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第14夜 子供を産む機械? 爆笑!不妊治療!

前回、深田恭子の魅力と僕たち夫婦が不妊治療をしなければいけない理由を書いた。

検査の結果、嫁ぴょんもまた自然妊娠が難しい状態だったのだ。

卵巣で卵子は作られるが、何が原因かわからないがうまく運ばれないのだ、一概に卵管(卵巣から子宮へ卵子を運ぶ管)が悪いのか、どこをどうすればいいのかはわからない。

卵管というのは数ある臓器の中でも超謎の臓器らしい。
(先生が言ってた)

ただ、とにかく「卵子はできているが運ばれない」という状態だ。

【まるで回らない居酒屋のような状態】

居酒屋でキッチンではビール(卵子)が出来上がっているのに、運ぶホールスタッフがいない状態だ。

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もう、あれですよね、連打ですよね。

あの番号でるやつ連打ですよね??

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↑あの番号ですやつ

待てど暮らせどビール(卵子)はテーブル(子宮)に出てこないわけですよ。

客(精子)はブチ切れですよ。

「おいおいおーい。
なんのために死に物狂いで店(子宮)まで来たと思ってんだよ!!
やっとここまで来たんだからビール(卵子)くれよ!!
確かに他のやつらはティッシュかゴムに出されて燃えるゴミ扱いだったからここまでこれただけでラッキーかもしれないよ?
でも、誰もいないってのはないんじゃないの??
そもそも、いないんだったら、それを先に伝えるのがやさしさと言うか、配慮というか…」

↑この客(精子)はキレ方がネチネチしていた嫌なタイプだ。
まだ「おい!早く持って来いよ!!」とかストレートに切れるタイプの方がまだかわいげがある。

こんなに、過去の事(ティッシュとかゴムとか)持ち出してくるような男とは結婚しない方がいい。
「ほんとお前は要領悪いよな。会社じゃ通用しないよ?」とかシンプルにムカツク事を言ってくるタイプだ。

【来ないなら取りに行くしかない】

病院としての見解は一つ体外受精しかない。

幸い、卵子は生成されているので、それを取り出して「体の外で受精させて子宮に戻す」という方法です。

先ほどの居酒屋の例で言えば、店員がいないなら自分でキッチンカウンターにビールを取りに行けばいいという話だ。

体外受精というセンシティブな内容の例に「居酒屋」を使っているので、その壮絶さが全く伝わらなくなっていることに書きながら気が付いた。

結構ショッキングな事なんです。
特に女性は「自然に子供が産めない体です」と言われているのですから相当なショックです。

時の議員が「女は子供を産む機械だ」という大失言をしたことがあるが、女性と出産というのは男が簡単に意見していい領域の話ではないのだ。

また、とてもじゃないけど「居酒屋でビールが来ない」とかいう例えをしていい話でもないのだ。

誰だ!そんなアホみたいな例えをしたやつは!謝れ!!

ごめん!!

【告知された時の感情】

さて、冗談はさておき
この時(26歳の僕ら)の感情を正直覚えていない、ショックだったような気もするし、なんとなくあーやっぱりそうかと思ったような気もする。

そう、僕らには選択肢がなかった。

自然妊娠が不可能と言う事は「タイミング療法」「人工授精」の二つができないという事です。

そして、この人工授精からと体外受精の間に「心理的な壁(自然妊娠と科学的な妊娠)」と「費用の壁(体外受精からバカみてぇに金掛かる)」があるんです。

その後、治療に掛かるお金の説明に入った、こっちはよく覚えている。

マジで、そんなに掛かるの??

不妊治療というのはざっくりいうと1回おおよそ40万円から70万円ぐらい費用がかかる。

これはうまくいった場合の話だ。

1回でうまくいくことなんてほとんどない世界だ。

まず「子供が欲しい奥さん」×「そこまで欲しくない旦那」のパターンだと

「そんなに掛かるなら…一回考えようよ」となることが多いです。

ですが、女性は「え?考えるってなにを??」となりすれ違いの始まりですね。

男の本音を言っちゃいますね。
いろいろと考えたフリすると思いますけど、本音はですね・・・

その金あったらめちゃくちゃ遊べるんだもーーーーん!!

(続く)

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