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水引の自由研究

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水引(みずひき)について自由に研究した内容をご紹介します。
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記事一覧

今更ですが、オンラインレッスン「連続あわじ結びで作る4つの水引雑貨講座」を開講しました

こんにちは。紙単衣の水引デザイナー小松です。 2023年10月20日(金)に、オンラインレッスンを提供する習い事サービス「FANTIST(ファンティスト)」で、紙単衣として初めてのコースレッスン「連続あわじ結びで作る4つの水引雑貨講座」を開講しました。 2023年11月3日(金)まで1,000円OFFの開講キャンペーンを実施中です。さらに、会員登録した方限定でクーポンもあります。 いろいろな対面が解禁されて、はや数ヶ月。おうち時間のオンラインレッスン需要はもう弱まってい

175%達成で終了したMakuakeの振り返り! 応援ありがとうございました。

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 2022年12月26日(月)〜2023年3月24日(金)までの89日間にわたるMakuake挑戦が終了しました。 「水引がま口財布」「水引種銭ストラップ」を応援購入していただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。 目標金額175%を達成することができて、プロジェクト期間中に早速プロモーション活動を実施させていただきました。 今後の備忘録を兼ねて、準備や期間中にしたことを記しておきます。クラウドファンディングに挑戦し

「水引がま口財布」お披露目出店 2023年3月

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 年末から始めたMakuakeの「水引がま口財布」プロジェクトが、いよいよ終盤に差し掛かり、3月はリアルイベントにお財布現物を持って複数回出店することにしました! プロジェクトで応援していただいたご支援金を見据えて、前倒しで早速プロモーションに利用させていただきます!まだまだ応援をお待ちしています。 【水引アクセサリー雑貨の販売】 ◎3/3(金)11:30〜19:30 大手町の森マルシェ 会 場:大手町タワー地下2階 アクセス

はじめてのMakuake(クラファン)挑戦前夜/伝統工芸×縁起物×実用品「水引がま口財布」

こんばんは、紙単衣の水引デザイナー小松です。 明日12/26(月)14時から新商品「水引がま口財布」を、新しいモノやサービスの応援購入サービス「Makuake」で先行予約販売します。 年末にして今年最大の取り組みに個人で挑むクリスマスどころではないそわそわした心の内を、Makuake挑戦に至った経緯を振り返りnoteに綴って、落ち着かせたいと思います。 ◆お客さまの声に耳を傾けて実現した新商品過去にnoteでも綴った、縁起の良い「あわじ結び」を続けて結んだアクセサリー・

Withコロナ時代の人生の節目には、祝儀袋を贈らなくなるのだろうか

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 先の見えない自粛の日々が、続いていますね…。 そろそろ、いつか来るはずのAfterコロナまで生き延びるための短期策を練るよりも、Withコロナの世界を生きる(=この生活を楽しむ、経済を回す、続ける)覚悟を決めた方が、未来が見えてきそうな感じでしょうか。。。 今、多くの業界が発狂しそうな状況だと思いますが、私の仕事「水引」の業界も、根底からひっくり返りそうだな〜と勝手に考えています。 今回は、2020年4月21日現在のwit

LINEスタンプ『気持ち伝わる∞水引結びの女の子』を作ってみました

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 日頃から親しんでいる「水引細工」をモチーフに、LINEクリエイターズスタンプ『気持ち伝わる∞水引結びの女の子』を作って、最強開運日と言われる3月26日に発売しました。 noteでは、スタンプイラストのご紹介と作った理由を綴ってみます。 ■キャラクター:実際の水引細工を元にした女の子イラストスタンプ用イラストの女の子は、昨年私が個人的に作って楽しんでいた小さな水引人形を大幅にデフォルメしてadobe illustratorで

物語の絵を描くように水引を結ぶ

こんにちは! 紙単衣(かみひとえ)の水引デザイナー小松です。 ご祝儀袋についている飾り紐「水引(みずひき)」を使って、アクセサリーや雑貨、インテリアなど身近なアイテムを手作りして販売しています。 どんよりとした日が続きますが、先日嬉しいことがありました。 ラッピング用のオリジナル水引をオーダーしてくださったお客様が、私のこれまでの作品や商品を見て感想を聞かせてくれたのです。 実は大学の卒論で「絵本の絵」をテーマに研究していたので、「絵本の絵のよう」という言葉はかなり嬉しい

きちんと知りたい! 「しめ飾り」を飾るお正月

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 2019年も残り少なくなってきましたね〜。 そろそろお正月の準備が頭をよぎる方もいると思いますが、皆さんは「お正月飾り」を飾りますか? 飾る方はどう選んで、飾って、処分しますか? 今回は、令和最初の新年を心して迎えるべく、水引界の代表商品「しめ飾り」について、調べてみたいと思います! ■しめ飾りの基礎知識 Q&Aまずは、5つの基礎知識を確認しましょう。 Q1.どうして家に飾るの? A. 新しい年の福を授けてくれる「トシガ

「人形劇 × 水引」 街の文化を融合させた感動アニメーション作品

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 ご祝儀袋に付いている飾り紐「水引」。その日本一の産地として、長野県飯田市を何度かご紹介していますが、実は飯田市は国内最大級の人形劇イベントが行われる人形劇の街でもあります。 「水引」と「人形劇」、街を代表する2つの文化が掛け合わされて、2015年に市内で街のPR動画が作られました。家族愛あふれる感動アニメーション作品をぜひご覧ください。 ■『想いを結ぶ 飯田水引』▼「人形劇のまち飯田」の季刊情報誌 掲載内容 こま撮りアニ

「かわいい♡」が大衆化させる水引工芸の未来を考えてみる

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 少し前までご祝儀袋やお正月飾りでしか見かけなかった「水引」が、ここ数年ハンドメイド作家さんたちに「かわいい♡」と人気です。テレビや雑誌でも紹介され、商業施設でもアクセサリーや雑貨を見かけます。 「水引ブーム到来!」と明るい声が聞こえる一方で、「大切な何かが置き去りにされていくのではないか」と危惧する声も聞こえてきます。 今回は、そんな時代の流れの中でうごめく「水引」の現状と未来を考えてみたいと思います。 ■「水引ブーム」

効率重視の機械化に成功! 水引工場見学レポート@長野県飯田市

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 ご祝儀袋に付いている紙紐「水引(みずひき)」。 その日本一の生産地である長野県飯田市で、素材の製造から結び細工まで手がける 株式会社神明堂 さんの水引素材の製造工場を見学してきました。 素材作りの効率化を徹底的に追求した機械生産の現場をレポートします!! ■特大サイズの原紙を小巻にして切断製紙会社から届く水引の芯となる原紙は、1200m×17000mの特大サイズです。真っ白の紙もあれば、色が染めてある紙もあります。 大巻の

100円ショップの「ご祝儀袋」50種類全部買ってみた | #水引の自由研究 02

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 今回は、水引がもっとも使われている用途である「婚礼用ご祝儀袋」について調べてみます。職業柄自分で作るようになると、既製品を買わなくなるので、どんな種類があるのかワクワクします♪ ●100円ショップの婚礼用ご祝儀袋全50種類 近所の100円ショップを3店まわって、「婚礼用ご祝儀袋」を大人買いしてきました。水引が付いている商品のみをピックアップしたら、ちょうど50種類! 結構多いですね〜。どれも華やかで作った会社のこだわりがあ

「水引の歴史」をいらすとやさんのイラストで振り返ってみる

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 今回は日本の伝統工芸として知られる「水引(みずひき)」の歴史を、フリー素材サイト「いらすとや」さんのイラストとともにほのぼのと振り返ってみたいと思います。 ●日本の贈答文化のはじまりは、小野妹子さんら一行飛鳥時代に遣隋使・小野妹子さんら一行が隋から帰還した際に、答礼使が持っていた宮廷への贈り物に航海の無事を祈って紅白の麻紐が結ばれていました。以来、宮廷への献上品には紅白の麻紐を結ぶことが習慣になったと言われています。(諸説あ