協調性が無いとは言わないで欲しい(笑)

在宅勤務が増えた昨今ですが、最近仕事が緩やかなので、少し前に、元上司だった人と、オンラインで近況報告を兼ねたミーティングを行いました。

今の部署での自分のこれからに頭を悩ませる私に上司が放った一言。
「社風に合わない。」

いや、とても信頼している方なんです。私を思って、正直な意見を下さって、本当に感謝しています。
それにしても、社風に合わない会社に3年以上在職出来る私は、ある意味仕事が出来ると、捉えて良いのでしょうか。笑

大学の研究職とか、そういう仕事が向いているんじゃないかと言う上司に対し、
「でもやっぱり人との繋がりが持てる仕事がしたい。」と話すと、さらに言われたのが、この一言。

「でも、人との繋がりが大事って言う割には、飲み会とかも全然来ないよね?笑笑」

確かに。その通り。私は、最低限の協調性を疑われるか疑われないかの狭間ぐらいのレベルでしか、「会社の」飲み会には参加しない。

じゃあ私は矛盾しているのか?

いや、そんな事はない。

人と関わる事は好きだし、人との出会いによって、初めて挑戦した事も沢山ある。

寧ろ、1人で何日も家に籠っている方が苦手。

「人との繋がりを大事に」と思った気持ちに嘘はないはずなのに。


先週、行きつけの飲食店のママと話していて、
「最近子供にさ、幾つなの?って聞くと、親が答えるでしょ?あれは、駄目なの。私は子供に聞いてるんだから。何分かかってもいいから、待ってたらいいの。そしたら、ポツポツと話し始めるから。」とママが話してくれた。

それに対して心の中で、「私も人の社会的立場とか年齢とか気にしない方だけれど、ここまでは意識出来てなかった。流石ママだな。」と思った瞬間に、

あぁ、そういう事かと。

私が大事にしたいのは、「上司と部下の関係」や「先輩と後輩の関係」のような、「縦の関係」ではなく、「あなたと私の関係」、つまり「横の関係」なのだ。

横の関係は偶に、楽な、仲良しこよしの関係だと見られる事があるけれど、そうじゃない。
「あなたと私の関係」とは、お互いに平等な立場に立って、お互いを尊重し合うよう努力する関係なのだ。

縦の関係は大変で、横の関係が楽という事は絶対にない。

縦には縦なりの、横には横なりの大変さがある。

そしてこれからは、「横の関係」が重要になってくる時代になると思っている。


御年84歳のママは、私の事を「友達」だと言ってくれた。
嬉しい。私にとってもママは友達だ。

私にはまだまだ仲間がいる。
68歳の料理の天才も、39歳のベリーダンスの師匠も、私に「社風に合わない」と言い放つ40代の上司も、新進気鋭の高校生カメラマンも、最近話が盛り上がった31歳のお医者さんも、みんな、私の「友達」であり「仲間」だ。

それじゃあ家族は、私にとってどんな存在だろう…
親戚は??彼氏は??


人間関係について考え過ぎるのは自分を疲弊させるだけだと、考え過ぎの私は経験上よく知っているので、今日の語り部はこれまで。

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