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慢性的な左背部痛改善に対するセッションの考え方

みなさんこんにちは!
理学療法士の荻尾です!

今回は、慢性的に左の背中が痛くなるという方がスタジオに来られたので
改善に至るまでの私の臨床思考をまとめてお伝えしようと思います。

自分が見ている患者様やお客様に
片方だけの慢性的な背部痛がある方は、
是非この考え方を参考にして頂ければと思います!

それでは見ていきましょう!

静的アライメントから考察する

まずはどの疾患や症状の方も姿勢であったり、各関節のポジションは視診や触診でチェックしていきます。

今回の方もまずは、姿勢からチェックに入っていったのですが、

姿勢評価として気になったところは、

・左肩甲骨下制
・左鎖骨下制
・右肩甲骨挙上
・右骨盤挙上

といった感じでした。


よくあるパターンですが、左側に身体全体が傾斜しているケースです。

ここで、身体全体が左側に傾いているために左背部に圧縮ストレスが生じて痛みが誘発されている可能性がある

こういった仮説は成り立つのかなと考察。

疼痛の問診においても、何かした時に痛いわけではなく、常に左背部には痛みがあるということから、常に左背部には圧縮ストレスが生じているのだろうと考察していきました。

では、この左背部の圧縮ストレスを改善すれば疼痛は軽減される可能性が高いわけですが、

圧縮ストレスを改善しよう!

だけでは、非常に浅はかな考えであり、症状は軽減しませんでした。

このようなケースで大事な考え方として、

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