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【産婦人科のリハビリ日記】理学療法士という認知度の低さ

このnoteを始めた頃には
まだ産婦人科に介入する理学療法士が全然いなかったものの
この数年で全国的にすごくたくさん増えてきたな〜って思います。

それでも、まだまだ「理学療法士」という職業の認知度は低く
何をする人なのか?というのが
一般の方のみならず
産婦人科内でも認知されていないというのを感じます。

同じように産婦人科の中で頑張ってる理学療法士さんから
お悩みのDMなども時々いただくので
私の考え方もシェアしていけたらと思います。

⬛︎リハビリテーション科という環境は幸せ

理学療法士さんが働く環境といえば
代表的には病院のリハビリテーション科ですが、

当たり前のように
●リハビリ室がある
●道具が全て揃っている
●リハビリ科にかかるまでの流れがすでに整っている
●周りの職員さんの認知がそれなりに(笑)ある
●リハビリ職の仲間が複数いる

入職当時からこの環境でやっていたので
そういうものと当たり前に感じてしまっていたけど、
これって、実はすごく幸せな環境だったんだなと思います。

診療報酬の中で動くということは、
人員も環境も整っているっていうことなんですよね。

⬛︎環境は自分たちで整えていくもの

産婦人科での理学療法士の活動は、
基本的に保険の範疇でないことが多いので(保険の中でできることもある)
最初から自分で整えていくという感じでした。

●場所の問題。
●クライアントさんの予約の取り方の問題。
●医師からの依頼はどんな形がいいのか。
●来院されてからのクライアントさんの流れ。
●病棟や外来とのカルテや情報の共有などはどうするか?
●外来の場合の赤ちゃんの居場所の問題。
●入院中の対応はどの時間帯にどの時間でどこまでするか?
●会計はどこで?
●備品などはどうするか?

⬛︎他職種の方とはどう連携する?

これに悩んで押しつぶされそうになっているPTさんからのDMが
割と多かったりします。

孤独だよね。

そもそも産婦人科では
理学療法士がなんなのか?は知られていなくて
保険ではない時点で
エステなどのサービスと同じ枠組みになったり
整体と何が違うのかわかってもらえていなかったり。

1年半くらい前に入ったクリニックでも
いまだに「整体」って病棟スタッフさんから言われることもあって
自分の役割不足を認めざるを得ないんですが、

それでも勉強会をさせてもらったりすると
そのタイミングで少し理学療法のことを
わかってもらえることもあったりして
それはそれで嬉しいしモチベーションにもつながります。

結局は、コミュニケーションなんでしょうね。

⬛︎私のマインドの持っていき方

産婦人科の中ではわかってもらえていないのが当然。
というところから入っています。

でも、自分の中では

これは整体なわけじゃなくて
医学的根拠に基づく医療なんだという自負を持って
真摯に患者さんに対して向き合う。

って思って取り組む。
本当にそれだけなんだと思っています。

患者さんが少しでも晴れやかな顔になってくれたら
それがやっぱり嬉しいし。


看護師さんや助産師さんや先生には
情報共有する中で
理学療法士がどんな風に患者さんと向き合っているのか?を
少しずつ知っていってもらえたらいいな〜

という感じで考えながら行っています。

今、産婦人科に介入している人たちは
多分みんな先頭を切っている人たちばっかりだから
結果を出さなきゃ!わかってもらわなきゃ!と
焦ってしまうかもしれないけど

産婦人科の患者さんのために
という思いを持って働いている同士の
大きな仲間意識の中で、
ゆっくり歩調を合わせていけたらいいんじゃないかと思っています。

せっかく産婦人科に関われているんだから
このやりがいだらけの状況を
楽しんでいけたらいいですよね^ ^

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