かものはし@のんきな生活

22年夏~ 妻の赴任に帯同しハンガリーに滞在する駐夫 難しいことを考えたりもしますが、…

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22年夏~ 妻の赴任に帯同しハンガリーに滞在する駐夫 難しいことを考えたりもしますが、やっぱり食べるのと寝るのが好きです USCPA/会計・経理/海外フリーランス/駐夫

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自己紹介

はじめまして。かものはしかも、です。 <Noteを始めた理由> 2021年から生活に様々な変化があり、色々と迷い悩んだ末に、22年の夏から妻の海外赴任に帯同し、ハンガリーに行くことにしました。 情報収集や迷った時に、様々な方のブログや体験談が参考になったので、「私も役立つものを残せるかも」ということで、Noteをはじめました。 <プロフィール> 20代後半の元会社員。 妻の海外赴任への帯同を決めて、22年夏からハンガリーに住む予定の駐夫。 新卒入社したメーカーで経理を

    • 「感情資本主義」を学んだら、息苦しさの原因が分かった話

      先日、ある経済誌で「感情資本主義」に関する記事に出会った。 勘定資本主義とは、近代資本主義を「感情」という視点から読み解く考え方である。 小難しく聞こえるかもしれないが、私はこの考え方を知り、自分が生活で感じていた息苦しさの原因を見つけることが出来た。 経済学的なバックグラウンドがなくとも、日常生活に気づきを与えてくれる概念だと思うので、簡単に感想を紹介したいと思う。 なお、詳しい内容については文末の書籍等を参照されたい。 ①「感情資本主義」とは何か? まずは「感情資本主

      • ハンガリー生活⑬ 旅行に行くなら、今が一番と思い込む

        ヨーロッパの夏といえば「バカンス」 皆こぞって長期休暇を取り、国内外問わずに出かけている。 去年は「なぜここまでバカンスを大事にするのだろうか?」と思っていた。そして、一冬越えて理由が分かった。 「冬は暗すぎて楽しくないから、陽の当たる夏を楽しみたい!」という切実な想いがあるのだ。 カナダでも一冬過ごしたことがあるが、こんなことはなかった。 ハンガリーの冬が持つ、洗練された陰鬱さが、夏をこれまでにないほど楽しみにさせてくれるのだ。 我が家もいざ行かん!と思い立つが、如何せ

        • ハンガリー生活⑫ 春になると現れる白いふわふわ

          春になって暖かくなると、ブダペストの街に白いふわふわが現れる。 木や森が近くにない街中でも、あらゆる場所で飛んでいる。 詳しい品種までは分からないが、ハンガリーではメジャーな樹木の種子らしい。日本のタンポポの綿毛のようなものだろうか。 この綿毛、寒くなるときちんと出てこなくなり、暖かくなった折にはまた一斉に現れる。植物の寒暖差を把握する能力は凄い。 ふわふわは大量に飛んでいるものの、日常生活で邪魔になるわけではない。服や洗濯物につくこともないし、視界が遮られるような密度で

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          ハンガリー生活⑪ メリハリがあり過ぎる仕事に順応したい

          私はハンガリーで生活しているものの、昨秋から日本企業へリモートワークで働いている。 収入や雇用形態に関するビザの制限もあるので、フルタイムは出来ない。 でも、経理の経験や資格をフル活用できる仕事で、内容には満足しているし、仕事勘や経験を積む、有難い機会である。 よく「メリハリをつけて仕事をしよう」という話があるが、私の仕事はとてもメリハリがついている。いや、つきすぎている。 決算に関わる仕事という性質上、1・4・7・10月にはフルタイムに近い働きをする一方で、その他の月は、

          ハンガリー生活⑪ メリハリがあり過ぎる仕事に順応したい

          星野源さんの「いのちの車窓から」が最終回を迎えたので

          海外生活が始まってから、電子書籍ではあるが雑誌を読むようになった。 ニュースやSNS以外の重みのある日本語に触れたかったり、色んな世界を知りたくなったり、単なる時間潰しだったり、理由は様々であるが、自分にとっては大事な刺激になっている。 特に気に入っているのが雑誌「ダ・ヴィンチ」であり、中でも星野源さんの「いのちの車窓から」である。 ファンではなかったけれど、星野さんの書く文章を読むと、何となく心に立っていた波が穏やかになる気がして、好きになった。 テーマや内容に、共感でき

          星野源さんの「いのちの車窓から」が最終回を迎えたので

          <ハンガリーの少子化対策③>日本も参考にしてほしい所・真似しないでほしい所

          これまで2回、ハンガリーの少子化対策についての記事を書きました。 ハンガリーの少子化対策に関心がある方の多くは「日本もこれくらいやってほしい」という視点で、ハンガリーを見ていると思います。 私自身も記事をまとめる中で、真似してほしい施策や社会文化的要素を見つけることが出来ました。 一方、生データを見て、現地の感覚と合わせて解釈することで、ハンガリーの少子化対策の弱みも感じています。 今回はハンガリーの施策から「日本も参考にしてほしい所」と「真似しないでほしいところ」の両方

          <ハンガリーの少子化対策③>日本も参考にしてほしい所・真似しないでほしい所

          ハンガリー生活⑩ まさかの花粉症

          日本で今年のスギ花粉がすごいらしいというニュースを聞き、「ハンガリーに来てしまって良かった」と思っていた矢先、こちらでも花粉症になってしまいました。 どうやら、スギ科の植物の花粉が飛んでいるらしく、鼻がアレルギー反応で大変なことに。しかも、薬を飲んでいなかったので副鼻腔炎なりかけまで悪化してしまいました。 自身の備忘のためにも、現地で処方箋なしで入手できる薬を紹介します。 ①抗ヒスタミン薬 花粉症の薬として、日本でも一般的な抗ヒスタミン薬。ハンガリーでも薬局で購入できま

          ハンガリー生活⑩ まさかの花粉症

          <ハンガリーの少子化対策②>現地在住者から見た、特徴と注目点

          前回、ハンガリーの少子化対策の全体像を紹介しました。 その後、在日ハンガリー大使が自民党の会議で少子化対策を説明するなど、政府としてもハンガリーの政策に注目しているようです。 前回の記事はこちら(注意点・筆者自己紹介含む)↓ 大胆なハンガリーの政策に、「日本もこうしてくれ!」と思う方もいるでしょう。一方で、「効果は出ているの?」「暮らし方が違うでしょ」と疑問を持つ方もいると思います。 前回は、客観的に社会制度全般と少子化対策を知ってもらいたいという想いから、データを中心

          <ハンガリーの少子化対策②>現地在住者から見た、特徴と注目点

          ハンガリー生活⑨ キーボードが壊れたので、Amazonでドイツから調達した話

          こんにちは。かものはしかも、です。 1月の決算期も終わり、2月に入って少しリラックスモードに入っていたところ、Surfaceのキーボードが突然反応しなくなりました… キーボードの接触不良はいつか起こると思っていましたが、ハンガリーで起こるのは想定外。とはいえ、仕事や勉強のためにキーボードは必須。 今日やっと代替品を入手できたのですが、買い物の仕方で発見があったので、備忘として記録します。 ハンガリーで家電の代替品を探すのは難しい ハンガリーで日本から持ってきた道具の代

          ハンガリー生活⑨ キーボードが壊れたので、Amazonでドイツから調達した話

          <ハンガリーの少子化対策①>評価する前に知って欲しいこと

          「ハンガリーの少子化対策がすごい!」というニュースを見たことはありませんか? 政府が「異次元の少子化対策」を打ち出したこともあり、比較対象として、ハンガリーの政策が注目されています。 たしかに、ハンガリー政府は少子化対策に力を入れています。 「所得税免除!」「奨学金返済免除!」「住宅購入補助!」などの大看板を見ると、羨ましく思えてきます。 「その分、税金が高いんでしょ。施策だけ切り抜いても…」「所得が違うのに比べても…」「効果は出ているの?」と、疑問を持つ方もいるでしょう

          <ハンガリーの少子化対策①>評価する前に知って欲しいこと

          <ハンガリーで暮らす予定・暮らしたい方向け>2023年時点のリアルな物価

          こんにちは、かものはしかも、です。 今回はハンガリーで暮らしたいor暮らす予定の方向けに、2023年時点のリアルな物価情報を投稿したいと思います。 「ハンガリーの物価は安い」は本当?ハンガリーは、治安の良さやビザ条件に加え、物価の安さから海外移住希望者や海外フリーランスに人気の地。 インターネットでハンガリーについて調べると、よく見かける定説です。 治安の良さ、ビザ条件の充実は、たしかに評判通りです。 しかし、物価については2022年に始まった急激なインフレにより、数年

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          ハンガリー生活⑧ お家時間は日本と何も変わらない

          日本に住んでいる家族や友人と話すと、「ハンガリーでの生活はどう?」「大変?楽しんでる?」とよく聞かれる。 会話のきっかけとなる些細な質問だし、ハンガリーらしいことや苦労話を答えたりするのだが、実は「大半の時間は、何も日本と変わらないよ」というのが正直な答えだ。 私は根っからのインドア派であり、一日の大半の活動が家で完結する。 外出の一番の理由であった出勤は、リモートワークへの切り替えで消滅。 勉強も家でやりたいタイプで、趣味もほとんどインドアの活動。 何より、家でのんびりす

          ハンガリー生活⑧ お家時間は日本と何も変わらない

          ハンガリー生活⑦ 鍵も壊れてしまいました

          スマホと同時に、実は鍵も壊れていました。 玄関の鍵ではなく、廊下の共用部分の鍵で、セキュリティ上も必要不可欠ではなかったので、放置していたのです。 するとある日、お隣の老夫婦が尋ねてきて、何やら新しい鍵を渡されました。 ハンガリー語で、よく分からないですが、たしかに、ドアの鍵も新しくなっています。 しかし、大家さんの分の鍵は!?お金は!?など、次の疑問が噴出。 お隣さんはハンガリー語オンリーなので、とりあえず大家さんに連絡。 結果として「次の家賃支払いから引いとくから、

          ハンガリー生活⑦ 鍵も壊れてしまいました

          ハンガリー生活⑥ スマホが壊れた~さぁどうする!

          タイトルの通り、ハンガリーでスマホが突然壊れました… 台所で料理の写真を撮ろうとしたところ、フリーズ。 その後、充電も再起動も何もできず、仕方なくPCでスマホ修理店を調べて、原因特定のために持ち込みました。 持ち込んだのは「Mobee」という修理店。 ハンガリーのスマホ市場は、Samsung・iPhone・Huaweiのシェアが高く、修理店でも中韓メーカーの取り扱いが中心。 そのため、私の使用していたGoogle Pixel 5aの修理をお願いできるところを探し、レビュー

          ハンガリー生活⑥ スマホが壊れた~さぁどうする!

          ハンガリー生活⑤ 「中食」という選択肢が欲しい今日この頃

          油断していたら2ヶ月ぶりになっていたNote投稿… 「モヤモヤ考えなくとも、生活が流れている」とポジティブに捉えようと思います。 さて、ハンガリー生活に慣れてくると、「もっと家事で楽したいなー」と高望みが出てきました。 特に食の部分では、日本だったら..という場面が多いのですが、ハンガリーで特に違いを感じるのは「中食」の文化です。 前提:我が家の食生活 我が家は基本的に、平日は3食とも自宅で内食、休日は1~2回外食、というリズムになっています。 妻の職場が家の側なので、

          ハンガリー生活⑤ 「中食」という選択肢が欲しい今日この頃