1週間経つの早すぎだって！！！
どうもこんばんは。

先日、一人旅で湯河原温泉に行きまして、
珍しくマッサージを受けたのですが、
そこのマッサージ師さんがとてもいいお話をしてくださったので、今日はその内容を記録していこうと思います。

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湯河原駅からバスで少し行ったところにある
ホテルニューウェルシティ湯河原。
日帰りマッサージが受けられるということなので、
ふらっと立ち寄った。
勝手なイメージだが、綺麗なお姉さんがアロマの炊かれたヒーリングミュージックの流れる空間で、静かにマッサージをしてくれるのかと思っていたら、待ち構えていたのは優しい笑顔のおじいちゃん。

常にYouTube撮影を兼ねての旅行だったが、
おじいちゃんが過眠をマッサージしている絵面は視聴者的にどうなのだろうと思い、カメラは回さないことに。
ところがどっこい、このおじいちゃんとのお話をカメラに収めなかったことを大いに後悔することになるとは。

とても陽気でよく話すおじいちゃん、御歳75歳。
YouTube、TikTokにも詳しく、私がYouTuberをしていると話すと、こんな企画の動画とかよくあるよね！と。まぁよく見ていらっしゃるようだ。

(体の状態を見て)
「こりゃあ毎日頑張ってるねえ。根性あるってことだあ。でも頑固でもあるでしょう？Youtuberなんて頑固さがなきゃできないからねえ。競走も激しいし。私なんて全部まぁいっかって精神の人だから笑笑」

さすがベテラン。
体の状態を見て、私の生活ぶり、性格まで全て的確に言い当てるではないか。

歳のわりにとても活き活きしたおじいちゃん。
マッサージ師は体力仕事だから大変だろうと思い、
その道長いのか聞いてみると、

「いやぁ、50歳まではタイル職人をしてたんだよ。
でも今もうキッチンもお風呂もトイレもタイルって少ないでしょ？年間大体180万件あった依頼が60万件くらいに減っちゃってさ。仕事に困ったのよ笑
それで50歳のときに、知り合いのマッサージ師に誘われて手伝い始めて、それから25年だね。」

なんと。
50歳でそのチャレンジ精神も素晴らしい。

「ニッカズボンに地下足袋履いてた職人が、いきなり接客だよ笑 おかしいよねえ笑」

そう笑っていたが、その仕事ぶりを見るに
マッサージ師の仕事も存分に楽しんでいるように見えた。

話の流れでおじいちゃんの人生の話に。

「25〜35歳あたりがピークだったなぁ。
ポケットに10万入れて一晩で使い切ってもへっちゃらだったよ。まさかバブルが弾けるなんてねえ。
あの頃松下幸之助さんが言ってたんだ。資産というのは努力、工夫をして増やしていくものなんだと。
あの頃は土地を持ってれば価値が勝手に増大していったけど、そのほうが異常だったんだって分かったねえ。」

「昔は色々大変なこともあったんだよ。今じゃ笑い話だけどね笑  奥さんに逃げられたりもしてねえ。
50歳で婚活したんだよ笑 でも全然決まらなくて。1周回ってもういいやってなったときに決まったんだよね。面白いもんだよ。自分のことを棚に上げて、相手の条件にうだうだ言ってたときは決まらなかったのにねえ。」

「今はその頃よりよっぽど人生楽なもんだよ。
意地、プライド、欲全部捨てたからねえ笑
明日死神様がきて、来年までの命ですって言われても
笑って受け入れるね。運命ってやつさ。」

そう話すおじいちゃんはとても明るく朗らかで、
正しく人生を学んできたような強さを感じた。
運命に翻弄されず、自分を振り回さず、
気分よく、柔軟に生きる。
そんな余裕があった。

驚いたのはそれだけじゃない。
YouTubeについてもいろいろと考えを述べてくれた。

「旅行Vlog系？いいね！
何かテーマがなくちゃね。人生も同じだよ。
今どきYouTuberも無数にいるしね。
あなただけのテーマがなくっちゃ。」

その通りだ。
私だけのテーマ、なんだろう…。

私が無理なく私らしさを出せるとしたら、
いつものような語りと、自分の考えをプラスした発信だろうか…。
旅行動画においては、こういう出先で出会った人たちの話も入れていきたい。
ただ、そのためには私のコミュ力のなさが圧倒的に問題なのだが。
そんなことを考えさせられながら、
マッサージを受けること60分。

(凝りを見つけて)
おじ「おっ、ここなんかあるね。これはねぇ。こうして…(クイクイっ) ほら、なくなったでしょ」
過眠 「あっれーーー？？wwwwww」

おじ「今、股関節曲がるのここまでね。それをこうすると…(グッグッ) ほら柔らかくなった」
過眠「あっれれれれーーーーwwwwwwww」
おじ「この仕事面白いよねえ笑 体ならいくらでもマッサージでほぐせますからね。性格はマッサージで柔らかくできないけどw たっはーーーーーwwww」
過眠「深い」

75年、山あり谷ありながらも楽しそうに働くおじいちゃんは、いつなんたるときもその状況を目一杯楽しんできたのだろうと思う。私もそのしなやかな考え方と生き方を見習いたいものだ。

体はもちろんのこと、
心までマッサージされたような気がした。
ああいう人を、仕事を極めた人と言うんだろう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。