見出し画像

レーシック体験記-早くやればよかった-


「めっちゃ見える、なにこれ・・・・」

手術台から降りて目を開けた瞬間の、私の感想である。


視力検査の時に一番大きな文字が読めないど近眼の私が、レーシック手術をした直後、コンタクトをしているかのようによく見えた。

翌日の検査では左1.2、右1.5になっていた。

そんな、レーシックの体験談をしたいと思う。


***


コンタクト歴25年くらい。(中学から)

視力は多分0.02とか?わからないけどかなり悪い。

コンタクトを取ると何も見えなくてすぐ死ねるし、毎朝メガネメガネと目をしょぼしょぼさせて起きるのがデフォルトである。

視力検査では一番大きい文字が見えなくて、看護師さんがいつも「C」を書いた紙を胸の前で向きを変えながら、「見えますか?」「わかりません」「向きどうですか?」「右・・・?いや、まだわかりません・・・」と、近くまで寄って来てくれるような測り方をされていた。

悲しみ。


そんなど近眼な私、以前からレーシックに興味はあったものの、高いとか、なんとなく怖いとか、それ以上に日々に忙殺されてすっかり忘れてしまっていた。

ただ、今年は「肉体改造」を目標に掲げていたので、急にレーシックのことを思い出し、すぐに眼科に予約を入れた。


我が家から近くてレーシックができる眼科・・・こちらに予約。

レーシックの専門の眼科というよりは、レーシックの先生が月に数回来院してその日にまとめて検査や手術をするということらしい。

私の周りでもここで手術したという人が何人かいて、安心感があったので選んだ。


しかも、手術してから気づいたのだけど、現在レーシック手術半額キャンペーンをやっているらしい!

(↓ぜひ!)


何にも気にせず、「両目10万円か、最近は安くなったな〜〜」と思ってたら、半額の金額であった。ラッキー!

前後の診察も何度かあるけど、都度1000円くらいなので、合計しても全体で11万円くらいですむ。

しかもここだとクレジットカードで支払える。

何かとオススメだ。

(ただし、かなり混んでいる)



レーシックはとにかくコスパがいいことがわかる。



例えば、ワンデーのコンタクトレンズ1ヶ月分(60枚)は約5000円

1年で6万円。

10万円でレーシック手術したらなんと2年で元が取れる。

正規価格の20万円かかったとしても、4年でクリア。




2weekのコンタクト(1ヶ月約3000円)だって、洗浄剤を含めて年間で約4万円。長くても5年くらいでペイだ。


メガネも同じ。

一生同じメガネを使う人はいないと思うから、レンズやフレームが痛んだり、飽きて違うメガネにしたくなったり、複数個持っていたり・・・となると、こちらもそこそこお金はかかるだろう。


さらに、コンタクトは取り外しや洗浄の煩わしさ、定期購入のめんどくささなど、ただ日常生活を送るためだけなのに余分な労力を使うことになる。

ちょっとしたことだけど毎日の積み重ねは、ないならないに越したことはない。


ちなみに、医療保険などの適用もある場合が多いらしいので、保険に加入していれば調べてみるのもいいかも。(通常3〜10万くらいの支給があるらしい)

また、10万円を超えるので医療費控除も受けられる。


そう思うと、レーシックとはものすごいコスパの良い、時間もお金も節約できる方法だと思う。


***


とりあえず、レーシック気になる、、、、と思ったあなたは、まず眼科の予約を入れよう。

どちらにしても、レーシックができる眼球をお持ちかどうか、検査によって判断される。

検査を受けて、やめますとも言えるから、まずは予約してカウンセリングを受け、適応検査をしてもらおう。


レーシック手術は、簡単にいうと角膜をペラっと剥がして(フラップを作るという)、その下の角膜実質にエキシマレーザーを照射することで角膜を少し削り、その後フラップを戻し、眼球のカーブの角度を少し変化させることで近視矯正をする方法である。

なので角膜の厚みがないとできない。

私はラッキーなことに角膜がきちんと厚みがあり、レーシックに適していると判断されて手術が行えた。

そのほか、病気や様々な理由でできない可能性もあるので、適応検査はきっちりとされる。

確か術前はカウンセリング、視力検査、適応検査、などなど、3回くらいは眼科へ行った気がする。


検査で困ったことは特にないが、特筆すべきとしたら・・・

何度かの検査前や手術前の数日は、コンタクトではなくメガネで生活してくださいと言われた。

検査に支障が出ないようにするためらしい。


また、眼圧検査や視野検査など検査の種類が多くて時間がかかるのと、目に麻酔をしたり(目薬だから痛くない)、瞳孔を開くため、運転をしてはいけなかったりするので電車やタクシーなどの利用が必要だ。

特に検査は痛いとか怖いとかないので、安心である。


初めのカウンセリングから、手術日を決めて実行されるまで早くて1ヶ月くらい。ただし、先生の来院する予定日と自分の予定を合わせないといけなかったので、実際私は予定がなかなか合わず、3ヶ月くらい後になった。

その間、かなりワクワクしていたのは周りのみんなには伝わっていたことだろう。

肉体改造、甘美なワードだ。(私的に)


***


そんな感じで、手術まで順調に進んだ。


手術当日。

10時から検査、診察。

メイクはなし、メガネで来院し、手術の同意書に署名して提出。午前中は最後の検査、午後に手術。


レーシック手術の先生がイケメンすぎる上に優しくて、俳優みたいだった。

(西島秀俊のイメージでお願いします)


事前の診察の時点で「緊張してない?大丈夫?(ニコニコ)」と素敵な笑顔で言われて、付き合ってほしいな〜と思った。

けど私は「緊張していないどころか、ワクワクしてます^^ それよりお腹が空いたのですが何か食べていいですか?」と我ながらモテない感じの返答をしてしまい、「そっちタイプか〜(ニコニコ)僕も自分がやってもらうとき楽しみだったよ。食事は終わってからね。」と優しく言われて、いよいよ求婚も視野にいれかけた診察であった。


(看護師さんは困った顔をしていた)

(石田眼科さんで手術するかた、検査前にきちんと食べておくのをオススメします。腹ペコになります。)


その日手術をするのは私含め三人で、同じ待合室で順番に待つことに。

手術用のキャップをかぶり、荷物をロッカーに入れ、メガネを外し、胸に名前を書いた紙を貼られて待機。

手持ち無沙汰でお腹が空いた三人で、メガネもなく顔も見えないままなんとなく世間話。

たまたま「ワクワク系」の三人だったので、話も弾んだ。


私が一番に呼ばれて、手を引かれて(目が見えてないので)手術室へ。

いくつか目薬を乱暴にさされ(看護師さん、手荒い・・・)、麻酔の目薬もさされた。

緊張を解くためか、柔らかいボールを両手に握らされ、ニギニギしながらどうぞと言われた。(ちょっと楽しい)


手術台に寝そべるとすぐに頭を固定され、片目だけ空いた紙みたいなものを顔に被せられ、緑のライトをずっと見ていてください、それだけです、痛くもなんともないのでリラックスしてください、と言われてボールをニギニギしていた。

最近はあまり緊張するタイプではないけど、紙を被せられたときなんとなく息が苦しい気がして、ちょっと動揺した。「私の魂は宇宙の彼方で俯瞰している。体は入れ物、ただの塊、何をされても大丈夫・・」と自分に謎の暗示をかけたら落ち着いた。笑

暗示は大事。


手術中は当たり前のように、痛くもなんともなく、思ってたより早くおわった。

ただ、明らかに目を開けている状態で、光が見えたり、暗くなったり、何かの器具がちょっと見えたりするので、きちんと事前にどんな手術かを予習していた私はリアルに感じてドキドキした。

あ、今、フラップ作ってるんだな、とか、焦げ臭くなったからレーザー当ててるなとか、刷毛みたいなので眼球撫でられてるのはフラップ閉じてるんだろうな・・・とか、想像力が豊かすぎてちょっとだけ変な気持ちになった。

(怖がりの人は下手に下調べしないほうがいいかもしれない。想像してしまうので。)


ただそのたびに、あのイケメン先生が優しく耳元で囁くのでちょっとやばかった。←

「大丈夫だよ、上手上手(※視線の安定が)、全然痛くないからね、ちょっとだけだよ、ほらもうすぐ終わるから、綺麗だね(※角膜の仕上がりが)、、、、」

など、ちょっと間違うと好きな人にちやほやされているのかと勘違いするかのようなおかしな雰囲気で手術を終えたので、終わってしまったら寂しいくらいだった。

(ただのド変態)


手術台から降りて目を開けると、いきなり手術室の全貌が見えてびっくりして「え〜〜〜めっちゃ見える、何これ・・・」と一人興奮していたけれど、看護師さんは「はい次〜〜〜!」みたいな感じですぐに私を待合室にぶち込んだ。(流れ作業なので早く手術室から出て欲しかったのだろう)

そう、手術室に入るときは裸眼で看護師さんに手を引いてもらわないと歩けないくらい何も見えなかったのに、いきなり色々見えたのだ。


目薬をさされて、目を開けても大丈夫だし疲れてたら閉じててもいいよ、ゆっくり休んでてと言われて、埃除けのゴーグル(見た目はメガネ)をはめて待合室で待つ。

さっきまで一緒にいた患者さんの一人の顔が、初めてはっきり見えて、「あなたでしたか!さっきお腹空いたねと話してたのは、初めまして〜」みたいな感じで改めて挨拶した。笑

時計も、テレビも、窓の外の木の葉っぱまで見えることにびっくりして、ずっとキョロキョロしていた。

ただ、まだ薄ぼんやりと膜が張ったような感じもあり、近くはぼやけて見えにくく、目の中もごろついていて、快適とは言えないもののでも遠くはよく見える。


次々と他の患者さんも戻ってきて、不思議だね〜と言いながらしばし歓談。

全員(女性2名、男性1名)で、先生が素敵すぎてやばかった話に花を咲かせた。


最後の診察では、またあのイケメン先生に「(角膜が)綺麗だよ。明日の朝もっとはっきり見えるから楽しみにしてて。」と、また笑顔で話してくれて、ほとんど妊娠しかけた。

10時の診察から、手術終了が14時頃。

実際の手術時間は15分もなかったくらいで、なんともあっけない感じだった。


夫に迎えにきてもらいランチをするが、まだやっぱり目の調子は出なくて、違和感が気になり、目を瞑ったりあいたりしながらやり過ごした。

術後2〜3時間経つとなんとなく安定してきて、ちょっと異物感があるけどまあ生活はできるなって感じになった。


さらに、夜はそのまま眠れることに感動し(初日はゴーグルはつけたままだけど)、朝起きると昨日よりさらにはっきりと世界が見えた。

起きたてにコンタクトをしているみたいにはっきり見えるから、逆の違和感(コンタクトをしながら寝てしまったのでは)を感じたりしつつ、検査のために電車で眼科に向かった。


残念ながらあの先生はいなくて、違う先生だったけど「綺麗だよ」とまた言われたのでそれが角膜のことだとしてもなんとなく悪い気がしなくて、嬉しい気持ちになった。

痛み止めをもらったけど、術後から全然痛くもなく、2日目の今日も使っていない。


初めの3ヶ月くらいはドライアイになったり違和感があるかもしれないけど、すぐに慣れていくとのこと。

現在、術後翌日の夜だけど、コンタクトしっぱなしの夜中の状態みたいなちょっとした目の疲労感を感じるくらいで、他は特に問題なし。

鏡で見ても何があったか全くわからないくらい、傷跡なども何にも見えない。

すごいなぁ。。。


***


まだ二日目なので経過を見ないとわからないけど、結論としては「レーシックやってよかった!」だ。

むしろ、もっと早くやればよかった、と、珍しく後悔しているくらい。

手術は思ってたより全然怖くないし、術後も痛くも痒くもないし、目にばい菌が入らないようにお風呂は3日目からとか決まりはあるけど、面倒なことはほとんどない。

術後、当日からそれなりに普通に暮らせて、翌日になれば仕事もできる。

(私は休んだけど)


多分、みんなが思ってるより全然大したことない手術で、やってみたら「なんだこんな簡単ならすぐやればよかった」と思うと思う。


今はみんなに勧めたい、そんな気持ちだ。

悩んでるならすぐやりな。

あと、優しい先生がいいと思う。←


レーシック体験談、終わり。


もし気になることがあれば是非質問してね。

なんでも答えるよ。


------------------------

2019年11月
レーシックして2ヶ月経った報告記事はこちら。


さらに10ヶ月後の報告はこちら。


自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!