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SFが読みたくなるとき

私は、小説はファンタジーが好きである。よく読むのはその系統だ。
だが、たまにSFが読みたくなる。特に好き、というわけでもないが、ふいに読みたくなるのだ。

そしてSFを読んだとき、自分にとっての当たり外れが大きいことに気づいた。期待していたことと違ったな、というモヤモヤとした気持ち。
このモヤモヤの理由はなぜか。なにが期待と違ったのか?

私がSF小説で読みたかったことは、読後感の切なさ、なのだ。
バッドエンドを見たいのではない。
たとえバッドエンドであっても、そこに余韻を残す優しさと切なさを感じたい。
世界の残酷さと冷たさのなか、小さく瞬くような優しい温かさが欲しい。希望を見たい。

カタルシスを求めて、自分好みのSFを探している。
それは私だけの、私が欲している物語だ。

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