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私のジェンダー意識

先日LGBTQの話を書いたばかりである。

全般的に、ダラダラと思うままを書いているからか、ビュー数は少ない私。でも、LGBTQに関しては過去最高のビューの上がり具合だった。

私の知人が、LGBTQだったとしても付き合い方は全然変わらない。

大まかに言うと、そのことを言いたかった。

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あれからそのことについてちょっと考えてみた。

すると、そんなことを言っている自分が、意外と昭和脳の古い考えを持ち合わせていることに気づいた。

私が特に気になるのは、言葉使いである。

〇「食う」「食らう」
〇「メシ」(イタメシとかはセーフ)
〇(食べ物が)「うまい」
〇「すげー」
〇「やる」(何かを「doやる」ではなく、して「やる」系)

ざっと、これくらいか。多分ほかにもあると思う。

これらを文字で見るのはOKな気がするが、実際音声で発せられると、結構気になる。それが女性の場合特に。

ジェンダーの観点から言うと、女性もどの言葉を使っていいはずである。
でも男性なら、ちょっと下品な人?という印象はあるものの、かろうじてセーフな感じである。
ちなみにうちの家族の男性陣は、上記の言葉は使わない。

言葉以外でもそう。
女性が脚を思いっきり開いて座っていると、やはり気になる。
特にスカートだと気になる。スカートの長さは関係ない。
娘がいたら絶対その辺はきつく言うと思う。
でも息子には言わない。

電車の中で、熟睡している若い女性がいた。
上を向いて、頭頂部は窓につき、大きな口を開けて、私の前に座っていた。
もちろん脚も広がっているし、膝の荷物もずり落ちている。
わぉ、一体彼女に何があったのか?

「みんな心の中で笑ってますよー」
と心の中で叫ぶ。
現に、周囲の人も、二度見していたり、目が合った人同士ちょっと笑ったりしていた。

「見世物になってるよー、おーい」
「おーい、ごみ箱と間違えて、ポケットに入ってる飴ちゃんの包み紙、口に放り込みそうになるから~口閉じてー」
と色々言ってみる(心の中で)。

でも、私の心の底にある言葉は、

「あぁー、女性がそんな風な姿はみっともないよー」

でもこんなことは言うべきでないのだ。

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以前、派遣で大手企業の情報システム部で働いていた。
時々、部署に来客がある。
誰がお茶をお出しするか・・・皆お互いを様子見する。

そこにいたのは、新人の男性社員と、バリバリの女性社員と私。
部長は女性社員に頼む。
「・・・はい」
なんで私?というしょっぱい顔をしながら、彼女はお茶を淹れる。

私には彼女の気持ちがよくわかる。
どちらも総合職だし、圧倒的に彼女の方が忙しいのだ。
男性社員だって、頼まれたら嫌だと言うわけでもない。

その会社の古い空気を変えるなんて、派遣の私にはできなかった。

なので、というわけでもないが、ぜーんぶお茶は私が淹れることにした。
「ハイハイ!私行きますー」と手をあげて。

派遣は契約した仕事だけをこなすのだから、本来お茶出しは一切しなくて良いのだ。
でも私にはちょうど良かった。当時、全社員のパソコンと携帯電話の管理とメンテナンスの受付以外に、社内アプリも作っていた。
プログラムがうまく動作しなくて、一日中ずっと考えていても何も進まないことがあった。
なので、息抜きにちょうど良かった。
正々堂々と、トイレ以外で席を立てる。

びっくりするくらい安い茶葉だが、ちゃんと急須も湯飲みも温めて、1分計って様子見て、とにかく最高においしく淹れるぜ!(あ、下品?)
結構おもてなし好きなのである。

湯を沸かしている間、へんてこストレッチもする。
通りすがりの人にウケる。
片付けるときも、口の周りが茶色い急須の漂白してみたり、シンクを軽く磨いてみたりする。会社の給湯室のシンクってなんかカピカピなのだ。

でも、
「ねこにゃんさんがいつもお茶出しするから、
お茶出しは女性の仕事
派遣にもお茶出しをやってもらって良い
(隣の部署の派遣社員は決してお茶を淹れない)
と思われてしまう」
という意見も漏れ聞いた。

そーか、色んな考え方があるのね。いけなかったかしら?

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コロナ禍で、なかなか会えない知人たちとスカイプでしゃべっていた。

長くしゃべっていると、夫がエプロンをして紅茶を淹れて持ってくる。
もちろん頼んでいない。
ソーサーを持つ手が震えて、カタカタカタカタ言う。
こ、こわいこわい・・・
しゃべりながら気になって仕方ない。

どんだけなみなみと入れてるんだーってほど、大量に注がれていて、結局テーブルに置いた瞬間にこぼれる。
結局こぼすのだから、あのカタカタと、それを固唾をのんで見守った私の時間は無駄である。

私が必死で拭いていると、夫は目いっぱいのスマイルで画面に入り込み、ウケを狙う。

「ねこにゃんさんとこって、ねこにゃんさんが男みたいで、ご主人が女っぽいね」

ジェンダーが叫ばれる中、その発言どうなのと思いつつ、もう面倒なので反論しない私であった。

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私の記事って、長いからうけないのかもと思う今日この頃。でもなんか短くできません。お時間ありがとうございました。








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