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無軌道無計画な「テン・仮面ライター」

勢いだけで開業して、初年度から余計な固定費が掛かるコワーキングを事務所と定め、若さ以外何も無い状態で走り出したのが丁度10年前の今日。そこから丸10年。10周年、「テン・仮面ライター」ですよ。

本来なら、資金なり利益なり、入念な準備と計画が必要なのに、「事業計画を出すのがめんどい」で審査の規定にそれが含まれてなかったグランフロント大阪、ナレッジキャピタルのコワーキング、「コラボオフィスnx」に入居を申し込んでみて、なぜか面談、審査を通って一年ちょっと居座ってみるムーブをかましてみたけど、その無謀さから来る影響を今も被っているような気もする。

ただ、あの時の無理、向こうみずな行為がなければ、今も個人事業主を続けているとは思えない。結局、あの時のアレコレが今にも生きている、やめない理由にもなっているのなら、アレはアレで正解だったのかもと思ってみる。

失敗と低空飛行の繰り返し

若さと性格のおかげで、色々と振り回されたり、つけ込まれたり。生活が掛かった色んな失敗を踏んで来た。詐欺の片棒を担がされそうな瞬間もチラホラあり、ニュースを見て「あの時のあの人じゃん」(それ以上関わらなくてよかった)と思うこともある。

でも、そのおかげで危険に対する嗅覚、感覚というか判断基準は磨けたように思う。踏んじゃいけない失敗も分かったし、妬みの視線も何となく分かるようにはなってきた。

肩透かし、上手く行かないを10年もやるとは思わなかったし、概ね3年スパンで仕切り直し、やり直しを強いられるとも思わなかった。その分、折り曲げて、積み重ねて強度が増した部分、しなやかさも備えた勁さを手に入れることもできたのかな。

雌伏の時間で大量に本を読み込むこともできたし、今から思えば一見無駄に思える時間も、これから役に立つんだろうなとは思う。今度こそ、低空飛行とはオサラバするぞ、とも。

一期一会、幸運に全掛けしてきた?

人様には「計画的にやりましょう」と言う割に、本人は無計画というか、構えることなく、目の前に来たご縁、一期一会に全ベットするような繰り返しでここまで来たような気がする。

計画してたら多分辿り着いていない場所、見出せなかった環境へ至っている感覚もある。

一般的なやり方、考え方とはそぐわないだろうし、再現性も全くないからおすすめはできないし、ほぼ無策、ほぼ無防備でよくここまでこれたなとしか思えない。でも、そういう生き方しかできないか。

これからも、「変わらずにヘン」であり続ける

「不変に変」とは妙な言い回しだけど、屁理屈を捏ねるし、我儘を貫く。多数派の正しいに阿ることもないし、市場に振り回されるつもりもない。自分の価値観、肌感覚を優先して、誰かがやったこととか、誰にでもできること、みんながやろうとしていることに背を向ける。

今後も「オレはオレ」を貫いて、染まらないスタイルであろうと思う。
10年もご支援くださった皆様、大変ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 ただ、まだまだ面白い作品、役に立つ記事を作る力、経験や取材が足りません。もっといい作品をお届けするためにも、サポートいただけますと助かります。 これからも、よろしくお願いいたします。