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如懿伝ロスになった皆々様よ…(感想&ネタバレ有)

どうもこんにちは。

WOWOWで『如懿伝』を視聴しておりました、かめのうらと申します。

ロスになりました!いや、あのエンディングでロスになるというのも失礼な話だとは思うのですが、やっぱり長いスパンで見てきたが故の、ロス。没入してしまったが故の、ロスであります。

自分と同様に、ロスになった方々がいらっしゃるはず!、と思って筆を取った次第です。(普段は徒然草みたいな日記を書いています)

感想というか、熱い思いをですね、たらたらと書いていきます。なので最初に申し上げます、長文・駄文失礼致します!

最初はざっくりとしたあらすじを

とはいえ、検索などで引っかかって見に来てしまった方もいらっしゃるかもしれません。ネタバレ殆どなし、のはずです。

といっても、公式サイトWikipedia以上の情報を持っているわけじゃないので、そちらを確認するのが一番です。

本当にざっくり言うと、中国の宮廷ものということなんだけれども、なんだか、漫画でいうところのジャンプみたいな作品だなと感じました。宮廷の中で、男女の恋愛だけじゃなく友情とか信頼関係ができていく様が、少年漫画っぽくもあった。もちろんアクションがあったりというわけじゃないので女性ファンが多いのだろうけど、男性にもぜひ見て欲しい。

主役を演じた周迅(ジョウ・シュン)は中国四大女優の一人でもあり、縁起にも注目すべし、というかもう、圧巻です。表情の一つ一つが丁寧で、引き込まれること間違いなし。今年の秋に、中国版『ラストレター』、『ティファの手紙』が公開になるらしく、その主演、いわば松たかこポジションを演じてらっしゃるそうです。絶対見たい。

そしてなにより、装飾がめちゃくちゃ綺麗なので目を惹かれるはず。それらをさらに綺麗に見せているカメラワークも最高です。個人的には布越しに人物を写す、というようなわざとぼやかしたような演出に感動しました。カメラの位置が絶妙で、最高です。ひとつも手を抜かないという気概が感じられポイントの一つです。

結構痛そうなシーンもあるので、拷問とか苦手な人は注意してください。演技だとわかっていてもかなりきつかった…。リアリティに凝りすぎて、そういうところがある…。


ネタバレしながら語らせてくれ!!!

注))ここからはガッツリネタバレしながら書いていくのでまだ見ていない人は注意!


お恥ずかしながら自分は、20話くらい、冤罪で冷宮に入るあたりから見ていました。正直、青桜と弘暦が仲が良かったときというのがあまりわからない。視点でいえば、凌雲徹みたいな感じ。なんだかよくわからない、妃嬪の一人を言われるがままに守っているという、そういう感覚。冷宮のなかで、狂っていく女性たちばっかりなのに絶望の中から微かな希望を見つけて、暗闇に落ちていかないように必死に生きていこうとする姿に惹かれていく。それに共感しながら見ていました。

ツイッターで評判というか、感想を調べながら見ていたのだけれど、20話頃から最終話までの間で視聴者が増えている気がするんですよね。仲間が増えていく感じも楽しかったです。

『如懿伝』の良さとして、光だけでなく影にもしっかり目を向けるというのがあると思う。侍女たちのストーリーもなかなか面白かった。妃嬪たちよりも、自分に近い存在だったからかな。

その中でもやっぱり惢心の結婚のシーンはかなりぐっと来るものがあった。李玉のちょっと悔しそうな表情とか、如懿の暖かな視線とか、いろいろ良過ぎました…。その後、侍医である江与彬が大活躍するたびに惢心ちゃんや子供は元気かなーと気になっていました。(これは共感している人がいっぱいいるはず!)

如懿の出産以降出てきていない気がするけど、どうなったのかな。

そして容珮ですよ。最終話でも言っていたけれど初登場時、大監に楯突いているのが個人的にも印象的だった。結局個人的に一番共感できていたのは容珮かもしれません。もしくは海蘭の侍女、葉心かな。海蘭は如懿のためならちょっと悪いこともしちゃうから、それに従うのは大変だっただろうと思うけれど、遂行するために馬鹿な女をも演じる(嬿婉の出産のとき、進忠に止められていたシーン)ようなところがちょっと楽しそうに思えました。他の奴婢を買収してうわさを流しているときも、ちょっと楽しそうだなと…。

そして絶対に忘れちゃいけないのが、ヒールたちの存在です。

皆さんはどのヒールが好きですか?

自分は嘉嬪です。ずっと憎たらしく思っていたけれど、最後のほうの爪を噛んでボロボロにしてしまうシーンからちょっと好きになってしまいました。それでも、綺麗な姿で死ぬために、祖国の衣装を着て化粧をして死に逝く姿がとても美しかった。

好きな人がいるのに輿入れさせされたという点で言えば容妃も同じだった。時系列的に交わらなかったけれど、二人が出会っていたらどうなっていたことだろう。もちろん、二人は反発しあって引き合うことはなかっただろうけれど、その上でどういう発言をしただろうかと想像力を掻き立てられる。


これまでとこれから~如懿伝が私にもたらしたもの~

如懿が死んでしまったことが、わかっていたけれどやっぱりちょっと辛いなぁと思う。87話あったからこそできる終わり方だった。一人の女性の人生を丸々描いた作品だった。

僕は、これからの人生、この作品に影響を受けていくような予感がする。

中国のイメージがだいぶ変わったし、魅了された。

今の中国は清の時代とはまったく違うというのはわかっているが、学ぶことは多いと思った。

ということで、中国語が学べる大学を目指しています。

入試は英語中心になるからそれがめちゃくちゃな課題なんですけどね(トホホ)。

如懿ラーの皆様、もしよければ応援してくださいまし笑

僕の今の目標はリュウ・リエンズーです。それくらい偉大な脚本家になりたい!

日本のスケールであんな名作を生み出せるかわからないけれど、物書きとして頑張りたいと思います。

遅ればせながら『チィファの手紙』を見ました(追記:2021/09/25)

この記事(?)、自分が書いたものの中でダントツで閲覧数が多いんです。

それもそのはず、『如懿伝』はWOWOWで放送後、TOKYO MXやBS11などの放送局で放送されているのです。WOWOWでは週2話しか進まなかったのに対して平日放送され、週5話ずつ進むスピード感はかなり違いそうですね。どっちが良いというものでもありませんが。

それでもやはり、壮絶なストーリーに打ちひしがられたウォッチャーの皆様がこの記事にたどり着いていることと思います。

個人的な話になりますが、最近はあまり中国関連のものは視聴しておらず、学校でも全然関係ない分野について学んでおります。もともとなのですが、韓国ドラマを毎日のように視聴しています。韓国ドラマの放送枠の減りようもこれ見よがしというか、特にBS11は現在1枠しかなく、中国・台湾のドラマが増えてきていますね。複雑な心境でございます。

さて、タイトルの通り、周迅さん主演の映画『チィファの手紙』を視聴しました。日本版の『ラストレター』と連続で見たのですが、中国版の方が個人的に好みでしたね…。如懿伝放送中、日本で制作するならどの俳優さんが演じるかという話題がウォッチャーの中では持ちきりでした。それが具現化されたというか、現実になったというような作品たちという見方もできます。しかし、自分は納得できませんでした。まぁ、ピッタリ同じに作ってしまうとそれはそれで面白みに欠けるというものです。

内容的にはどうこう言える立場ではないのでコメントはしませんが、中国の街並みであったりスケール感がとても楽しかったです。ロケがしやすいのかなという感じです。都心の描写が印象に残っていて、日本版の方は都会でのシーンは少ないようだったので、物足りなさを感じたというのもあります。

中国語の響きやテンポが合っているのは中国版かなとも思います。なにより、俳優さんのバックグラウンドであったり、他の出演作品をあまり知らないことでストーリーにのめり込めることは海外作品の持つ魅力です。

ドラマの中で亡くなる役の俳優さんが生き生きとしている姿を見ると安心できるということもあると思いますので、如懿ロスになった皆様はご覧になることをオススメする映画でした。

随時更新していきます!

感想が沸き次第更新するので、ぜひまた見に来てください。


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