vol.76 『渦とアーカイブ』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.76 2021年7月10日New Moon
『渦とアーカイブ』

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。


■CM■「アーカイブを書く」inspired by【出世のススメ】

おはようございます!新月は始まりのタイミングです。
2021年の下半期の、まさにこれからの始まりであるような、始まりの日なのです。
もし今まで上手くいっていることがあるなら、それはどんどん続けて、仕切り直しをしたほうがいいことは、とっとと頭を切り替えてやめてみて、そして今までなかなか続けられなかったことは、この際、そんなタイミングなんだから、というか角田がそう言ってるんだから、この際やってみよう!ってな軽い「後押され感」くらいで、始めてみるのも「有り」何だと思うのです!!
てことで、今日ボクは、この原稿書き終わったら、また新しい試みをチャレンジしてみるつもりです!それが上手くいくか、行かないかは、皆目見当が付きません。でもだからこそ、やってみようと思います。始めてみようと思っているのです。
そんな先行きが見えない時に、先行きが見えないことを、始めてみるときに肝要なのは、その際の事実関係や、その時の感情の移り変わりをアーカイブしておくことだと思うのです。なぜなら、そのアーカイブがあれば、仮にその新たな試みが失敗したとしても、そのアーカイブ自体が、ボクの、貴方の、世界の、人類の、何かのまた新しい試みのきっかけになっていくからなのです。そう考えてみたら、試しに始めた試みなんて、むしろ大変だったり、困難が襲ってきてしんどかったり、もう続けられなくて失敗してしまったくらいの方が、そのアーカイブは実は“面白いコンテンツ”になったりします。
ボクが、何冊も本を買いたり、失敗してもまた新しいことを始められるのは、そんな失敗続きの面白いアーカイブが、たくさんあるからかもしれないのです!

私、角田陽一郎は現在14冊の本を出版していますが、その度に都度都度思うのは、どんなジャンルの文章を書くでも、結果ある一定の量の文章を書くことは、思考を積み重ねること。
 そしてそれは、多かれ少なかれ自分が自分で経験したヒトモノコトへのその瞬間の想いを積み重ねることなんだということです。
 そして、さらに大事なことは、そんな自分の思いは、その瞬間瞬間でいつも変化していってしまうこと。つまり、その出来事が起こった時に想った想いは、それが起こる前とは当然変わっているし、さらに数日経って、数年経って、数十年経つと、その記憶も変化するし、その変化してしまうという事実自体も、どんどん忘れてしまうということなんです。

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