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瞬間湯沸かし器になれる自分が大好きだ、かんぱーい。

明日は長女が受験した私立高校の合格発表日だ。なんとなーくわたし、不登校経験者である娘っこの受験について、母親ってことで今の心境を書いといたほうがいいなーと思ったんす。何のためってわけじゃないし、娘のことを具体的に書くこともできない。親だからって、親だからこそ、子どもの心のなかの大事なスペースに立ち入ってはいけないってこともある。だからできるだけ気をつけて書くんやけど、こうやってドタバタ色々失敗とかもしてきた母である自分のことを記録しとくってなんかの意味はあると思う。今日になって、夜になって、ますますそう思えてきた。

…とか、さっきまではしみじみとした気分だったんだけどね、なんかこう、詳しくは書けんけど一気に平穏な自分がすごいモヤモヤした自分に変わることってあるね笑。些細なことで瞬間湯沸かし器になれる自分が大好きだ。ということで、この頃はほとんど飲んでなかった酒を飲んだり津軽海峡冬景色を聴いたりしながら、これからこのnoteを書こうかなっていう路線に変更しちゃっていいっすか。かんぱーい!!…そうそう、長女の受験の話なんだけどね、こうやって酒飲んで考えたら、明日になったらもう結果出てるやん。ていうか今だって、試験終わっちゃってる時点で決まってるのだ。母の心境を語る以前に、もうお手上げなんだなってことにお酒が気づかせてくれたよ。イェイ。そして、津軽海峡冬景色は、聴くっていうより歌ってしまったよ。一体わたしは何をしてるんだか。
今のんでるお酒は、寺田本家の香取90っていうやつである。うまい。うまいっていうか、わたしはほとんどなんでも美味く感じてしまう人間なんだけどね。このお酒はお正月に、義理の兄さん姉さん夫妻が分けてくれた。なんかそれを思うと特別うまい気がする。
「母さんが夜なべをして手袋編んでくれたー」のように、あるものにストーリーを感じると、一気に特別なものに変身してしまう。手袋はもう金では買えないものになってしまってる。多分それが浪花節なのだ。こうやってなんか演歌の心で酒を飲んでいると、演歌って色々なパターンがあるんだよねーと思う。悲しいことを悲しいとはっきりとは歌わず、旅の情景を流しながら「嗚呼ー」と絶句する。色々全部は言ったりしない。かもめは別に凍えそうとかじゃなくて好きでその辺を飛んでいるんだと思うが、自分の寒いくらい辛い気持ちをかもめってやつに乗せちゃってる。そこが上手い。っていうそんな津軽海峡〜みたいなやつもあれば、浪花節だよ人生は、のように明るい曲調でかなしくフラれちゃった人生をねじり上げるようなやつもあるじゃん。とかさ、演歌のことばっかり書いているとまるですごい演歌が好きな人みたいなんだけど、ほんと言うとわたしはむかし、演歌がやだった。今も自分の中のなんかイヤだなーっていうゾーンに入る曲がいっぱいある。それは「だんな様」とかそんなジャンルなんだけどね、そんなこと歌ったらダメやろって思ってしまってた、小学生の頃から笑。だんな様は自分で陽の当たるとこでもどこでも歩けばいいんであって、妻は妻でだんなの日陰になったりせんで、自分として自分の道を歩けばいいんじゃないか?とおじちゃんおばちゃんのカラオケを聴きながら不思議に思ってる自分(小学生)がいたな。そんな屁理屈こねる自分としてはそれはイヤだってやつは真剣、山のようにあるのだけどね。今もそんな自分を持ち続けてるくせに、演歌を歌いたい気分になるっていうのはたぶん、もう50歳オーバーになって前頭葉が衰えてきたんよ笑。結構色々オッケーだ。わたしはわたしであるが、演歌は演歌でなんでも歌っていいよ、わたしにだったら、っていう。なんなら歌ってみる。文学として深く読んでみる、ってことで。
なんだか心の守備範囲は広くなり、身体の可動域は狭くなった。昔だったら、けちょんけちょんな状態の時は震えて怒っていたが笑、今はなんだって忘れる。結構忘れる。20代の時にもう一生忘れんかもって怒った人の名前を忘れたし、なんでそんなに怒ったかも忘れた。忘却力がついた。
わたしは色々全部忘れる。感謝の気持ちも忘れる。関係各位ごめんなさい。それだから毎日フレッシュに生きていけるんす。全部が1回目、いつも1試合目、最初のバッターボックスに立っているような。
あ、すぐ野球とか演歌の話になってしまう。それは実家の父ちゃんが昔わたしにドカベンとかあぶさんを読ませたのと、じいちゃんばあちゃんが火曜の夜にNHKの歌謡ショーを必ず見ていたせいなのだ。

よし。一息ついて、ホームランか空振りか山かけて、結果がどうであれ「しみじみーのめばーしみじみとーぉォォォー」って歌ってあげましょうーひとりで泣きましょうー(出典:舟唄とウルトラソウル)。はぁ今日壊れてる。明日は構築する。
毎日がスクラップアンドビルドっすから。

「不登校経験者の母、受験を語る」はまた機会があったらやりますぜ♡

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