あなたは自分のことをプリティだとフィールしていますか???

 「アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング」という映画があります。私はこの映画を観て非常に大きな衝撃を受けました!この映画は私達がこのストレスフルな社会を生き抜くのに役に立つ重要なヒントを提供してくれていると思います!
 自分の容姿に自信のない主人公がある日やせるために通っていたジムで頭を打って気絶してしまいます。目を覚ますと、自分がものすごく美人に変身したと錯覚していました(実際には体型や容姿は全く変わっていません。自分のことをプリティだとフィール(feel)しているだけです。)。そして自分に自信を持って行動することができるようになり、人生が好転していく、というのが前半部分のストーリーです。
 例えば、クリーニング店で順番待ちをしているときに後から来た男性に順番(番号)を聞かれると、電話番号を聞かれているとフィールし、「この人、私が美人だからナンパしてきたんだわ!」と喜んだりします。また、それまで無理だと思って応募すらしていなかった憧れの有名ブランドの本社受付スタッフの職に自分を採用するよう社長に直談判したりします。それはもう、観ているこっちはハラハラです。

 この映画を観ている最中、ふと「この映画は面白いしこの主人公みたいに超ポジティブに物事を捉えられたら人生楽しそうってことはわかっているけど、これは映画の中のお話だね!実際の社会ではこううまくは行きっこないよ!」と一生懸命自分に語りかけている自分に気づきました。

 でも、本当にそうでしょうか???
 映画を観終わってから少し考えてみると、確かに、自分の周りにいるイキイキしていてパワフルな人たちは、みんなと同じ事象を目の前にしても、他の人とは比較にならないスケールで、これでもかというくらいに肯定的な(最大限自分にとって利益になるような形の、自分本意な)解釈を導き、それを信じて疑わず、自分のパワーにしてしまっていることに気づきました。
 例えば、東京ドームのステージ上で踊る三代目ジェイソールブラザーズのがんちゃんが何万人もの観衆の中で私のことを一番かわいいと判断し、私だけに特別にウインクをしてくれたと信じて止まない2階席の一番後列で双眼鏡を握りしめながらがんちゃんだけを凝視している女子高生。彼女はまさに自分のことをプリティとフィールし、人生を最高に楽しみながら嬉しさのあまり気絶しかけています。

 この期に及んでまだ「この女子高生は非常に特殊な例外的な場面を想定した実社会生活では起こりえない具体例であって、平凡な自分にはストレスフルな日々の生活の中で自分のことをプリティーとフィールすることなんてできっこないよ!」なんて思っているそこのあなた!
 逆を考えてみてください!
 たまたまあなたは渋谷のスクランブル交差点の向こう側にこっちを向いて信号待ちをしている友人を見付けました。手を振って「おーい!」と叫んだのに友人はまったくこっちを見ようともしません。そして、手を振り返すどころか急にあなたとは反対方向に歩きだしてスタバに入っていってしまいました。このとき、あなたはどう感じますか?「何か気に触ることしたかな?」とか「嫌われているのかな?」と不安になったりすることはありませんか?
 でもこれっておかしくないですか???その友人にはあなたの声が本当に聞こえていたんですか?あなたの存在に本当に気づいていたんですか?これは確認しないとわからないことです。あなたは、先の例の女子高生とは正反対に、自分のことをアグリ(醜い(ugly)↔プリティ)とフィールし、人生を自分にとっての試練と捉え、悲しみのあまり気絶しかけている悲劇のヒロインを一生懸命演じている、と見ることはできませんか?

 ポイントは、あなたは、どんな風にも(ポジティブにもネガティブにも)自分のことをフィールすることができるということです!単にポジティブにフィールすることに慣れていないために、ポジティブにフィールすることなんてできっこないと思い込んでしまっているだけなのではないでしょうか。

 私は自分のことをプリティーとフィールする瞬間を少しずつでも増やしていきたいと思っています。もちろんまだまだアグリとフィールしてしまうこともたくさんあるのですが。

 あなたは自分のことをプリティーだとフィールしていますか???

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