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ウェディング情報の写真で摂食障害が悪化する予感

今年の夏に結婚式を予定している。
定番のゼクシィ、ハナユメを含め、雑誌を買い、
友達の結婚式の写真を見返したり、
InstagramやTwitterでウエディングに関するアカウントをいくつもフォローすることにした。

ここ一か月で多くのアカウントをフォローをして、写真や文章を見るようになった。
そうすると、自分の気持ちが大きく揺るがされるのを感じるようになった。

二の腕すっきり、ウエストも細く、華奢で、
髪色を明るく染めていて、長くて、きれいにアクセサリーでアレンジした、
モデルのような美人な花嫁さんたちが幸せそうに微笑む様子が
溢れている。

自分の身体と比べる。
周りの人は、私のことを、そんな風には言わないけれど、
自分の二の腕が、太ももが、足首が、
なんて醜いんだろう、と、
そして、顔を見ても、こんなモデルさんのようにはなれない、と
どんどん心が落ち込んでいくのだ。

私は拒食と過食の摂食障害をもっていて、
症状は落ち着いたり、悪化したりしている。
ストレスがたまると、悪化する。

正直、ああ私なんて、こんな風に完ぺきにできない。
綺麗になれない。
全部の写真に映えられない。
こんな風にきれいに準備なんてできない、と

深海に沈み込んでいくように思う。

「こんな風に結婚式を準備しました」
「ペーパーアイテムをこんな風に手作りしました」
「こんな風に工夫しました、皆喜んでくれました」

モデルさんのような笑顔で写真や動画に映る花嫁さんたちは、
自分のウエディングに自信があって、幸せいっぱいで、
見せたい、魅せたい、みんなに知ってもらいたいという気持ちがあふれていて
それ自体は悪いことではないし、それがSNSなんだと思うし、
それを否定しない。

式場は決まったものの、
ドレス、ベール、アクセサリー、ブーケ、髪型、ネイル、ウェルカムスペース、ペーパーアイテム、BGM、余興、招待状、ギフト、ウェディングケーキ、プロフィールムービー、花嫁の手紙
はたまたリングピロー、受付の装飾、前撮り…

やらなきゃいいものを選んで、省けばいいというかもしれないけれど、
それをまず考える、選択するために、情報が欲しいを思っている。

ウエディングなんて、究極の自己満足だと思うし、
幸せいっぱいにしていいし、自分を甘やかしていいと思うけれど、

せっかく情報をいっぱい得たい、自分のウエディングをもっとよくできる方法はないかな、もっと工夫できないかな、どんなアイデアがないのかな、と知りたいだけなのに、

自分の気持ちが落ち込んでしまうのは、本当につらい。

友達に、このことをふと相談した。
彼女は結婚式場ももつホテルに就職している。
『結婚式、ウエディングドレスで調べると、細くて華奢で綺麗な人ばかり出てくる。こうならなきゃ、もっと痩せなきゃって焦らされる気がする、悲しい』
そう伝えると、彼女は

『検索で出てきて目立つ写真なんて綺麗に加工してあるから沢山ある写真のなかで目に留まるんだよ、あなたは最高に美しくてカッコいいから何も不安になることなんてない』
って、言ってくれた。

泣けるほど嬉しかった。
そう言ってくれる友達に、パートナーに囲まれていたい。

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