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七十二候:水泉あたたかを含む

新しい季節が巡りました。
約5日ごとに巡る七十二候の季節の話。今日は第68侯「水泉あたたかを含む(しみずあたたかをふくむ)」のお話です。2023/1/10~1/14に訪れる「水泉あたたかを含む(しみずあたたかをふくむ)」は、72の「候」のうち68番目の季節。春のはじまりである「立春」まで、残すところあと5つの季節が巡ります。春は間近、残りの冬もますます楽しみに過ごしていきましょう!

今年は1月6日~2月3日の約30日間が「小寒」、「大寒」という1年で最も寒い季節になります。お醤油やお味噌、日本酒などのパッケージを見ると、「寒仕込み」という言葉を見かけることがありますが、「寒仕込み」とは1年で一番寒い時期に仕込んだものという意味。寒い時期に仕込むことで雑菌が繁殖しにくく、腐敗を防ぎ、ゆっくり発酵・熟成が進む美味しいお醤油やお味噌、日本酒ができるそう。


雪解け間近(イメージ)

「水泉あたたかを含む(しみずあたたかをふくむ)」という季節は、そんな1年で一番寒い時期に訪れる季節の名前です。そして、1年で一番寒い時期ではあるのですが、❝あたたかを含む❞という春への希望を感じさせる言葉が入っています。❝あたたかを含む❞という言葉を見ると、何だか優しい気持ちになる気がするのは私だけでしょうか?「水泉あたたかを含む(しみずあたたかをふくむ)」は、凍っていた泉が溶け始める季節。泉の水が少しずつ動き出し、ゆっくりゆっくり雪や氷を溶かしていきます。自然界では目には見えない場所で、ゆっくりゆっくり確実に春へ向けて動き出しています。

寒い寒い時期が続きますが、願わくば皆さんが「水泉あたたかを含む(しみずあたたかをふくむ)」を想い、ホッと一息あたたかな気持ちが広がりますように!

季節を感じる暮らしを通して、皆さんの日々がより豊かに広がっていきますように♪ このページを見つけてくださりありがとうございました。

今日も良い一日になりますように♪
kana【季節を感じる暮らし/四季ソムリエ】

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