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10/19 「学問」という高尚な営み。

久々に「はぁ?」という綺麗なツッコミが出た。

心の中でだけど。

今日、仕事の関係で、教育を専門にしていらっしゃる大学の先生のお話を聞いた。

伺ったのは、2001〜2002年頃に、ネパールに住んでいた頃の話。

当時のネパールと言えば、「マオイスト」と呼ばれる、共産党の一派、毛沢東主義派が勢力を拡大し、テロなどを行なっていた頃。

そんな危険な場所に、まぁまぁの長期間、女性1人で住むというのは、いくら研究の為とは言え、変人としか言いようがない。

その先生は、大阪の出身で、今は福岡に住んでいるらしい。

彼女に、福岡に対する印象を尋ねると、
「福岡とネパールは似ている。人とか空気感とか、お酒を飲んで楽しむ様子とか、山笠のようなお祭りとか。」

はぁ?

福岡とネパールが?

似てる?

似てるかぁー?

でも駄目だね、行った事もないのに決めつけては。

それにしても、大学や、大学の先生というのは、実に面白い。

「学問」とは、純粋な知的好奇心を基底として修めるものなのだと感じる。

最近は、大学と民間企業の連携も多い。
恐らく、少子高齢化の最中にあって、一部の大学以外はどこも、学生を集めるのに苦労しているからだろう。

それでも学問は本来、「社会に出て役に立つ」とか「こういうスキルを身につけていれば、就職に有利」とか、そんな下心とは別であるべきなのだ。

寧ろ、世の中に媚びへつらう気持ちを捨て、純粋な疑問に従って進む事こそ、学問だ。
学問は、勉強とは違う。

兎に角今日は、世の中には面白い人が沢山いて、まだ見ぬ面白い世界が沢山あると、実感出来て楽しかった。

そんな事、頭ではいつも分かっているけれど、それを肌に感じる瞬間があるのは良いね。

私の人生も、まだまだ楽しい事が起きるかもしれない。

そんな淡い期待が、明日へのモチベーションになりそうだ。

近いうちに、ネパールカレー、食べようか。

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