見出し画像

セクハラ?仕事辞める?

次女が無事、3月から希望の服飾関係の会社に就職して新生活をスタートさせました。

職種は技術職なので、なかなか大変そうですが、彼女は小学校から高校まで体育会系の運動部でもまれているので体力も有りますし、やると決めたらやり抜くガッツもあるのではないかと、親の欲目かもしれませんが思っています。

そんな彼女が仕事を始めて2週間目ごろに「仕事辞めようかな~」というので驚いて「何で?」と聞くと、「セクハラもあるし・・・、休暇の日数も就職案内と違う」と言うので驚いて「え?マジ?お尻とか胸とか触られたの?」と尋ねると「頭とか肩」

え、それセクハラ?
よくよく聞いてみると、上司が頑張ってるかい?という感じで声掛けと共に肩や頭をポンポンと叩いているようなのです。

昭和の体罰やボディーラングエッジが当たり前で過ごしてきた自分にとっては別にどうでもないでしょ、と思うのですが令和生まれの彼女には今まで経験がなかったために、体に障る=セクハラと感じる様なんです。

なるほど、人気になった「不適切にもほどがある」でありそうな話ですが、昭和と令和での感覚の違いを今更ながらに知りました。

結局彼女には「それは昭和のコミニケーションで悪意や下心があるわけじゃないから、許せるなら流して、いやなら嫌ですからやめてくださいと言えば」とアドバイスしました。

そして、休暇に関してもあまりにもブラックならまずいけど、あまり最初から休暇や給料とかの待遇で仕事を選んでいると技術習得という今、一番望んでいるものを手に入れそこなうから、そことの兼ね合いで頑張れるだけ頑張ってみたらどうか、と伝えました。

たまたま、その後母の祝い事で妹家族と食事をした時に、この話になったところ義理の弟も「俺も初めから毎日残業、残業で帰宅は深夜だったけど、仕事は3年位やらないと、その面白みが分からないからな~」と話してくれました。

私も、昔の職人さんの話で「初めの3年はたいして仕事も出来ないのにお給料くれて一人前に育ててくれる。だからその後に2~3年お礼奉公と言って育ててもらった恩返しをして円満に独立すると、その人間関係でその後も食べていけるようになる、というのが当たり前だったんだよ」という話しました。

現在は、そんな話が響いたかどうかは分かりませんが、仕事自体は楽しいらしいので、ゴールデンウィークで少し体も休まり気持ちを立て直して「まずは1年続けてみる」と元気に会社に行っています。

先日も、ゴールデンウィーク明けに仕事を離れる人が増えているとネットニュースで見ましたが、あまりのブラックだったり想像と違い過ぎていればその選択ももちろんアリだと思いますが、その先に何があるのかも少し想像してみるのはどうでしょう?

私も現在の仕事の技術習得のために13年修行しました。

間にはもちろん嫌な事も多々ありましたが、技術を習得して独立したいために続けて現在が有り、もちろん今の生活を気に入っています。

「不適切にもほどがある」からも、あまりギスギスしないで、鷹揚に許し合い楽しくやろうよ、というメッセージを受け取りましたが、何事にも一長一短があります。

現代は時間の感覚が早くなっているので、せっかちになり過ぎると損することもあると思いますから、長期的な視点も取り入れて、自分の人生設計図を俯瞰してみるのはどうでしょう?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?