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子どもに教わるマニュアル作成のコツ

先日、4歳といっしょにさつまいもの蒸しパンをつくった。

(これは我が家の朝ご飯です。) 

とっても美味しくできたので、近所に住む祖母の家にも配りに行った。
祖母に「どうやって作ったの?」と問われたときの4歳の答えに感心した。

まず、たまごをキッチンの角でガンガンってやって
穴のあいたところに両方の親指を入れて
やさしくぱかってひらいて割って
混ぜて
牛乳を入れて
混ぜて ……



さいごに かざりのおいもを3つずつちょんちょんと乗せて
蒸すの

すごい!

わたしは文章を書くのは好きだけれど、マニュアルを作るのは苦手だ。
どうしたって作るマニュアルが“文章”になってしまう。

その文章っていうのは、いわゆる余白を読んでもらうやつだ。

4歳のように、行動を細分化して動作に落とし込んで伝えるってことがなかなか難しい。

たまご割りに挑戦した4歳にとっては、かたい角にたまごを打ち付けることも、割れ目に両方の親指(人さし指でなく)を入れて力を入れずに左右に開くことも、すべて”はじめて知ったこと”だったのだろう。

はじめてやってみる人の気持ちになって動詞ではなく、動作に落とし込む。

これマニュアル作りの鉄則じゃん!

それが大切ということは頭では知っていたけれども、こういうことか!
と感じた瞬間だった。

いつも「話し長いなぁ~」と思って4歳の話を聞いていたけれど、そうやって細分化して話してくれていたんだなと思うと、「要約しようとしないでちゃんと聞こう」と思えるようになった。

わたしの苦手なマニュアル作り、我が家の分から、4歳に任せてみようかな。

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