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実は苦手、でも……

こんにちは。きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂の、音海奏乃です。

今回は、学ぶということについて、ちょっとだけお話ししますね。

ハンドメイドアクセサリーを好きで製作して、販売しているとしても、避けて通れないのは売れるまでの努力と工夫です。この部分を苦手だな、と思っている方はいませんか? 実を言うと、大学で経営学を学んでいながら、私はとっても苦手です。

苦手なあなたも、そうでもないあなたも。ちょっとだけ苦手に対する考え方、変えてみませんか。

しっかり学ぶ、が苦手で

皆さんは、習い事をしたことがありますか? 何かをやろうと思ったとき、教室に通う方と、独学で身に着ける方がいると思います。私の場合、後者の対タイプで、しっかり習う、という経験を、学校以外ではしてきませんでした。

しかも、小さなころから物事を斜めに見る癖があり、「教えてもらわなくたってできるもんね」というように、表面だけさらっとなぞって、そつなくこなすのがスマートだと思っていました。日本語で言うと、「器用貧乏」というらしいのですが、何か一つをしっかり極めるよりは、いろいろなことを幅広く、ほどほどにこなせることが理想だったのです。

大きな壁と小さな私

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そうこうしているうちに、大学を卒業し、いわゆる社会人になりました。が、結局、ほぼ7割ぐらいできる状態のまま、「何かをしっかりやる」ということから逃げていました。勉強は、「新しい知識を手に入れる」という面で、好きでした。しかし、それをわざわざ、教えてもらう必要はあるのかな、と考えてしまう癖は直らないまま。そんな状態でハンドメイドの販売を始めたのだから、すぐさま大きな壁に正面衝突します。

スクールや講座に通わなくたって、本やネットで得られる知識があれば出来る! と気持ちだけは立派なのですが、実力がついてくるかどうかは別問題です。一応、どういう流れか、どんなことをするのかを表面的にさらりと理解して、始めました。すぐの時は「自分でこんなにできてすごい」など思っていますが、時間がたつにつれ、結果が出ないと、やっぱりな、とへこんでいました。今考えれば、当たり前なんですが、その時は目の前のことに精いっぱいなので、そんなことに気付く余裕はありませんでしたね……。

壁に対して私はすごく小さな存在でしたが、なぜかやる気は失わないし、根性のようなものも持ち合わせていました。小さいながらも試行錯誤を繰り返し、今でも勉強を続けています。でもね、相変わらずほかの人に懇切丁寧にされるのが苦手な性分なので、独学でちまちまとやっています。何事も、自分に合った方法じゃないと、結果云々の前に、やる気が続かないんですよね。思うような結果が出ないとしても、挑戦し続けようという心こそが、いつかの結果につながると私は思います。

直感が教えてくれるから

そんなわけで、マイペースに、足りなかったところを補う、という感じで相変わらず勉強を続けています。何の勉強をするのかは、そのタイミング次第で、タイミングは直感が教えてくれます。

タイミングとか直感とか、なんか抽象的だな、と思うかもしれません。タイミングについては、別の記事で書いていますのでそちらもご参考に……。とにかく、人間、必要な時に必要なものがジャストなタイミングで届くようにできている場合が多いのです。つまり、意外と直感を信じて、その通りに動いたほうが、結果が出やすい。

例えば、最近は作品説明文でまた悩み始めたのですが、その時に届いた情報は、「本を読む」と「コピーライター」でした。自分がどこをどう改善したいのか、それを明確にしていたら、ほぼ同じタイミングで飛び込んできた、つまり届けられた、それらの情報。その情報からとるべき行動を決めて、今だな、と思ったときに勉強を始めます。(まぁ、時には直接的なメッセージじゃない時もあるんですけどね、そこは直感からの推理ゲームということで納得しています)

勉強にしろ仕事にしろ、結局、何をするにもタイミングと直感を鍛えておくと、便利ですよ。あ、あと受け取る練習も忘れずに!

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苦手は、やがて

苦手なものがやがて、大好きになって、得意に……なるかどうかは、わかりません。そういう人もいれば、そうじゃない人もいる。でも、どちらにも言えるのは、背を向けたままにしていない、ということです。もちろん、生命の危機を感じるレベルで苦手であるなら無理に克服することはありません。そこは、いのちだいじに。もし、そうでないなら、向き合うタイミングが来たら、正面でも斜に構えても、そちらを見てみると、意外な発見があるかもしれませんね。

苦手なものを見るタイミングがきた、ということは、きっとそれがなにか成長や出世か、とにかく前に進むのに必要だということ。もし、向き合ってみてやっぱりだめでも、時間をおいて、また遠くから眺めてもいい。向き合っただけですごいんだから、挑戦したらさらにすごい、それだけです。「しなきゃいけない」ということはないので、肩の力を抜いて、少しだけ苦手と向き合ってみませんか。

今回は、苦手なことについてちょっとだけお話ししました。あなたと苦手の関係が、少しでも明るいほうへ変わるといいですね。私も、きっかけアクセサリー作家として、これから多くの方にアクセサリーを届けられるよう、精進していきますので、よろしくお願いいたしますね。

きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂

音海奏乃


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