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ズーカラコラム

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記事一覧

ズーカラコラム⑥

 今秋に予定されていたズーカラデルの「星に願ってもしょうがないツアー」が関係者のコロナ感染の影響で中止になった。

 ツアーに先駆けてオンライン販売されていたグッズは中止後も引き続き販売がされている。個性的なデザインのグッズの中に「アクリルスタンドバイミー」という商品がある。「アクリルスタンド」と彼らの楽曲「スタンドバイミー」を掛け合わせた商品名である。「アクリルスタンド」とは、アクリル素材の小さ

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ズーカラコラム⑤

 彼らのライブは音楽家目線で見ると、とてもすごい。

  3人のアンサンブル力に圧倒される。

 ライブでのパフォーマンスでミスをしないのはプロとして当たり前のことであると思う。しかし、メジャーで活躍していてもそれが出来ていないアーティストも中にはいる。彼らはライブでイヤーモニター(音響チェックのヘッドホンの一種)を使用することが少ない。それでも二時間弱のワンマンライブで一秒も3人のアンサンブル

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ズーカラコラム④

 今週23日、ビクターエンタテイメントのColoful Recordsからメジャーリリースされたズーカラデルの新譜"がらんどう"。
  これは7曲入りのミニアルバムであり、彼らにとっては3枚目となるCDアルバム。
 今回まず注目したいのは、なんと言っても"メジャーリリース"である事ではないだろうか。あまり大きく取り上げられてはいないものの、これは事実上のメジャーデビューである。本人たちがメジャーに

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ズーカラコラム③

 ズーカラデルの結成当初、メンバーは現在の3人ではなかった。ベースが鷲見ではなくコナというメンバーであった。しかし、2018年2月にコナは就職を理由に脱退。ズーカラデルと同じく札幌で活動し2017年に解散をしたグミのメンバーであった鷲見が加入することとなった。札幌のバンドマンは、バンドマン同士の繋がりが深く広いのである。
 現体制になって2年程での上京。上京した1年後にはメージャーリリース。あまり

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ズーカラコラム②

 前回、”ズーカラデルは音楽で勝負している”と書いたので彼らの音楽について気になっている人も多いだろう。今回はアーティストを知る上で欠かせない楽曲について触れていきたいと思う。

 楽曲の作詞・作曲は全てボーカルの吉田崇展が担当している。元々バンド名が”吉田崇展とズーカラデル”だったほどこのバンドは中心に吉田がいる。年齢も吉田が一番年上だ。バンド名を改名し、3人での活動期間が長くなってきた現在では

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ズーカラコラム①

 札幌出身スリーピースロックバンド、ズーカラデル。
 彼らがただのスリーピースロックバンドなのか、否か……。

 地元である札幌で活動し、2019年5月上京。東京での活動を開始した。札幌は“さつバン”という言葉が蔓延るほどバンドの多い街。中には略されるのを嫌う人もいるが、”さつバン“とは”札幌のバンド“のことである。そんなバンド溢れる街から期待を背負って上京。
 かの有名なスピッツと同じ事務所に所

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