3月号、神島竜の今月の気になるニュース

 こんばんは、神島竜です。
 今月から、その月に気になった話題について話していきます。
 毎月、20日以降、お仕事の休みの日との兼ね合いを考えつつ、できる範囲内でやっていこうと思います。

 内容は僕が関心のあるものを中心とするためVtuber、アプリ、サブカルの話が多め。余裕があれば、世間でよく話す内容についても感想を書きます。

 では、順に話していきましょう。

斗和キセキがレッドフレームでパズる

 3月1日デビューのバーチャルユーチューバー、斗和キセキがデビューしてすぐにTwitterでガンダムシリーズに登場するレッドフレーム改に似ていると言われ、ブレイク。投稿している動画数はまだ2本であるにも関わらず、 Youtubeのチャンネル登録者数は6万を超え、Twitterのフォロワー数は9万以上となる。

 短期間でここまで伸びるのはスゴいんですよ。Vtuber といえばもう6000人以上もいると言われててさ。新人が目立つには多少過激なことをするか大きなところの看板を背負うかなんですけどね。

 それがさ、まさかレッドフレーム改に似ているからという理由で話題になるなんてさ。予想がつかなかったですよ。

 もちろん、彼女の人気を支えているのは背中にあるレッドフレームだけではない。現在、投稿されている動画もかなり面白いですよ。

 斗和キセキさんは歌を中心にして活動していくVtuberらしく、一本目の動画が『RAINBOW GIRL』のカバーソング。2ちゃんねるの作曲できるやつちょっと来いスレで作られ、ニコニコ動画でも多数の歌い手に歌われた歌のようです。

 一人のオタクがPCをつけて斗和キセキと出会う。
 しかし箱の中の彼女は彼に自由に話すこともできない。
 いつしか彼は新しいゲームを買い。
 彼女の存在を消してしまう、消えゆく彼女は箱の中から出てあなたと過ごしたかったと思う、という歌詞内のストーリーになぞらえたPV風の動画はかなりオシャレです。

 次に2本目の動画は悪役プロレスラーの前で斗和キセキは何分生きていられるか、という企画。悪役プロレスラーが1万円でモニターを破壊するアルバイトを受ける。いざ、お得意の技でモニターを破壊しようとすると、突如モニターがつき、そこには斗和キセキの姿が。彼女の必死の命乞いに対し、悪役プロレスラーから何分間耐えられることができるのか。

 ここでの悪役プロレスラーと斗和キセキとのコミカルなやりとりが話題を呼び、あのプロレスラーは何者だ、と話題になり、ネットニュースにもなりました。

 今後もどんな動画が出てくるのか、これからの活躍が気になります。

あにまーれが3D化!

 3月の13日、14日、ついにあにまーれの3Dが公開されました。
 いや~、長かった。リアルタイムであにまーれメンバーの一人、因幡はねるさんの配信を見させていただいたんですが。電車の中で目がウルウルしてしまいました。

 ここまで来るのに、いろいろあったんだよな、と感慨深くなっちゃったんですよね。

 なんでそんなに感動したかと言いますとね。この3D化というのがバーチャルユーチューバーにとって、一つの通過点であり、これからの活躍につながる大きな一歩なんですよ。

 まず、バーチャルユーチューバーとは、2016年の11月26日にデビューしたキズナアイさんが発信した概念です。当初は実際の中の人の動きと連動して動く3Dモデルのことを指しました。
 そこからフェイスリグという二次元の絵をカメラに映る人の顔に連動して動かすキャラクターも、バーチャルユーチューバーとして呼ばれるようになります。
 最初は企業に属さない個人の方によるデビューが多かったんですが、株式会社いちからさんから、にじさんじという二次元のバーチャルユーチューバーのグループが出てきたことで拡大した定義が一般化しました。

 そこから、にじさんじの一人、月乃美兎さんという方が、幼少期に草を食べていた過去やムカデ人間という映画が好き、という奇抜なフリートークが話題になったことで、その人個人の雑談力や企画力によって、予算のかかる3Dモデルでなくても人気者になれることが証明され。キズナアイと同じく2017年の早い時期にデビューしブレイクした電脳少女シロちゃんが所属するアップランドが、アイドル部という、同じく二次元の絵によって動くグループをデビューさせ。企業主導による二次元の絵によるVtuberが増えていきました。

 で、ある一定の登録者数を得たVtuberを3D化させるというのが流れとしてできたんです。

 さきほど触れたんですけどね。3Dモデルってお金がかかるらしいんですよ。人気が出るかどうかわからない状態で最初から3Dでやるっていうのはかなりハイリスクだったんですね。だからこそ、最初に絵で動かして、人気が出ることがわかってから3D化するって流れができたんですね。

 でさ、なんで二次元のままじゃダメなのかっていうとさ。3D化したほうができる仕事が増えるからなんですよね。

 たとえば、さきほど例として挙げました月乃美兎さん。彼女は3D化してから、テレビ番組の出演、リアルイベントの仕事、それに『バーチャルさんはみている』などメディアの露出が増えました。

 もちろん、『バーチャルさんはみている』でも、2次元で動くケリンやにじさんじ所属のシスター、バーチャルゴリラさんが出演しているんだけどさ。今後、こういう仕事をしていくにあたっては3Dの肉体のほうがやりやすいんですよ。

 あにまーれと同じ社内のグループ、ハニーストラップがあにまーれより先に3D化したんだけどさ。あれたぶん、ハニーストラップのメンバーの蒼月エリさんが、正月にNHKでやったバーチャルのど自慢が決まったからさ。その後の展開も見越して、ハニーストラップを先にしたんじゃないかなと思います。これはあくまで、僕の想像ですけどね。

 そういうことがあるからさ、3D化っていうのは、今までファンが応援してきた結果でさ。これから彼女たちはさらに大きく飛躍していきますよっていう約束にもなるんですよ。

 そもそもさ、あにまーれってここまでいくまでに、ホントいろいろあったんですよ!

 あにまーれとは、バーチャル赤羽に存在する有閑喫茶。店内に入れば動物のコスプレをした店員さんが迎えてくれる。しかし、じつは彼女たちは異世界からやってきた子たちなんですよっていうグループです。

 デビューしたのが2018年の6月。当初、あにまーれの公式のTwitterアカウントではにじさんじの妹分として紹介されていました。しかし、後ににじさんじさんとこのTwitterアカウントでやんわりと否定されています。
 どうやら、にじさんじは技術協力をしていたらしく、あくまであにまーれは別グループであるそうです。

 ここまではいいんですよ。
 その後でですね、にじさんじSEEDSというグループが、あにまーれと同じ6月に、しかもあにまーれが初配信する2週間くらい前にデビューし、ネットでの話題を集めました。

 これどういう状況かと言えばですよ。

 これから街中で商売を始めようとしていた商店街のそばに、突然ショッピングモールができたようなものでさ。初動が大事なVtuberにとってはかなり不利な状況だったんですよ。

 そんななかで、あにまーれメンバーの因幡はねるさん、宇森ひなこさん、稲荷くろむさん、日ノ隈らんちゃん、宗谷いちかさんたちがさ。いろいろやってきてさ。登録者数も順調に増やしてここまで来たっていうのがあるんですよ。

 そんなかで、僕が一番応援していたのが因幡はねるさんです。

 彼女は有閑喫茶あにまーれの店長。垂れたうさ耳の女の子。サンリオのプリンくんが好きで、イメージカラーも彼と同じ黄色を基調としたものにしています。
 因幡はねるさんはデビュー当時、まだあまりやっている人のいなかった朝配信をやってさ。通勤前や不定期な仕事の方などのニッチな時間帯の需要に答えていたんですよ。さらに、その当時は、朝、昼、夜の3回の配信をほぼ毎日行っていました。
 そのうえでさ、Twitterではファンとの交流も密にやっててさ。Twitterにbotと間違われてアカウントの停止を食らうくらいさ。ファンからのメッセージに返信をしてくれてたんですよ。
 Twitterにbotと間違われるってさ。相当すごいことなんですよ。

 彼女は、因幡はねるを中心としたライフスタイルというのを提供しているんですよ。一日の娯楽が因幡はねるで完結する生活です。ちなみに彼女はファンの人と余生を過ごす老人ホームを建てることを夢としてデビュー当時から語っていまして。熱心なファンの方はそれを信じています。

 これにより、ファン同士の結束も強まっており、こうした因幡はねるを中心としたファンのことを因幡組と呼ぶようになりました。

 他にも日ノ隈らんちゃんの積極的なVtuberとのコラボ活動、まだMAXENDによる激辛レビュー配信が流行ってなかった頃に激辛配信に挑戦してパズったり、宗谷いちかさんがリスナー主導の挑戦的な企画や、いろんな人を巻き込んだ企画をやっていったり、稲荷くろむさんがPUBGを通して、様々なVtuberと関わり、PUBG大会での活躍だったり、宇森ひなこさんはコンギョやASMRなどの活動により、あにまーれもどんどん知られていったんですね。

 でさ、それを見てきたからこその3D化なわけなんですよ。
 そりゃ感動するじゃないですか。

 この3D化なんですけどね。かなりいいんですよ。
 ずっとさ、二次元の絵を見てさ。動いたらこんな感じなのかなって思いながら見てたわけなんですよ。それがさ、その通りに動くんですよ。

 宗谷さんは、枠外からパッと驚かせるように現れたうえでファンの方とジェスチャーゲームをする。ファンとの交流で面白くなる企画をする彼女らしさが出ていました。
 らんちゃんは、遠くからのカメラで突然近づき、ギャグっぽい感じで動いてさ。コミカルでみんなを楽しませたいと考える彼女っぽかったし。
 宇森ひなこちゃんは、喜怒哀楽が激しくてさ。ファンの言葉を全力で受け止めることなんだけどさ。すごい可愛かった。
 因幡はねるさんもさ、じつはかなり内気な性格で、だけど配信をはじめると楽しくなっちゃっていろいろやってくれるって感じがさ。スゴイいいんですよね。

 3Dモデルのデキがホントにいいんですよね。因幡はねるさんってじつは身体が弱いらしくってですね。ダンスを踊ってくれた時もさ。そこがスゴイ可愛いんだけどさ。ちょっとふらついたって瞬間もさ。動きでわかるっていうのがスゴイなって思いましたよ。

 その子のキャラクター性が肉体の動きでわかるんですね。

 さて、ついに3D化を果たしたあにまーれの今後の活躍が今から楽しみです。

キミラノがリリース!

 3月19日、キミラノがリリースされました。

 キミラノとはライトノベルのリコメンドをしてくれるWEBサービスです。
 サイトには6人の美少女キャラが読者パートナーとしていてさ。
 彼女たちが、登録した本から、利用者の読書傾向を調べて、オススメの本を紹介してくれます。

 こちらも今後の動きを楽しみにしています。

 ライトノベルって数が多いですからね。WEBからの書籍化により、月に出版される数は把握できないほどです。

 なので、そんなたくさんある作品からおすすめの本を探してくれるのは助かりますよ。

 これから利用していきたいと考えています。


祝!ひな様の収益化が通る!

 3月21日深夜0時13分、宇森ひなこさん、通称ひな様の収益化が通りました。

 ひな様はさきほど紹介したあにまーれのメンバーです。

 ピンクの髪のコウモリの女の子、笑うと開いた口からキバがのぞくところが可愛いです。

 彼女の魅力は激しい喜怒哀楽、可愛い歌声、ファンからのボールにホームランを狙ってバットを振っていく挑戦心です。

 宇森ひなこさんの投稿した動画で、オススメなのがマインクラフト、アウトラストなどのホラーゲーム、アクションゲームのしょぼんです。これらに共通するのが、彼女の激しい感情が配信に溢れ出たエネルギッシュなものになっていることです。

 この中のいくつかは後で話す事情により、アーカイブは残ってないんですけどね。ひな様ってあにまーれのなかで一番感情の振れ幅が大きいんですよ。

 もちろん、あにまーれは全体的に感情表現が豊かなかたばかりなんですよ。

 そのなかだと、宇森さんは喜怒哀楽の4つの感情がメッチャ行き来しているんですよ。1回の配信の中でさ、怪物に追いかけられて泣くし、理不尽なゲーム仕様で怒るし、達成できたことに喜び、その配信自体を楽しむんです。そこがさ、メッチャ動いてんですよ。

 そこ見たらさ、こっちも楽しくなるじゃん。

 さらにさ、宇森ひなこさんは歌もいいんですよ。
 初回の放送で歌ってくれたのが、Fancy baby doll。
 配信を見ている視聴者さんが、合いの手を入れられるような歌っていうのさ。選んでてさ。歌も、ひな様の可愛い声で、完全に宇森ひなこの歌だなって感じになってるんですよ。そこがいいんですよね。

 でさ、ひな様の魅力でさ。だからこそ時々心配になるのがさ。
 ファンからのボールにさ全力でバットを振ることですね。

 もちろんですね、あにまーれは全員、レスポンス力が高いんです。なかでも因幡はねるさんはファンの言葉をしっかり受け止めてくれる子です。はねるさんとひなこさんの受け止めるにはニュアンスの違いがあってですね。キャッチャーとバッターの違いがあるんですよ。

 まず、宇森ひなこさんで有名なのに「コンギョ」という歌があるんですけどね。この歌は北朝鮮の軍歌です。彼女がデビューした2018年の6月時点では、その歌は個人で活動しているバーチャルユーチューバー、ケリンさんが動画のBGMとして使っていることで話題となりました。

 でさ、初回の自己紹介を兼ねた配信でさ。ホラゲーやスプラッタ映画が好きで歌も好きだと語るひな様。そこでさ、ファンがリクエストした歌がさ。コンギョなんですよ。後にさ、宇森さんはコンギョが好きで、銀座でショッピングに行くときにBGMにしているって話しているんですけどね。

 きっかけとしては、初回の配信でファンからコンギョのリクエストがあって。そのコメントに反応する形で次で歌うって流れがあったんですね。

 そこから、コンギョがパズって、「くるみぽんちお」を歌うまでの流れがあるんですよね。

 ひな様って、ファンからの声をしっかり受け止める人でさ。それがファールボールだとしても、見送って1塁に出るんじゃなく、バットを大きく振ってホームランを狙う人なんですよ。

 その後ですね、10月にキャラブレ疑惑というのが出てさ。あにまーれ会議のプロレス的な演出で話題に上ったんですけどね。そのへんはひな様の全力でバットを振っているいろいろなことに挑戦する人だからなんだと思います。

 そのうえでさ、収益化の話に戻るんですけどね。

 これに関してさ。僕がなんでこんなに喜ぶかといやさ。ここに到達するまでのドラマがあるんですよ。
 なんでかわからないんですけどね、あにまーれ、ハニーストラップも含めてさ。ひな様だけなかなか収益化が通らなかったんですよ。

 これに関しては諸説あってさ。

 パズったきっかけになったコンギョが北朝鮮の軍歌だからかもしれないし。アウトラストというゲームが、中盤で性器を露出させた敵キャラが出てくるからさ。一応、その場面だけコンギョを流してたんだけどさ。それが日かかったのかもしれないし。あるいは、歌配信でのなかで著作権の引っかかるものがあったのかもしれない。

 Youtubeの収益化の審査ってさブラックボックスでさ、つまりどんな基準で判断されているのかよくわかっていないからさ。理由もわからないんですよ。

 そのため、収益化を通すために2月くらいからアーカイブを全部消してさ。清楚配信をやっててさ。僕ら、ずっと応援してたんだよ。

 でさ、今月ついに通ったんですよ!

 本当に自分のことのようにうれしい!

 今月はちょっと小麦粉で生活したいくらい少し財布に余裕がないので、スパチャ(Youtuberに渡せる投げ銭)はできないんですけどね。
 来月は払いたいと考えている次第ですよ。


 今月はこんな感じでした。来月はどんなニュースが待っているでしょう。
 では、また来月。神島竜でした。

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