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水引の自由研究

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水引(みずひき)について自由に研究した内容をご紹介します。
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#伝統工芸

Withコロナ時代の人生の節目には、祝儀袋を贈らなくなるのだろうか

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 先の見えない自粛の日々が、続いていますね…。 そろそろ、いつか来るはずのAfterコロナまで生き延びるための短期策を練るよりも、Withコロナの世界を生きる(=この生活を楽しむ、経済を回す、続ける)覚悟を決めた方が、未来が見えてきそうな感じでしょうか。。。 今、多くの業界が発狂しそうな状況だと思いますが、私の仕事「水引」の業界も、根底からひっくり返りそうだな〜と勝手に考えています。 今回は、2020年4月21日現在のwit

「人形劇 × 水引」 街の文化を融合させた感動アニメーション作品

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 ご祝儀袋に付いている飾り紐「水引」。その日本一の産地として、長野県飯田市を何度かご紹介していますが、実は飯田市は国内最大級の人形劇イベントが行われる人形劇の街でもあります。 「水引」と「人形劇」、街を代表する2つの文化が掛け合わされて、2015年に市内で街のPR動画が作られました。家族愛あふれる感動アニメーション作品をぜひご覧ください。 ■『想いを結ぶ 飯田水引』▼「人形劇のまち飯田」の季刊情報誌 掲載内容 こま撮りアニ

「かわいい♡」が大衆化させる水引工芸の未来を考えてみる

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 少し前までご祝儀袋やお正月飾りでしか見かけなかった「水引」が、ここ数年ハンドメイド作家さんたちに「かわいい♡」と人気です。テレビや雑誌でも紹介され、商業施設でもアクセサリーや雑貨を見かけます。 「水引ブーム到来!」と明るい声が聞こえる一方で、「大切な何かが置き去りにされていくのではないか」と危惧する声も聞こえてきます。 今回は、そんな時代の流れの中でうごめく「水引」の現状と未来を考えてみたいと思います。 ■「水引ブーム」

100円ショップの「ご祝儀袋」50種類全部買ってみた | #水引の自由研究 02

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 今回は、水引がもっとも使われている用途である「婚礼用ご祝儀袋」について調べてみます。職業柄自分で作るようになると、既製品を買わなくなるので、どんな種類があるのかワクワクします♪ ●100円ショップの婚礼用ご祝儀袋全50種類 近所の100円ショップを3店まわって、「婚礼用ご祝儀袋」を大人買いしてきました。水引が付いている商品のみをピックアップしたら、ちょうど50種類! 結構多いですね〜。どれも華やかで作った会社のこだわりがあ