＜はじめに＞
これは、もはや昔話。
2002年のことだから、20年も前のことになるし、今はおいそれと巡礼の旅に行って来ますとも言えない状況。

四国遍路とスペイン巡礼という二つの巡礼道を実際に歩き、その道そのものから自分で発見した事、そして出会った多くの人達から教えられた事を心のおもむくままにノートに書き付けた日記。

後から読んで自分自身が恥ずかしくなったり、逆に励まされてしまうくらい出来たての熱いままにしてあります。縁あって読んで頂く方がワクワクしたり、一歩何かに踏み出す勇気を持てたり、クスッと笑って頂けたなら、うれしいです。

また、この日記は四国遍路とスペイン巡礼の二つの日記をそれぞれ4章に分け、交互に展開する「らせん状」に構成。具体的には、四国遍路１章→スペイン巡礼１章→スペイン巡礼2章→四国遍路2章→四国遍路3章と続きます。そうしたことで東洋の端と西洋の端の２つの巡礼道を通して、信仰世界の違いと共通点が少し浮き彫りになったかも知れません。

もしかして
世界はまだ、旅の道の上で繋がっている
のかも♪

＜目次＞
はじめに

四国遍路について
四国遍路出発前夜
スペイン巡礼　「カミーノ」について 
スペイン巡礼　「カミーノ」出発前夜

第一章 
四国遍路：発心の道場 
カミーノ：フランス巡礼 

第二章 
カミーノ：廃墟のスペイン 
四国遍路：修行の道場 

第三章 
四国遍路：菩提の道場 
カミーノ：出会いと挑戦 

第四章 
カミーノ：祈りの総決算 
四国遍路：涅槃の道場 

エピローグ 
四国遍路：納経帳の最後のページには「弘法大師」 
カミーノ：サンティアゴでバカ騒ぎ、そして奇跡の再会 

旅を終えて　新しい旅の始まり 
〈巡礼の参考資料〉

それでは、少し長い連載となりますがどうぞよろしくお願いいたします。

カモシカのコンサル / 発酵食堂カモシカ
関　雄介