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年寄りは頑固だと言う若者は頑固だ~少子高齢化なりにしなやかな社会へ


この街は雀と年寄りがよく似合う

🐢高齢者は頑固か?

(結論は簡単です。頑固な年寄りは、若いときから頑迷固陋であったのだろう)

ネット記事を丸ごとシェア出来る、というのは便利です。私も多用します。しかし、自戒をこめて言えば、シェアばかりしていたら、自分の思想にはなりません。

私はフェイスブックに、歴史のページを二つ、詩のページを二つ書いています。各二つのページを作ったのは、違う視点の必要を感じたからです。

細かいことはおいといて。

私も高齢者になりました。高齢者がお荷物のように言われることが、ままあります。医療や年金で高齢者は社会資源を食いつぶしている。あのですね、そんな目先の損得で世代ごと断罪されたら、かないまへんなあ。

高齢者がケチになって我慢ばかりしてみなさい。よけい貨幣の循環が滞り、労働生産性は伸びない。賢く文化的な生活を維持する消費は美徳です。高齢者が増えたというのは、消費が増え文化的な質が高まることで、社会の活性化をもたらす。と、考えるので、あります。

消費=労働、だから働かざる者も生きねばならないのです。労働だけでは、社会は成り立たない。消費を含めた全体で、社会は生きる場となる。

だから、問題は、高齢者が人生経験相応に、賢くなれるか、なんでしょう。

ところが、どうも高齢者は頑固で偏見に凝り固まっている、との指摘も、無視できない。

偏見に凝り固まっている高齢者は、大部分が若いときから凝り固まっているんだと思うのですが。

今日シェアしようと思った新聞記事は、政治的な意見の過激化は、高齢化と比例する、という日米での調査です。

メディアやSNSの影響というのは、あるにはあるが顕著ではない。ただ、高齢者は、極論と中庸に別れやすい。

つまり、若いうちは学習による修正ができないではない。高齢者になるほど、修正が出来ない人の比率が増えてゆく。

政治的な意見の極論化、というのを社会調査で分析出来るのか、疑問ですが。若いのに、頭脳は頑固という人もあるでしょう。

たとえば、カイカクという崇高な社会実験を理解できない年寄りに選挙権を与えるな、と言ってた若い人がいました。若いのに無惨に洗脳されて気の毒に、と私は思います。

そんな若い頑固者が、そのまま年寄りになれば目立つんだろうな。

ただ、考えるにも根気が必要です。高齢により失われる根気はあります。考える根気がなくなると、嘘でも平気で口にする。

しかし、嘘つきは若いときから嘘つきなんでしょう。

度しがたいのは、テレビにすぐ影響される、中年と前期高齢者。半端に自尊心が強いから、目新しい屁理屈に飛び付く。ファシストになりやすいのは、中高年層だという観察もあります。

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