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入院生活1(カミジマジュンの場合)

前回の「胃がんでした。」を読んでいただいた方から続編というか、入院中の様子とかも楽しみにしてる。というありがたいお言葉をいただいたので、せっかくの機会だし、備忘録としても残しておこう。ということで、入院生活の様子を綴っていきます。どこまで続くかわからんけど。(って三日坊主的な意味と入院生活がっていう意味あるな。)

【1月29日(月)入院生活1日目】
窓枠の近くの内科に点滴を打ってもらいに行く。もうこの時には相当ふらふらだった。31日が総合病院での診察予定だったけど、先生も事態を重く見て病院に掛け合ってくれて、そのまますぐに来るように。という話になった。
症状も症状だし、入院ほぼ確定だったのでそれなりの準備をしていざ病院へ。
問診や各種検査をし(途中待ってる時に嘔吐もした)気が付けば入院していた。

胃に胃液とかがたまってそれが出ていかずに嘔吐してしまう。という症状があったので胃から内容物を排出する為の管を入れましょう。
という話になり、鼻からストローぐらいの太さの管を入れられたんだけど、もうそれが耐えられなくて。もう「おえー」なんて可愛いものではなく「ごべぇっ!!ごべぇ!!ぐぅぅぅおぉぉ」みたいな。絶対無理。入りません。って感じ。喉の気道と食道の分岐する所がもう悲鳴を上げていて、涙も鼻水も止まらない状態。
さすがに先生も諦めて「明日、胃カメラだからその時に入れますか」ってなった。いや、一晩だけの為にこの苦行はなんなんだ。無理。もう入院怖い。
っというのが1日目。
前回の記事でも書いたけど1日1回吐けば楽になるので、この苦行を味わう前に待ち合いで吐いてるので、自分としてはマジでなんの苦行だったのかわからんかった。
この日は今までの蓄積もあってよく眠れた。


【1月30日(火)入院生活2日目】
朝の検温で38度。鼻から管でいじめられたからだ(笑)
世間的にはコロナは無くなったかのように見られるが病院ではまだ対策が講じられているし、熱が出ればもちろん検査がある。
鼻をグリグリやられた。
熱はあったけど点滴のおかげで少しずつ楽になっていた。でも体重は8キロぐらい落ちていた。
この日は胃カメラの予定。コロナの結果を聞かされることもなく、時間が過ぎて行くので胃カメラ前に看護師さんに聞いたら陰性だったと教えてくれた。コロナ未経験は継続。
「コロナで大変だった時期を乗りこえたと思ったのに自分がこんなことになっちゃったなー」などとぼんやり考えていた。

そして胃カメラタイム。
昨日のこともあったので不安でしかなかった。
案の定、カメラを身体が拒絶したのか、ゲロゲロ。
それでもさすがに今日は検査だし、胃から検査に必要なものを取らなきゃいけないので強行。しんどい。
こちらにはお構いなく作業を進めていただき、なんとか無事に終了。
気が付けば鼻から管が出ていて胃に繋がっているらしい。
内心、今日の分はもう吐いちゃったから必要ないなーとは思っていた。
鼻から管を通した生活がスタート。まぁこんなことそうそうないだろう。
一応、記念に1枚撮った。

2月1日撮影なので顔が元気

この日は管が気になったせいか、変な夢をずっと見ていた。内容は忘れた。


【1月31日(水)入院生活3日目】
本当はこの日に診察だったんだな。早めてもらって本当に良かった。
前日からパソコン持って来てもらってたから調子の良い時を見計らってメールチェックなど。
午後に弟が見舞いに来てくれた。若い頃は一緒に軽の1BOXで旅をしたり、ライブしたり、兄弟にしては仲が良かった弟の第一声は「病人みたいじゃん」だった。こういうのが今必要なんだよなーと嬉しかった。
少し話をして「ま、ゆっくり休みなよ。」と帰っていった。
そのあとしばらくして母と義妹(窓枠事務員、弟の嫁)が来てくれた。一応病院ということで声を潜めてはいたがにぎやかだった。
義妹は「2月の後半が忙しい」とぼそっと言って帰っていった。


【2月1日(木)入院生活4日目】
体調が良くなってきているのを感じる。
点滴に加えて鼻の管からイノラスという栄養(?)を補給。固形物はリュウジさんの動画でしか見ていない。それでも生きていけてるし調子良くなってるんだからすごいよね。
朝、看護師さんからのミッションで体重を測ってくるように言われた。
ベッドとトイレを往復する日々だったので初めて体重計のある談話室へ。
大した移動ではないけど少し進歩した感じ。1キロぐらい増えてた。

【2月2日(金)入院生活5日目】
この日は心臓のエコーを撮るとのこと。
その前に外科の先生がひょこっと来てくれた。初めまして。
先日、胃からとった病理の結果が出たとのことで、面談いつにしますー?と。
この日の夕方、早速家族を交えてお話を聞くことになった。

エコー撮影は心地良過ぎて半分寝てた。時々、ビクッ!!ってなってたからお仕事の邪魔になってなければ良いのだが…

夕方、先生と面談。ここで「胃がん」であることを聞かされる。
今の状態からどういった手術が必要なのか、その手術によってどんなことが起こるのか、今後の生活がどうなるのか、など詳しく色々とお話してくれた。気が付けば2時間経ってた。良い勉強になった。親族にがん患者がいないので第一号になってしまった。母はどんな気持ちで話聞いてたんだろう。


【2月3日(土)入院生活6日目】
昨日の胃がん告知の影響なのか、なんかぐっすり眠れなかった。夢の内容が入院にまつわることだったからかな。お金のこととか。心配は尽きない。
朝、看護師さんから鼻の管を抜く話を聞く。煩わしい管とおさらば出来る悦び。早く抜いてくれ。管がなくなったらシャワー浴びたい。入院してやっとシャワー浴びる気力が沸いて来たし。

っと思っていたのになかなか抜かれる様子がない。
この日、血糖値とか管理してくれる先生に初めて会ったのだけどその先生にも「まだ管抜いてないんだ」って言われた。早く抜いてくれ。

結局、昼をかなり過ぎた頃に抜いてもらった。
この時、初めてこの管から胃の内容物を抜いてもらったんだけど、めちゃくちゃたまってた。胃ってこんなにためれるんだ。すごいな。いや、本来は十二指腸に流れなきゃいけないのに無理矢理たまったからか。どうなんだろう。わからん。
そんなわけで案外あっけなく管は抜かれすっきり。これでシャワーだ!と思ったけど、この日はその気力がそがれていたので辞め。シャワーの時間も当日予約しなきゃいけないし。明日に。
管がなくなるだけですごくすっきりした。
管からはイノラスっていうのを胃に直接入れていたんだけど、管がなくなったことで自分で直接飲むことになった。別に胃に直接行ってたのが口からになっただけだ。そうなんだけど、このイノラスが曲者。味は甘いのだが、少しねっとりしていて何故だか美味しくない。これが続くのか…


【2月4日(日)入院生活7日目】
この日は窓枠で「SHIZUOKA LIVE UNITE」というK-MIXのオーディションの浜松予選が行われるので、無事に開催されているだろか。などと考えながら過ごす。時々メールチェックして当日欠席の連絡をいただいた出場者をスタッフにLINEしつつ状況確認したり。
そして昨日浴びれなかったシャワーを。入院生活で初。すっきり。

そんなこんなしつつ、前回の「胃がんでした。」を書く。今書いてるのもそうなんだけど、色々書き足したりするので時間がかかる。なおかつ、旅日記要素もあったので写真選びもあって大変だった。まぁそれだけに満足度は高いのだけど。
何度も推敲。何か誤解が生じないか、こういうことを伝えるべきなのか、など考えつつ。でもきっとこれがベスト。と言い聞かせて投稿&「X」にて拡散。
Xの返信はもちろん、DM、LINEなど多くの励ましのお言葉をいただきました。ありがとうございました。今回もしょうもない有料記事を最後に付けようかな。
返信に追われ就寝。


【2月5日(月)入院生活8日目】
この日からリハビリのスタッフさんが来てくれた。
午前中は挨拶と軽く病棟内を歩く。(1週120mをこの時は2週)
リハビリさん曰く、私を担当してくれる先生は「とにかく歩け」という感じらしく、術後はかなり筋力が落ちるのでとにかく筋力つけとけ。らしい。頑張ります。
午後、造影剤を使ったCT撮影。初めての入院だし、病院自体ほとんど来ることがないので知らないことだらけ。入院初日にCTは撮ったのだけど普通のCTと造影剤使ったCTって違うのね。
まず前室で造影剤を入れる為の点滴の準備。普通の点滴よりも太い針が使われます。ちょっと痛い。けどもう毎日何かしら挿されてるから慣れた。
準備が終わるとCTへ。機械に横たわり、バンザーイ!の状態で待機。
機械の準備が済むと造影剤を入れられます。「身体が熱くなります」と言われたんだけど、本当にびっくりするぐらい熱くなる。これは相当身体に負担が掛かってるんじゃないかなって感じ。
「息吸ってー」「息止めて!」を2回繰り返して終了。
初日の時から気になってたんだけど、機械を通過する時に「息止めててね」みたいなマークなのか、本来の意味はわからないけどそういうのがあって、それが何故か自分のツボにはまってしまい、目が合うと笑ってしまうので息止めてる時はつらい。これが自分だけのツボだし、誰にも伝わらないのもつらい。
そんな感じで造影剤を使ったCTも無事終了。

午後のリハビリさんが来る前にイノラス飲んじゃえ―!っと、美味しくないイノラスをかなりのハイペースで飲む。味を感じる前に飲むのがコツかもしれない。
リハビリでは別フロアにあるリハビリ室で自転車こぎを約10分。ほどよい疲労感。身体を動かすって良いですね。

この日の夜、イノラスを勢いよく飲んだことや、造影剤の後は水分多めにとりましょう。(造影剤は尿として排出されるから)というので水分摂り過ぎたのか、胃のキャパを超えたのか、ちょっと吐きそうになりましたがなんとか吐かずに就寝。


という感じで、ざっと昨日までの入院生活を綴ってみました。
今日も午前中リハビリをしてきました。手術の日まではこんな感じの生活が続くのかな。という感じです。
友達から「必要なものがあったら言ってね!」とありがたい連絡をいただくんだけど、食べ物も必要ないし、飲み物は水があれば十分だし、暇つぶしグッズもネット環境のおかげで必要ないし。特別困ったことはないかな。
窓枠の仕事がスムーズに回る為の人手とか、窓枠が忙しくなり過ぎないぐらいの適度なライブとか、お金とかはいくらでも欲しいですけどね。
ま、それはそれで。

また手術前に一度ぐらいnote更新したいな。
気が向いたら「記事をサポート」、この先の有料記事も良かったらどうぞ(またしょうもない内容です)
ではまた。

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