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路地裏の素敵な古本屋さん <タイ バンコク>

初めまして、あずさと申します。
2018年12月から約1年間の世界一周旅行に出かけている、愛知県出身の24歳です。
今回、タイのバンコクに滞在していた時に発見した素敵な古本屋さんについての記事を書かせてもらいました。タイに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです(個人ブログも読んでいただけるとさらに嬉しいです!)。

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タイ バンコクには「チャイナタウン」と呼ばれる、古くから中国系の移民が住んでいるエリアがあります。
実は、タイは華人(移住先の国籍を取得した中国系移民)の数が多く、2006年まで首相を務めていたタクシンさんも、華人の流れを汲んでいるんだそうです。
そのチャイナタウンの中でも一番大きな通りである「ヤワラート通り」には、中華系のホテルや中華料理を出す屋台・レストランなどが軒を連ね、多くの観光客で賑わっています。
バンコクに訪れたことのある人なら、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

その熱気あふれる「ヤワラート通り」から外れ、薄暗くて細い路地を歩いていた時に発見したのがこの古本屋さん。お店の外にまで積み上げられている多種多様な本が特徴的な古本屋さんです。
お店の名前は「หนังสือเก่าเยาวราช」。Google翻訳によれば「オールドチャイナタウン」。

タイの歌謡曲(と思われる音楽)が大音量で流れる店内には、たくさんの本が無尽蔵に積み上げられ、中にはかなり埃をかぶっているものも。
ほとんどの本がタイ語の本ですが、中国語の本も多く、少数ですが日本語で書かれたものも置いてありました。
店主のチャイさんは、中国系の方。
中国語の本が多いことに驚いた私は、中国語を話せるのか、とチャイさんに尋ねました。すると、「アイムチャイニーズ」との返答が。忘れていたけれど、タイのバンコクであると同時に、ここはチャイナタウン。

チャイさんは、暑いからか上半身裸(取材した時、気温は30度を超えていました)。ちょっと突き出たお腹をポンポンと叩きながら、お店を案内してくれました。

様々なジャンルの本が、バラバラに積み上げられている店内。
2Fに続く階段の踊り場には漫画がたくさん。中には、タイ語に訳されている日本の漫画もたくさんありました。

そして私がどうしても気になってしまったのが、日本語の本。ずいぶん昔のゲームの攻略本やクロスステッチの本など、「どうやってゲットしたの?」と思うものばかり。

このゲーム、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか(筆者は知りませんでした・・・)。「ヘラクレスの栄光」という、ファミコンやスーパーファミコン時代に流行ったゲーム。その攻略本(下巻)がなぜか置いてありました。一体どうやって手に入れたのか、とても気になります。

1つ別のお店を挟んでお隣に2店舗目も経営しているチャイさん。2店舗目にも、様々なジャンルの本が山積みにされています。

チャイさんは、「本屋の経営は簡単じゃないよ」と笑いながら話しています。
これまで別の仕事をしてきましたが、4年前にこの古本屋をオープンしたんだそう。

私が本を見ていると、近所の方でしょうか、階段に座って漫画を読んでいる方が。
地元にも愛されている古本屋さんであるようです。

観光客だらけの「ヤワラート通り」歩きに疲れたら、少し路地に入って探検してみてはいかがでしょう。
小さな商店や屋台、そしてこの古本屋さんのように、地元の人の普段の暮らしを目の当たりにすることができますよ。

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今回紹介した本屋さんの場所は、こちら!

【この記事を書いた人について】
名前:あずさ
社会人2年目で会社を辞め、2018年末から世界一周旅行へ出ている愛知県出身の24歳。ブログ(下記リンク)をやっているので、見ていただけるととっても嬉しいです!世界中のいろんな素敵な場所のことを、皆さんに知ってもらえたら幸せです〜

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