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文章が苦手だった私が、ある本を実践したら、このnoteが書けたというお話

このブログに辿り着いてくれてありがとうございます!あなたが文章を楽しく書ける一助になればと思い書きました!ぜひ楽しんでください。

導入

プロのコーチになりました。コーチとして生計を立てるには、まず私を知ってもらう必要があります。そこで発信ツールとしてnoteを選びました。気軽に書けて、深く私のことを伝えられるからです。しかし、仕事以外で文章を書いたことがありません。どちらかというと書くのは苦手です。本をあまり読まなかったので語彙力もないし、論理的でもないし、うまくまとめられないし。

そんなときに出会った本が、「5日間で言葉が『思いつかない』『まとまらない』『伝わらない』がなくなる本」(ひきたよしあき著)です。実際にやってみた結果、6,000字を超えるnoteが書けちゃいました。あなたの同じような悩みを解消できればと思い、本の内容、私の実践したこと、その感想(効果)を書きました。お忙しい方は、目次をみてあなたが弱いなと思う所のみを読んでみてください。


こんな人に読んでほしい

  • 語彙力に自信がない

  • 文章を書くのが苦手

  • 論理的になりたい

  • 表現力や説得力を磨きたい



1. 頭の中にあるものを知る

語彙力を増やし文章にするといった方法を5つ紹介しています。私は3つ実践できて2つは上手くできませんでした。

1-1. 言葉がなかなか出てこないなら、

物の名前を30秒で10個言います。お題は「家電」「花の名前」「文房具」など。私は食事中に妻とやったり、電車を待っている間にしたりしてました。簡単そうで意外とでてこないです。やり続けると頭の中に散らかっていた知識が整理されるような感覚になりました。

1-2. 「やばい」「うまい」といった表現しかでないなら、

五感、他人の様子、過去の思い出で語ってみます。例えば「カレーがうまい!」の言い換えは以下の通りです。

  1. このカレーを食べて目が飛び出た。全身の毛が逆立った。鼻の穴が大きく開いた。

  2. 私がカレーを食べる様子をみて、妻は微笑んでいた。

  3. このカレーは、高校の部活帰り、通学路沿いの家から漂うカレーのにおいを思い出す。

これは食事の感想や動画を観た後の感想などで練習しました。やり続けると言葉力がついてきたな!って実感がもてます。

1-3. 単語がでてくるが文章にするのが苦手なら、

目の前のものを実況中継してみます。電車に乗って外の景色を実況中継など。私はマリオカート8デラックスをする時に練習しました。

「さあ、始まりました。マリオカート8デラックス。かみかみは今回ヨッシーで参戦。コースはドーナツ平野。3,2,1スタート。始まりました。さて、最初のアイテムはキノコ。どこで使えばよいでしょうか。おーっと、ドンキーコングにこうらを当てられクラッシュ!一気に12位!これはひどい。立て直せるか!」

ゲーム実況はゲームをやることに集中してしまい、途中で無言になりがちです。意識してしゃべり続ける難しさと楽しさが味わえます。

1-4. 語い力を増大させたいなら、

人に教えます。教えると暗記力絶大。自宅でするなら鏡を目の前にして自分自身に身振り手振りで教えるように語るとよいです。

これについては私は上手く続けられませんでした。理由は、都合よく人がいないことと、鏡を用意するのが面倒くさかったからです。

1-5. 効率的に暗記するには、

何かを得たら3つ以外は捨てます。授業を受けた、会議に出た、人の話を聞いたなどあったら、単語3つだけ暗記する。そして、その3つを使って文章を作り、話の要点を3つにまとめる。

これも私はうまくできませんでした。ちょうどセミナーをいろいろうけてたのですが、3つにというのが難しかったです。ちょっとした1時間の会議や立ち話などであればできるかもしれません。

2. 考える習慣をつける

考える習慣をつける方法は5つあります。私は3つ実践できて2つはうまくいきませんでした。

2-1. 考えが独りよがりではと心配なら、

人の頭で考えるクセをつけます。妻ならどう考える?尊敬する〇さんならどう考える?友人の〇〇ならどう考える?みたいに考え、視野を広げます。私はこの方法はよく使ってます。自分で行動する時もそうですが、コーチングでセッションする際に、クライアントにもよく使います。

これにより視界が広がり、一気に問題が解決することがあります。子どもの頃のあなたなら?理想を叶えたあなたなら今のあなたに何と言う?なども効果的です。

2-2. 「なぜ?」と聞かれて戸惑うなら、

日頃の何気ない行動に理由付けをします。また、自分を三人称で表現するとよいです。「彼は〇〇なので〇〇した」といった感じです。

「彼は、朝を快適に過ごしたいので、起きたらすぐにコーヒーをいれた」「彼は、どうしてもカレーが食べたいがご飯がない。しかし、彼はその衝動が抑えられないので、カレーうどんを作った」。

自分の行動一つひとつに理由づけをしていると、やる必要がないことや非効率な選択はしなくなるという副産物もありました。上記の人の頭で考えるクセとセットで今も使っています。

2-3. アイデアが思い浮かばない場合は、

批判を気にせず、常識も前提も無視して33案出します。頭にあるものを出し尽くし、足りなければネットで調べます。常に33案になるまで考え続ける習慣をつけるとアイデアマンになれます。

これは非常に有効でした。noteに何を書いてよいかと悩んだ時などにやりました。手が動くままに思い浮かぶことを書く、常にネタを考えながら日常を送るなど。でてきたものはスマホのメモ帳に箇条書きしてました。このnoteもその中の一つです。

2-4. 話がとっちらかって収拾がつかなくなる場合は、

制約をつけます。そして、主張は一つ、理由は3つ(トレンド、特性、お得感)で話をします。

私は話すことが少ないので使う場面がよくわかりませんでした。たくさん話しちゃう方には上記を意識すると論理的に話せるかもしれません。

2-5. 発言にオリジナリティがない場合は、

〇〇という考え方という仮説を立ててみましょう。彼女をディナーに誘う時、和食か洋食かで悩むのではなく、「和むという考え方」「海外旅行を味わうという考え方」という風に狙いをはっきりさせます。そうすると自分なりの切り口が生まれます。

私は「〇〇という考え方」という言葉がしっくりいかずに上手く使えませんでした。

3. 論理的に発想する力をつける

論理的に発想する力をつける方法は5つあります。私は4つ実践できて1つは実践できませんでした。

3-1. 自分の発言に説得力を持たせるためには、

「なぜ?」を5回投げかけます。それにより核心をつく答えが見つかります。これはよく使ってます。例えば以下の通り。

 「朝活しよう」

 「なぜ朝活するの?」
 「時間を有効に使うため」

 「なぜ時間を有効に使いたいの?」
 「自分だけの時間を作って自己研鑽したいから」

 「なぜ自己研鑽したいの?」
 「コーチングの価値を高めるため」

 「なぜ価値を高めたいの?」
 「よりよい未来をクライアントさんに提供したいため」

 「なぜ提供したいの?」
 「みんなが活き活きとありのままに生きられる社会にしたいから」

これを繰り返すと、発言の説得力を得られるだけでなく、自分自身をより深く知ること、考えの整理ができます。

3-2. 反対意見を言われると頭が真っ白になる場合は、

哲学者ヘーゲルの「弁証法」を使います。「意見」と「反対意見」を調整して「高い次元の意見」を作ります。「長所」だけでなく「短所」も考えてさらに高い次元を考えてもよいです。弁証法は考えていてむちゃむちゃ楽しいし、自分の考えや思いをより強固にするためにもよいです。以下がその一例です。

意見     「朝活して自己研鑽しよう」
反対意見   「夜の妻との貴重な時間は?友人との飲みは?」
高い次元の意見「テレビのつけっぱなしをやめて、妻との夕食を楽しもう」
高い次元の意見「友人とは休日のランチで会おう」

3-3. クライアントが何を求めているかわからない場合は、

相手の細部まで想像します。名前、性別、年齢、住所、家族構成、職業、家、年収、趣味、夢。そして、自分が提供するサービスや商品をいつ、どのように使うかを想像します。そうするとおのずと必要なものがわかります。

文章を書くときは、誰に発信をしたいかを明確にするとその方に話しかけるように書けます。

例えば、「26歳男性独身、東急多摩川線〇〇駅徒歩10分のマンションに一人暮らし。朝は5時に起き朝活をし、バナナジュースを飲んで電車で出勤。職業は不動産営業、年収400万円。趣味はサウナ。将来は独立して自由な時間を手に入れたいと考えている」みたいな感じです。

そして彼の悩みと願望を考えます。「独立準備として発信力が必要だな。でも文章力が足りない。何か文章力を上げる方法はないか」。そこで、文章力を上げるnoteを書こう。題材は、あの本に書いてたことを実践したら文章書けるようになったから、その本の要約にしよう。自分の実践例を入れたらよりわかりやすいかな。また、目次を細かく分ければ、苦手なところだけ読めばよいからわかりやすいかな。そうやって文章の構成を決めました。このnoteを書いたきっかけはここからでした。

3-4. サービスや商品をわかりやすく説明するためには、

擬人化します。アメリカはどんな国?と言われたら、ドラえもんにでてくるジャイアンみたいと言うとわかりやすいですね。コーチってどんなサービス?と言われたら、私は今ぱっと阿川佐和子さんが思い浮かびました。コーチによっては松岡修造さんという方もいるかと思います。サービスの場合はその方が目指されている方向も見えてきますね。

3-5. 企画する場合は、

結果(ゴール)を想定して俯瞰します。二週間後にプレゼンをすることになったとします。そしたら、今プレゼンをしてみるのです。そうすると、何が足りないかがわかります。これはまだ実践する機会がないのでやってません。

4. 真に伝わる表現力を磨く

表現力を磨く方法は5つあります。私は4つ実践できて1つはまだしっくりきてません。

4-1. わかりやすく覚えやすい表現は、

40文字です。これは息継ぎせずに話せる文字です。これは非常にわかりやすい基準で覚えやすかったです。noteは1行が34文字なので、1行+6文字を超えないように意識して書いてます。

4-2. 人が行動してくれるように伝えるには、

「動詞」をたくさん入れます。それにより頭の中で自動的に映像が動き出し、行動しやすくなります。これは文章を一度書いた後にチェックする際に使いました。映像になればよし。具体的な映像が浮かばない場合は、動詞がない場合が多かったので、そこに動詞を加えます。読者に行動を起こさせたい文章では非常に有効です。

4-3. ありきたりな表現をメリハリのある文章にするには、

学校で習った常識をいったん捨てます。例えば、実際の行動は過去、様子を説明する文は現在形で書いてみる。例えば「朝日が昇る。私はお湯を沸かしコーヒーを淹れた。香ばしい匂いが漂う。一口コーヒーを飲んだ。目が一気に冴える。BGMにジャズをかけた。優雅な朝の始まり。心が躍る」。どうでしょう?

2つの相反する言葉を並べて強調してみます。苦くてスッキリな味わいのコーヒー。しんどくて楽しい筋トレ。ゆっくりスイスイ文章を書く。などでしょうか。いかがでしょうか。

4-4. あいまいな表現をはっきりさせるには、

「〇〇の〇〇」と「の」を使って見る対象をズームします。例えば、「カレーがうまい」→「カレーの牛肉がうまい」。「発信する」→「自分を発信する」→「自分の本音を発信する」→「ありのままの自分を発信する」。カメラで被写体にズームするように文章も「の」を使ってズームするとあいまいな表現がはっきりします。私は文章を一度書き上げた後に、全文チェックし、あいまいな所に「の」を書き加えます。

4-5. 一体感を生み出すには、

主語を「私たちは」にします。「私は」「あなたは」では距離は縮まりません。それを自分ごと化するために、「私たちは」を使うと一体感を増します。例えば、「この本は、文章が苦手な私たちの悩みを解決してくれます」といった感じです。あまり使ったことはないのですが、一度文章を書きあげた後に、一体感チェックをするのもよいのかな。

5. 言葉に説得力を持たせる

説得力を持たせる方法は5つあります。私は3つ実践できて2つはまだ実践できていません。

5-1. 聞き手・読み手を惹きつけるために、

苦労や失敗ネタを10個持ちます。生まれてから最近までの中で8つのエピソードを1ネタ400字ほどでまとめます。あとは1ヶ月以内にあった出来事、今日のエピソードの2つを用意します。人は、他人の知らないエピソードに興味を持ちます。そこで相手を惹きつけるためにとっておきの話を準備します。

これはまだ実践できてませんが、このnoteを書き終えたらやりたいことです。1on1セッションで、自己紹介や過去の話などをよくするようになりました。まとめておいてすぐに取り出せるようになればなと思うので、なるべくすぐに取り組みます。

5-2. 信憑性を高める「数字の使い方」は、

「あいまいな形容詞に変わる数字」「『へー』という声がでる数字」のみを使うことです。人がびっくりする数字以外は使用しないようにします。これも文章を書いた後のチェック項目として使用しています。これはあいまいだなと思う形容詞(すごく多い、とても速いなど)を数字に変える。一方で数字で書いたが「へー」という声が出るものでなければ省く(ご飯を一杯食べる→ご飯を食べるでいいじゃんみたいな)。この作業でだいぶ文章がスッキリします。

5-3. 話にリアリティを持たせるには、

メモ帳をもって街へ行き、人の話を聞きます。また、レビューやアンケート結果などもよいです。血の通った生の声は人の共感を呼びます。これを読んでからは、外出時のイヤホンを辞めました。なるべく周りの方の話声を聞こうみたいな。まだ「おっ!」という発見はありませんが、これからもアンテナは張り続けようと思います。

5-4. 「話しはじめ」でグッと人の心をつかむには、

朝、その日の話題を仕込みまくることと、今日はどんな日か調べることです。私は、朝ツイートするのでその際に調べるようにしています。意外と面白い記念日を発見したり、先日はその記念日を作った人が近くにいてびっくりしたりしました笑。一方、ニュースはあまり触れてないので、少し触れる時間を取ろうと思います。

5-5. 後味のよい終わり方にするには、

「ありがとう」を今の5倍使うようにします。会話ではよく使いますが、文章ではうっかり忘れてしまいます。これもチェック項目にして、書き超えた後で「ありがとう」を追加して整えます。

まとめ

私がこの本を購入したのは2021年の11月。2022年3月現在も活用しています。具体的にはこの本の内容をスマホのメモ帳に箇条書きでまとめてます。

スマホのメモ帳

文章を書く前や書いた後の確認で見返す。これをやるだけでもすんなり文章が書けるようになります。とはいえ、全部やるのは大変かと思います。自分が苦手だなーと思う部分だけでよいのでやってみてください。数日で変化を味わえると思います。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。これで文章が苦手だったあなたが楽しく書けるようになったらめっちゃ嬉しいです!


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