僕は前向きか後ろ向きかと問われれば、断然“前向き”です。
でもネガティブかポジティブかと言われれば、躊躇なく“ネガティブ”です。
なので僕は“前向きネガティブ”、つまりそれは前向きだからこそのネガティブなのです。
前向きということは、向かい風を前面に全面で受けます。
それこそその圧力は半端ないです。その勢いに流されるかもしれないし、押し潰されちゃうかもしれない。なので、その前面から襲ってくる風に、常に注意を払い、風を読み、その風自体を、自分の浮揚に使えるように、自分の立ち位置を調整しながら、生きて行く。そのためには、何事にもいちいち注意深く関心を持ち、それについて想いを常に巡らし続けるしか無いのです。
なので、僕はネガティブなんだと思います。
それで、いいんだとは思います。
でも、それっていつも思い悩んでるわけでもあり、やっぱりそれはそれ疲れちゃうよな、ってのも実感です。
むしろ歳食って、そんな注意深くしてなくても、日々疲れやすくなりました。自分からむしろそんなに疲れるようなことをしなくてもいいんじゃないか?もう風に流されたっていいんじゃないか?って思います。

・・・で、そんな時に想い出した言葉があるのです。それは2009年に放送された『情熱大陸』“フォークの神様”岡林信康さんが言っていた言葉。その時素晴らしいと思って書き留めていたのですが、なんか今の気分を言い当ててる気がして、そのメモを再読したら、やっぱりずっしりと来ました。

「今の現時点で思う自由というのは、『空に浮かんでる凧』やな。
糸を切ればもっと自由になるか?
糸を切れば凧は落ちるしかない。
地上に糸でつながれてるから飛べる、というね。
自由とはそういうものであろう、と。
若い頃はその糸を切ろう切ろうとしていた。
そうすればもっと飛べる、もっと自由になれる、とね。
で、ドタッと落ちたりしてね(笑)。」
岡林信康

ね、素晴らしいでしょ。
僕は岡林さんの言うところの『凧』でありたいと思ってるわけです。
自分に結んである糸を切ってしまえば、自由に飛び立てるんだと思っていても、僕たちは誰かと結ばれていなければ、そもそも飛べもしない。
その糸を邪魔だと思うこともあるけれど、その邪魔な糸が自分に結ばれているから、地上と糸で繋がっているから、僕らに向かってくる風を受けて飛ぶことができる。
そしてだからこそ、自由でいられるのです。

このメタファーをあえて解釈すれば(あえての僕流の解釈なんで、みなさんそれぞれの解釈で当然良いのですが)、
生きて行くことを続けて行くためには、多かれ少なかれ、風を受けるしか無い。
で、その風は時に冷たく、時に熱波で、時に逆風で、時に暴風雨で、僕ら自身を潰すような困難をぶつけてくるかもしれない。
でもその困難と向き合うためにも、僕らは大地と繋がって、その大地いる誰かが僕らに繋がった糸の先を握ってくれているから、その安心感で、その糸の繋がった先を自分のよりどころにして、その人と繋がっているからこそ、その困難と立ち向かって、その困難を使って僕らは自由に飛び続けられるんだと。

つまり風を感じても、その風に流されっぱなしになって、糸を断ち切ってふらふらと流されてしまえば、それはもう自分自身が成立しないのです。
そんな時、流されるのを留めてくれる人がいる。
疲れて凹んでいる時も、大地と繋ぎ止めてくれる人がいる。
“前向きネガティブ”で生きる凧には、しっかり繋ぎ止めてくれる糸が必要なのだと気づいたのです。

とすると、その凧の糸を、大地で握ってくれている人は一体だれなんだ?と言うことになります。

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