ホームレス生活 6日目

朝起きてホテルから出る支度をする。
時間が空いたらメールを確認。
支援団体から問い合わせへの返事が来ていたので、返信する。後で電話することになるようだ。

それまでは近くの公園や建物内で時間を潰す。
ロッテリアでお昼を堪能。オニオンリングは美味しい。
時間を潰していると、電話がきた。
区役所に行って相談するように促された。
生活保護を受けつつ施設に一時お世話になるか、自身で住居を探しつつ生活保護を受けるか。
後者は流石に博打すぎて前者を前提に、お昼過ぎに区役所へ赴くことに。

色々と話した。
私の過去のことも話すことになったが、必要なことなので全部話した。
もちろん金銭的な話も。
だが、衝撃的なことに、施設は空いているが受け持てるのが3日後と言うではないか。金なし家無しがあと3日も続く。おじさんから逃げる日々がまだ続く。
まあ、ホームレスになること覚悟で家族を捨てて家も捨てたわけだからあと3日くらい大したことない。

しかも1日目は病院に行って健康診断を受けること。
要は共同住宅のため、ホームレス生活中に感染を脅かすものに罹ってないかみないといけない。
2日目にその健康診断の結果を取って区役所へ提出。これを午前中に終わらせること。
3日目に施設の方と面談をして、健康面も問題なかったら施設にお世話になる。

という流れだった。
区役所からは3日宿泊分として6000円を預かる。
とりあえずはネカフェ(3000円)で夜を凌ぐ。と言っても1時くらいに出ないといけないわけだから泊まったとは言わないが。

もちろん都会だからというのもあるだろう。ホテルは安くて1泊4000円くらい。カプセルホテルも3000円。ネカフェは5時間3000円。
区役所は2000円で3泊できると思ってたのだろうか。それともそういうのは考えずにとりあえず渡せば良いって感じなのだろうか。
そこはわからないが、睡眠よりも食に充てることに決めた。次の2日間は宿泊はしない。

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今これを書いている時は施設に入って6日目だが、意外とホームレス生活が1週間続いてたんだなと半ば感心。

ホームレス生活は私が今後、慢心しないように、そして自分はこうやって抜け出した、苦労した、頑張ったことを届けられたらと思い、残しています。

また、私以外にもホームレスって形は違えどたくさんいると思います。生活保護もできない、しない人もいると思うし、意外と恵まれているホームレスもいると思う。
私はただの一部のホームレスでしたが、人生で普通に過ごしたら経験できないことではあるので辛いことが多めかもしれませんが、記録に残しておきます。できれば誰かの参考になれれば良いのですが、何に対して参考になるのかはわかりません。


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