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お金の配置を考えよう!家計簿より貯金箱 ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~

皆さんこんにちは!
島根県松江市のファイナンシャルプランナーかみです。

弊所HPからnoteへ移設のため、過去の記事を掲載しています。
今でも役立つ内容ですので読んでいただけたら嬉しいです。


2018.6.6 お金の配置を考えよう!家計簿より貯金箱 


資産形成をしようと思っていても、どうしたらよいのかわからないという声をよく聞きます。


私たちの親の世代は金利が高い時代もあり、定期預金や保険で資産づくりが出来ていました。


当時はマル優という少額貯蓄非課税制度があり、利子に対しての所得税・住民税がかかりませんでした。



では今はどうでしょう・・・


金利が低く借り入れをするには良い時代かもしれません。


しかし資産形成という面ではどうでしょうか?


金利が低いのに、親の時代と同じように定期預金や保険で資産を作ろうとしていませんか?



例えば・・・


住宅ローン金利1% > 定期預金0・02%



これでは明らかに金利が負けていますよね。


これを例えば・・・


住宅ローン金利1% < 資産形成利回り3%


このように出来たらどうでしょう。


借り入れの金利に対して、資産形成が勝ってますよね!


このバランスが大切なんです。



ではどうすればいいの?



考え方をお伝えします。



また例えですが・・・


皆さん、魚をもらったらどうしますか?




今晩食べようと思ったらすぐ調理しますよね!まな板の上です。



明日食べようと思ったら冷蔵庫に入れておくでしょう。


1週間後に食べようと思ったら冷凍しておくかもしれませんね!



この考え方はお金に関しても同じです。



・すぐに使うお金はまな板(生活費として手元に置いておくお金)


・貯めるお金は冷蔵庫(数年以内に使う目的のお金)


・増やすお金は冷凍庫(当面は使わない未来の社会や自分に向けて育てるお金)


このようにお金の配置を決めることで、借り入れ金利や物価の上昇率に負けないようにします。


この考え方が大切です。


皆さんのご家庭ではどうなっていますか?


まな板(すぐに使うお金)にたくさんのっていて、冷凍庫(増やすお金)が空っぽになっていませんか?


家計簿をつけている方もいらっしゃるかと思いますが、つけてもお金が貯まらないという話を聴くことがあります。


家計簿にはこのお金の配置が入ってないことが貯まらない原因ではないでしょうか。



家計簿は収入と支出を把握するもので、過去を振り返るのに使います。



お金の配置とは言い換えれば 貯金箱 です。


貯金箱はこれから先の資産づくりのため、将来を見ていきます。




・家計簿とは家計の損益計算書

 家計の収入と支出を把握するもの


・貯金箱とは家計の貸借対照表

 負債と資産を把握するもの


弊所では、この貯金箱づくりとその配置をライフプラン作成とともに行っていきます。


お客様が貯金箱づくりと配置(貸借対照表)に慣れると、お金の管理は時間の管理だと理解できるようになります。


この理解がとっても大事!



家計簿をつけて収入と支出を把握しても、そんなに無駄遣いしているわけでもないのに、家計が厳しいというご家庭は少なくないと思います。


それはそうです。今と昔では社会保険や税金などの国民負担率が大きく違うのですから!



収入と支出ばかりで考えていたら、いつまでたってもゆとりは手に入れられないかもしれません。


家計簿より貯金箱 という考え方を身につけて、豊かさとゆとりをつくっていきたいですね!


もっと知りたいと思われたら“お試し相談(無料)”で考え方をお伝えしますので、有効に活用してくださいね。


これから起こりうる金利や物価の上昇に負けない家計を作っていきましょう!


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