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自分を甘やかす日

こんにちは。カナ・ノワール堂の音海奏乃です。

今日は、自分を甘やかして、ねぎらってあげる日にしました。というのも、家事と介護を両立させているので、ストレスが溜まりやすく、すぐに身体的症状になって出てきてしまうから。

皆さんも、時間を見つけたら、思う存分、あなた自身をいたわってくださいね。

手、抜いてますか?

今なら、家事や介護において手を抜くこともだいぶ上手になってきましたが、介護が始まってすぐは全くできませんでした。ごはんも、お世話も、私がしっかりやらないと、という気持ちになってしまい、99出来ていても1出来ていないと、出来ていないほうに意識を向けがちでした。

幸いにも、家にいることが大好きで、掃除や料理も好きなので、そこにはストレスを感じていませんでした。しかし、家族が帰る時間や予定、介護に関する日程調整など、制約が加わってくると、すごく息苦しさを感じていたのです。家族にも介護関係の方にも、それが間に合わなかったからと言って特段怒られたことはありません。むしろ介護関係の方は、そういうケースを散見するらしく、気長に待ってくれます。でも、私にはそれが逆に辛かったのです。だって、私が期間までにしっかりできていれば、確認していれば、お相手のお手を煩わせることはなかったのに、と自分を責めてしまうから。

それ以外にもいろいろ問題が発生していた時期だったということもあり、介護が始まってからの3年は本当に辛かった日のほうが多いです。今でこそ、悟りのような気持ちでいろいろなことに諦めも付きましたが、まだまだ大変です。ついつい抱え込みすぎる私ですが、そんな私が倒れると家が回っていかないというわけで、最近は家事の効率も上げて、使えるものは使って、ちょっとずつ手を抜く練習をしてきました

手抜き、と聞くとやっぱりまだ「さぼっている」ような言い方をされる場合があります。でもね、ある日思ったのです。逆に考えて、手を抜いて効率を上げるのも、一つの才能ではないか、と。それからというもの、いかに楽しく手を抜いていけるかを考えて行動できるようになりました。ご飯はどんぶりにしちゃえば洗い物も減る、凍らせても平気なものは凍らせる、だしは多めにとっておくなど、チャレンジすることが好きな私はゲーム感覚で挑んでいきました。

なんもせんDay

そんな中で定期的に設けたのが、このなんもせんデーです。その日のために前日の用意などは少し増えますが、自分のために使える時間が増えるなら、やる価値はあります。

例えば、おかずを多めに作っておいて何回かに分けてすぐ食べられるようにしておく、とか、食器洗いは食洗器に任せるとか。ゴミ捨てなど、どうしても日にちが決まっているものは避けられないので、そういう決まった用事のない日曜日は、だいたいお休みの日にしています。

もちろん、100%何もしないわけではないです。が、あれもこれもと考えるよりはだいぶ気持ちが楽になります。これが終わったら、あとは自分の時間、と思えば、自然と気持ちが上向きになってきます。自分の時間が取れた時に、ようやくハンドメイドや録画したドラマの鑑賞、ゲームなどを少しだけやるのです。これも以前は、こんなに苦労して少しの時間しか取れないのか、と嘆いていましたが、自分の効率が上がったおかげで、少しでも多くとれるようになったから、目いっぱい楽しもう、という気持ちになれました。

自分の心のままに

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自分のために自分で用意した時間は、100%自分のために使います。趣味もよし、一緒に暮らしているうさぎ(ミニレッキス)をもふもふしてもよし! 自分のために普段できないあんなことやこんなことをできる範囲でやっていきます。

でも、最初の頃は、いざやろうとすると、何がしたいのかわからず、結局何もできない時が多くありました。あれもこれもあったはずなのに、「あれは時間かかるから無理だ」「これは広げる場所がない」など、当日になってから実際にできない場合がある、と気づくのです。とても悲しいことに、考え方の効率が悪い状態でした。というのも、もともと細かい計画を立てるのが苦手で、そのときしたいことをしたいようにする、がモットーだったから。でもそれでこうしてロスタイムが生まれるなら、考え方を変えたほうがいい。というわけで、現在も試行錯誤しながら、空いた時間を何に使えるか考えて予定を立てています。

また、だいたい自分の気持ちを整理したり、考えをまとめる日も、なんもせんデーにすることが多いです。だってその日ぐらいしか、自分の本当の気持ちを知ることができないから。普段は、自分にさえ、本音がわからないものなんです。紙とペンさえあればいろいろできる人間なので、素直な心の声を聴くための時間も、大切にしています。

休めるときに休む

自分のペースで、ありのままに。それが最近、お気に入りの言葉です。介護をするようになって、健康というものがいかに大切かを痛感しました。自分の健康あってこその、人生。心と体を大切にしていかないと、生きていくことさえ難しくなっていきます。

だから、休めるときに、あなたなりの、あなただけの、あなたが好きな方法で、場所で休みましょう! たくさん休めなくても、少しでいいから離れましょう。トイレにいるとき、お風呂にいるとき、仕事のことを一瞬だけ忘れて、自分のことだけに意識を向けてみませんか。

ハンドメイド作家らしからぬ考え方かもしれませんが、言わせてください。休むことは大切、休むこともあなたの権利、休んでこその人生です。ぜひ皆さんも、マイペースに休みましょう。

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