こんにちは！かみかわKICHATTAのライターすずです。
今回インタビューしたのは、かみかわKICHATTAメンバーの一人、平田武さん。

都内でWebマーケティングディレクターとして働く平田さんが、なぜ北海道の地に短期移住することにしたのか。

かみかわに「KICHATTA」するまでの経緯と、滞在してみて感じたことを伺いました。

ーー早速ですが、平田さんはなぜ上川町にいこうと決めたんですか？

今年の4月から今の会社に転職したんですが、社員全員が基本的にテレワークで働く体制なんです。気づくと雑談なども含め、あまり色々な人と話をせずに作業に没頭する日が続いてしまって...

もちろん会社のメンバーと打合せを行う際などには雑談をしているのですが、せっかくテレワークを活かして働けるのに同じところに留まって作業に集中してしまうのももったいない！と思って、会社の仕事をしつつも何か新しい働き方ができないかと考えはじめたのがきっかけでした。

それで、何個かの副業マッチングサービスを登録したときに一番最初に見つけたのが、上川町の短期移住型プログラムでした。

ーーすごい、偶然！とはいえ、短期移住って結構ハードルが高いと思うんですが、もともと地域での仕事には興味があったんですか？

特別、地域で働きたいと思っていたわけではなかったです。

でも振り返ってみると、高校生のときにバンドの練習で公民館に通いつめていたので、地域の多世代の方との交流が多かったり、大学時代の教授がまちづくりを専門にしていたり、と地域との関わりは自然とあった気がします。

上川町での仕事内容もSNSなどのPR業務と書いてあったので、今までの経験もいかせそうだなと思い、応募にためらいはなかったですね。

ーー素晴らしい決断力ですね。ちなみに、今までどのようなお仕事を経験されてきたんでしょうか？

「マルチポテンシャライト」という言葉があるんですが、まさにそんな働き方をしてきました。

最初は食品関係の工場につとめていたので、じつは調理師の免許も持っていたりして。
そのあとマーケティング会社で、リサーチからアイデアの出し方、提案書の書き方までマーケティングのイロハを学びました。

そこからベビー用品を扱うメーカーに転職して、未経験からWebメディアの立ち上げを担当しました。編集長として、メディアの方針決めをするところからはじめて、試行錯誤をして学んでいきましたね。

そして現在の会社でWebマーケティングの仕事をしながら、上川町で働いているというのが今です。

ーー色々な経験をお持ちで、なんでもできちゃう平田さん！会社員と上川町のお仕事はどのように両立しているんですか？

会社はできるだけ定時で働くようにしています。

上川町での打ち合わせや業務がある場合は、2時間ほど抜けますというような形で、会社のメンバーにも理解してもらっています。

両方の業務をスケジュール調整しながら働けていますね。

ーー実際に上川で仕事をしてみた感想はどうですか？

着いたときは、知らない場所に一人できた感覚にワクワクしていましたね。

チームメンバーに会った当初は、何をどうしたらいいかわからない部分もあったんですが、今は2週間経って、みんなとチームとしていろいろな話し合いができるようになったことが嬉しいです。

副業を探したときから、一緒に働くチームが欲しいなと思っていたので、ある意味今は理想の働き方に近いような気がします。

ーー上川町にきて理想の働き方ができているというのは、とても素敵ですね。上川での生活は残り半分になりますが、今後何かやりたいことはありますか？

ポルト（町の交流スペース）でeスポーツの勉強会に参加させてもらったときに、これだ！という感覚があって。
町民も、外からきた人も混じりあって交流している様子がすごく楽しそうで、こういう場を作りたいなと思いました。

町に対しても、チームメンバーに対しても、自分の経験でなにかできることを還元していきたいなという想いがありますね。

ここで出会ったのもせっかくのご縁なので、このプロジェクトが終わっても上川町やチームメンバーとはお仕事などで関わっていきたいと思っています。

ーー今後も続く関係性をつくっていきたいですね。最後に、次に上川町にKICHATTAするかもしれない人たちにむけてメッセージをどうぞ！

上川町は、町の人がすごく優しく受け入れてくれて、やりたいことをやらせてくれるし、知りたいことがあれば町の人を紹介してくれるので、まさにやりたいことを形にできる場所だと思います。

今の仕事からキャリアを広げたい人や何か新しいことをやってみたい人にぜひ来てもらいたいですね。

縁もゆかりもなかったかみかわに「KICHATTA」平田さんですが、とても充実して働かれている様子が伝わってきました。

残りの滞在期間に上川町でやりたいアイデアをたくさんあるようなので、これからの平田さんの活動が楽しみです！

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