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【2023鎌倉SCF】10月の取組を紹介!

こんにちは。教育総務課の高橋です。

10月の鎌倉スクールコラボファンドの取組を紹介します!

1.地域の資源を活かして環境を学ぼう(第一小学校 4年生)

第一小学校では、環境をテーマに1学期から学びを進めています。
そこで10月に、海洋ごみ問題/磯焼け問題といった海の問題について学び、さらにテクノロジーを活用して解決する方法を知るため、海×TECHプロジェクト実行委員会の皆さんとのコラボ授業を実施しました。
フィールドワークでは、保護者の方の見守りのご協力もいただきながら、ゴミを拾うだけで「どこ」に「どんな」ごみが落ちていたか記録ができる「IoTトング」を使ったごみ拾いを海岸や若宮大路で実施しました。
講義では、海の現状、磯焼け問題とブルーカーボンの役割について学び、水中ドローンとAIを用いた最先端の取組について、紹介いただきました。
興味を持った子どもたちは休み時間にさらに詳しい説明をしてもらっていました。

2.タグラグビーを通じた仲間づくりにトライ(腰越小学校 3年生)

9月に引き続き、10月もタグラグビーの授業を実施。
今日はそれぞれのチームに分かれて1対1のトライゲームを実施しました。
ボールの持ち方や攻撃の動きにとてもたくさんのプレーに工夫が見られました。
日々の授業での話し合いをしている姿が想像できます!
続いて、2対2のトライゲーム。
講師の元ラグビー日本代表の石川さんからは、パスは出さずにどんどん前に進むよう指示があり、子どもたちはそれを意識したゲームを展開していました。

3.漁業の学習を運動会のソーラン節に活かそう(西鎌倉小学校 5年生)

西鎌倉小学校の5年生は、社会科の単元の1つである漁業について学ぶとともに、学んだことや感じたことを運動会で披露するソーラン節の表現にどのように落とし込んでいくかのヒントを得るため、10月初旬に市内にある腰越漁港を見学しました。
池田組合長から施設概要や水揚げされる魚の種類や経年変化、養殖などの説明があり、子どもたちは事前学習で学んだ際の疑問点などを積極的に質問をしていました。
船揚げ場を見学している様子。タブレットで写真や動画撮影する子どもたちの姿も。
子どもたちから組合長へお礼の挨拶
10月下旬には、プロダンサーで振付家のおどるなつこさんを迎えて、ソーラン節をもっと素敵に踊るためのポイント(体の動かし方や止め方、力の抜き方など)や子どもたちが創作した振付にアドバイスをいただきました!
ちょっと意識するだけで緩急が生まれたり、ダイナミックな表現になることが分かり、より素敵な振付になりました。
また、なつこさんからは「振付を考えるときに大事なことは、その動きを詳しく想像すること!」と教えていただきました。
例えば、ソーラン節ではお馴染みの網を引く振付一つ取っても、誰がいつどんな場面でどんな魚をどんな気持ちで引いているのかを考えると、表現が変わってくるよと。
短い時間でしたが子どもたちは集中して真剣に取り組んでいました。
いよいよ10月末の運動会本番!
当日は通常の振付と自分たちの創作した振付の2パターンを披露。
創作バージョンでは、腰越漁港で見学したしらす干し作業の様子を振付に取り入れたりと、子どもたちの発想力、漁業に対する想いに胸が熱くなりました!

4.運動会のソーラン節の表現を極めよう(深沢小学校 5年生)

深沢小学校の5年生は、ソーラン節の歴史や踊りの意味を知り、運動会での表現を極めるため、ソーラン節プロダンサー&研究家であるモリモリ博士による授業を実施しました。
初回はオンラインによる授業でした。
2回目は、実際に学校に来ていただいて実演!
子どもたちは目の前で踊る本気のソーラン節に圧倒され「最後までしっかり手を伸ばしてキレイだった!」「表情がすごかった!」といった感想も出ました。
モリモリ博士からは「踊りの上手い下手は関係なく、体を大きく見えるように手先を伸ばしたりすればカッコよく見える!」とアドバイスをもらいました。
プロの本気のソーラン節を見た子どもたちは、自分たちでもできることを意識しながらソーラン節を踊るように変わり、とても素敵な表現になりそうな気がします!
3回目、最後の授業。
運動会直前の全体表現の様子を事前に動画を撮り、モリモリ博士に送付し、最後のアドバイスをもらいました!
「表現は入場する前から始まっているから退場するまで私語はやめて集中しよう!」など多くのポイントをわかりやすく教えてもらいました。
いざ本番へ!!!
運動会本番!
モリモリ博士から教えてもらったことを最大限に活かしながら自分たちができる最高の表現ができたのではないかと思います!
みんなそれぞれがカッコよかったです!

5.福祉について考えよう(今泉小学校 4年生)

今泉小学校では、視覚障害者で盲導犬ユーザーの板嶌さんにお越しいただき、目が見えない人の日常生活や仕事、スポーツ活動に関するお話や、盲導犬との生活について学びました。
途中、テクノロジーの活用事例の紹介やスキーやサーフィンをしている様子を動画で見せてくださいました。
子どもでもできる聴覚障害者の方への道案内のサポートを複数の児童が体験しました。
「少し緊張した!」「歩く速さは普通どおりで良いと分かった!」といった感想がでました。
最後に板嶌さんから「盲導犬が注目されがちだけれども、みんなには盲導犬の隣の「人」に着目してもらいたい。みんなのちょっとしたお手伝いがあれば、障害を持つ人がもっと生活しやすくなる。もし、街中で困っている白杖の人や盲導犬と一緒の人がいたら声をかけてあげてほしい。」という言葉がありました。

6.シティズンシップ教育~未来スタジアムの開催~(深沢中学校 2年生)

2年生は「キャリアとwell-being」をテーマに掲げ、世の中を学び、自らの生き方・あり方を考える探究学習に取り組んでいます。
10月は「未来スタジアム」と称して、様々な分野・職業で活躍されている18名のゲストを招き、9月のインタビュー練習を活かして自分たちが考えた質問をぶつけ、ゲストも生徒と本音・本気で向き合って答えていました。
(写真は埼玉県マスターズ甲子園理事の森井さん)
元プロテニスプレイヤーの宇野さん(なんと深沢中出身!)とプロテニスリーグ機構の石井さん
メーカーズシャツ鎌倉の宮﨑さんと吉村さん
インタビュー終了後、今回ご協力いただいたゲスト全員で振り返りをしている様子。
生徒たちは今後、インタビューを参考にゲストのwell-beingに関する動画を作成し、そこからさらに自分のwell-beingに迫っていきます。

7.オールイングリッシュ交流(御成中学校 3年生)

GLI(株式会社グローバルランゲージインスティテュート)さんにサポートいただき、英語を母国語としない海外の学生と(今回はネパールの中学生)オンラインで繋ぎ、お互いの文化などを紹介しながら交流を進めました。
後半は緊張もほぐれてきて、交流は盛り上がりました!

10月は7校が鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組を実施しました!
行事と絡めて、この時期に集中して取り組む学校も何校かあり、密度の濃い授業が沢山展開できた月でした。

また、見学中、子どもたちの目の輝きが明らかに変わったなと感じる瞬間に何度も遭遇しました。

今後も、鎌倉スクールコラボファンドの目指す「より魅力的で豊かな学び」「ワクワクする教育」を着実に実現していきますので、引き続き鎌倉の教育活動への応援をよろしくお願いいたします!

(教育総務課 教育企画担当 高橋)