ドイツ生まれ、ドイツ育ち。日本人少年サッカー奮闘記

ドイツ在住10年とちょっと。15、13、7の3男子の父。自分はラグビーを齧った程度なの…

ドイツ生まれ、ドイツ育ち。日本人少年サッカー奮闘記

ドイツ在住10年とちょっと。15、13、7の3男子の父。自分はラグビーを齧った程度なのにも関わらず子供につられてサッカーにのめり込み、子供の試合のビデオを撮り、家に帰ってそれをじっくり見るのが趣味。日々新しい経験をさせてもらってます。

最近の記事

ドイツへ戻ってきました

三ヶ月のブランク 随分ご無沙汰していました。 妻の療養目的で帰国していたこの時期。実は私にも病気が見つかり、手術、入院を経るというまさかの夫婦揃って同時期に闘病という一大事になっていました。 幸い私は早期に退院し、ドイツへの帰国も許可してもらいましたので約三ヶ月の療養期間を経てドイツに帰ってきました。学業の都合もあり、長男と次男は私と一緒に連れて帰ることにしました。 次男は当初日本での練習環境を見つけるのに苦労しましたが、後半に関西圏でとてもオープンに受け入れてく

    • 怪我からのトラブル、急な帰国

      とうとうやってしまいました。 怪我で戦線離脱ってやつを。 11月の初めに、今季の東バイエルン選抜の一発目の合同練習会がありました。 80名ほど地区トレセンから呼ばれて1日かけて試合形式をやり続けるのですが、ついていないことにその日は大雨。U14選抜の前にU13の選抜会を同じ場所でやっていたのですが、その時間帯までは雨とはいえまだパラパラでした。 ところがU14が始まる頃には雨足はどんどん強くなり、気がつくとシャワーです。しかも外気温1とか0℃。子供達はビッショビショに

      • 日本人少年がU14バイエルン州代表としてベルリン州代表と試合をした日。

        1、 練習試合から選抜対抗戦へ そろそろミュンヘンの体育学校へのドライブも慣れてきました。 幸運か実力で勝ち取ったのか。ブンデス下部組織Rとの練習試合を終わった我々のもとにバイエルンサッカー協会からメールが届きました。 次男は18人のバイエルン州代表メンバーの一員に入りました。 おめでとう。 メールには月末にもう一度ミュンヘンで合宿を行うこと、また、今回の合宿はベルリン州代表メンバーと合同で行われることが記してありました。 そして予定には『試合』としかありません

        • 日本人少年がバイエルン州U14代表としてピッチに足を踏み入れた日。

          夏のキャンプを経て 束の間の日本での休息を楽しんだと思ったらドイツに到着したその日にチーム練習に参加する次男。 『さすがに体が重かった』 と足を引きずって帰ってきました。 さすが13歳男子、サッカーバカっぷりに勢いがあります。 前置きはさておき、7月に行われたバイエルン州代表選抜キャンプを無事終えた次男でしたが、なんとか8月末の2回目のキャンプにも召集されました。 今回召集されたのは前回と同様34名ですが、休暇や怪我など前回のメンバーには入らなかった選手を試す

          ドイツ少年サッカー、バイエルン州U14代表への第一歩。

          地区代表対抗戦、その後 夏季休暇を利用して今年も日本に帰ることにしていました。 そのメールが届くまでは。。。 休暇に向けて準備を着々と進める7月初頭、バイエルン州サッカー協会からメールが届きました。その中身は次男個人に向けての内容であり、8月初頭のU14州代表候補34名で行われるキャンプに招聘されました、という内容でした。 東西南北対抗戦以来、待ちに待っていた知らせがこのタイミングで来るという持っていなさ。なぜなら私たちは家族で日本に帰国をする日程をすでに決めてし

          ドイツ少年サッカー、バイエルン州U14代表への第一歩。

          日本人少年が東バイエルン州U13代表メンバーとして初めて公式に試合をした日。

          1.三日間の大会 今回の会場はミュンヘン郊外です。 うちから車で二時間半ほどかかるということで、余裕を持って三時間前には出たのですがミュンヘン手前で大渋滞…。結局三時間以上かかってようやく目的地のスポーツシューレ(学校)に到着しました。 今回宿泊、トレーニング、練習と全てが行われるスポーツシューレは普段は学校として使われているそうです。中には宿泊施設はもちろん、グラウンド、体育館、プールなどスポーツ選手にとって最高の環境が整っていました。しかもどれもとても綺麗に整備

          日本人少年が東バイエルン州U13代表メンバーとして初めて公式に試合をした日。

          全バイエルン州年代別代表に向けての新しいステップ。

          1、全バイエルン州代表 ドイツの夏も暑いです。特に子供のサッカーの付き添いでピッチ脇に座っていると強烈な紫外線で皮膚が焼けているような錯覚を覚えます今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 最近知ったのですがドイツではアンダー14から今までの州を東、西、南、北に分けた年代別代表に加え、バイエルン州全体の代表活動も始まるというのです。もちろん、ブンデス下部組織、いわゆるユースチームは別で活動を続けており、それ以外の子供達をふるいにかけた選抜チームであり、その二つを混ぜた

          全バイエルン州年代別代表に向けての新しいステップ。

          ドイツ少年サッカー、再び始まるバイエルン州東地区代表選抜。果たして今年も生き残れるか。

          散々な結果で始まったセレクション 今シーズンも、ドイツサッカー協会による各年代の選抜活動が始まりました。選抜は毎年トレセンに子供たちの中から選ばれ、シーズンを通してトレーニング、キャンプ、試合など様々なイベントが企画されます。去年選ばれたからといって今年も居場所が保障されるものではありません。控えめに言っても昨年の内容は満足いくものではありませんでしたし、練習には呼ばれるものの肝心な対抗戦では選抜対象に入らないことが幾度もありました。今年はその反省も踏まえ、対抗戦に選

          ドイツ少年サッカー、再び始まるバイエルン州東地区代表選抜。果たして今年も生き残れるか。

          U13からU14へ。ドイツ少年サッカー、来シーズンに向けての練習参加のお誘いが始まる。

          次シーズンへに向けてスカウトが動き回る…らしい 日本ではどうなのかわからないのですが、ここドイツでは少年サッカーはU14,つまり13歳からそれまでの9人制から11人制に変わり、フィールドの広さもフルコートになります。次男の学年も来年に向けて、リーグ戦を戦いながら時々11人制の練習試合も行うようになりました。 プロ下部組織(いわゆるユース)は通常U13までは一学年上のリーグに属していますが、U14からはユースだけのリーグに変わります。現在次男の所属しているチームはその最上段

          U13からU14へ。ドイツ少年サッカー、来シーズンに向けての練習参加のお誘いが始まる。

          日本高校選抜が出場するのでU19国際大会を見にDüsseldorfまで応援に行ってきました。

          約3年ぶりの日本チーム招聘 U19 Champion Trophyというのが大会の名前です。 まだ長男次男が小さかかった頃に知ったこの大会は、例年高校選手権が終わった4月のタイミングで高体連の選手の中から選抜されたチームをDusseldorfまで招待して行われます。同様に招待された欧州各地の名門ユースチームとグループリーグ形式で3日をかけて行われ、見る側のメリットとしてはなんと言っても選手との距離が近いことと試合時間が25分ハーフと短いことです。サクサク試合が進むし、何よ

          日本高校選抜が出場するのでU19国際大会を見にDüsseldorfまで応援に行ってきました。

          U13バイエルン州東地区代表としてプラハ遠征に参加した日

          新シーズンに向けて 行きは車で五時間かかりました。 お隣チェコはプラハにて、今季のU13バイエルン州東地区(便宜上東バイエルンとします)代表選抜活動が開始されました。新学年となり地区代表のコーチも変わります。それに伴い、チームの親睦を深めつつチェコのリーグと練習試合をして帰ってくるという二泊三日のキャンプが開催されると発表されました。 当初は、去年東バイエルン選抜に呼ばれていた四十数名に宛ててメールが発送されたと思っていました。が、普段のチーム練習でパパ友と話をしている

          U13バイエルン州東地区代表としてプラハ遠征に参加した日

          久しぶりの日本、初めての日本での少年サッカー体験。12歳が肌で感じた大きな違い

          コロナが世界的に蔓延してから早行く年、私たち家族も2019年に一時帰国の予定がキャンセルになって以来ずっとチャンスを伺っていましたが、ヨーロッパ含め海外から日本への一時帰国者への門戸はしばらく閉ざされたままでした。 2022年になって、ようやくワクチン証明・PCRテスト陰性証明を持って入国ができることになりましたのでおよそ3年半ぶりに日本で夏を過ごすことができました。 帰国するにあたり、結構長く滞在できることになりましたので知り合いの元サッカー選手に日本で練習参加ができる

          久しぶりの日本、初めての日本での少年サッカー体験。12歳が肌で感じた大きな違い

          東バイエルン州U12選抜としてバイエルンミュンヘンと同じ大会に出た日

          次男の21−22シーズンも、大きな怪我もなくおかげさまで無事終了することができました。一学年上の、かつリーグのレベル的にも過去最高のレベルで挑んだリーグでの戦いについてはまた改めて書くことにします。 今回はそんなリーグの最中に召集されて行われた東バイエルン州 U12選抜での話を少しさせてください。 これまでにも書いていますが、次男は地区トレセンの中から東バイエルン地方全体で選ばれた40名ほどのリストにストックされています。ストックされている選手は毎週火曜日に行われる練習会

          東バイエルン州U12選抜としてバイエルンミュンヘンと同じ大会に出た日

          新リーグ開幕、引き続きU12東バイエルン地区選抜トレーニング+練習試合

          こちらドイツでも子供達の21−22シーズンが始まりました。 次男は新しいリーグへの挑戦。チームは新しいメンバーを加えパワーアップしていますが、どうやら彼ら彼女らが所属していたチームが異議を申し立てると移籍した選手は数ヶ月の間公式戦出場不可になる決まりがあるらしく(12歳の子供のサッカーの話をしております)、次男チームに移籍してきた内の1人は4月の末まで公式戦に出ることができなくなりました。主力として期待されている移籍組の1人であり、なかなか辛いところです。更に、次男のチーム

          新リーグ開幕、引き続きU12東バイエルン地区選抜トレーニング+練習試合

          U12東バイエルン代表ユニに袖を通した日

          次男のチームは今年からBezirksOberLigaという一つ上のランクのリーグに参戦します。 すると不思議なことに、この時期練習に行くと見慣れぬ顔の子供達がひとりふたりと練習に参加している姿が見られます。どうやら上のリーグでプレーできるとなると、近隣のクラブから移籍してくる選手が増えるのが通常らしいのです。あれよあれよという間に、次男のチームにも同じトレセンでプレーしている子や、他所のトレセンに選ばれている子など、頼もしい新戦力が加わってくれました。他にも、次男と同じ11

          U12東バイエルン代表ユニに袖を通した日

          地区トレセンの続き、そして二度目のインドアシーズン中止

          次男の東バイエルン地区のトレセンについて、私の誤解があったようなので訂正します。 東バイエルン地区の中から選出された各年齢ごとのプレイヤーを対象としたセレクションを兼ねた合同トレーニングですが、先日次男はそこの11歳対象に呼ばれて行ってきました。そこにいたのは約70人。 その会場で、その70名の中からメンバーを選んで東バイエルンチームとしてトーナメントに出場する企画が発表されていました。5人対5人の試合で地区の強豪チームを招待して、そこに選出されるのはベンチメンバー12人

          地区トレセンの続き、そして二度目のインドアシーズン中止