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高知と神戸の旅 下

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。師匠公認のメンヘラ・地雷の玉川可奈子です。

 今回は、前回の続きです。神戸編です。どうか最後までお付き合ひください。

一、好きな街 神戸

 徳島駅前から、神戸へ向かふバスの中。くにのまほろば淡路を経て日が西に傾くころ。

 ライトアップされた明石海峡大橋を渡り、本州に入りました。

明石海峡大橋からの眺め

 いつも、新快速の車窓から眺めてゐるだけだつた明石海峡大橋を渡るのは、けふが初めてかも知れません。

 ともしびの 明石おほとの この橋を わたるけふの日 忘らえぬかも 可奈子

 渋滞等にあふことなく、無事にバスは神戸、三宮に着きました。

 神戸は私の好きな街です。住みたいと思つたこともありますし、何度も何度も訪れてゐます。関西では、奈良の桜井市や明日香の次くらゐに好きです。

 しかし、今は神戸に来ると胸の傷が痛みます。さう、別れたあの人を思ひ出すからです。街もあの人も、同じくらゐ、否、街以上にあの人のことが好きでした。

 なるべく街を歩かないやうにして、最短距離で宿まで行かうとしましたが、無理でした。何に突き動かされたのか、あの人と「恋人として」最後に会つた場所に来てゐました。

あの人と最後に会つた、今も変はらない場所。

 三宮バスターミナル。
 デートの後、その人は夜行バスで都に帰る私を見送りに来てくれました。この時、ものすごく勇気を出して握つた手を、その人が恋人つなぎにしてくれた場所…。
 楽しかつた記憶が一気に甦り、何とも言へない気持ちになりました。
 不思議ですよね。かういふ時に、嫌だつたあの人の記憶が急に思ひ出せなくなるのです。美しく、切ない記憶が何度も頭の中を駆け巡ります。

 あの場所は、数年経つた今も、あの時と変はつてゐませんでした。瞑目すれば、あの日のあの時の姿が、ハツキリと思ひ出されました。

 いつまで引きづつてゐるのでせう。完全に忘れることができる日が果たしてくるのでせうか。しかし、心理学に長じた諸富祥彦・明治大学教授によれば、人は美しい記憶があれば生きて行けると言ひます。私は残りのたまのをの命を、美しい記憶とともに生きるのでせうか。

 二人でハーバーランドに行きたかつた。あの人は、「あそこは若者の行くところやから」と言つて私の夢を砕きました。

 ふと、待合室の座席を見ると、優しい母親が子に絵本の読み聞かせをしてゐました。小さいころ、母よりたくさんの絵本の読み聞かせをしていただいた私は、自分の子にも絵本の読み聞かせをしてあげるのが夢でした。かなはぬ夢ですが。
 その優しい母親の姿に、心の中ぬくぬくになりました。

 なほ、以下の絵本は私の大好きな作品の一つです。とてもぬくぬくなお話しです。可愛いふくろふの絵、そして母親の愛情の深さ。優しさに満ちた素敵な絵本です。

 あれこれ考へて歩いてゐるうちに、けふの宿である神戸クアハウスに着きました。

神戸クアハウス入り口

 サウナに入つてすぐ寝ました。

 ところで、神戸クアハウスですが、神戸に来た時には常宿にしてゐます。大好きな温泉施設です。女性専用のカプセルがあるので、安心かつ便利です。

 サウナが前よりも熱くなつたやうに感じました。

 二種類の天然温泉があり、水風呂は神戸の美味しい水(いはゆる神戸ウォーター)がなみなみと浴槽にそそがれてゐます。
 サウナ後の水風呂のサツパリ感は、都内の銭湯ではさう味はへないものです(湯どんぶり栄湯のソレが近いかも)。

 天然温泉のうち、一つは重曹泉は茶色くにごつてをり、ぬるめで気持ちが良いです。もう一つはほう酸泉で、単純泉のやうな感じがします。くせのない湯です。

二、北条鉄道完乗

 翌朝、五時半頃に起きて、朝からサウナに入つてゐました。朝サウナは目が覚めます。

 七時半頃、神戸クアハウスを出た私は、三宮駅から神戸市営地下鉄西神・山手線に乗りました。まづは、西神中央駅を目指します。途中駅のとある駅名を見て、また胸が締め付けられます。

 総合運動公園駅の手前で、列車は地上に出ました。緑が多く、その中に住宅が見えます。あと、オリックスバファローズの看板が多いですね。私の乗る車両には、山﨑福也投手(明治大学卒)のプロフィールが貼つてありました。彼にはもつと活躍してほしいものです。
 何なら阪神に来ても良いです。おーん。


 終点の西神中央駅に着きました。ここからバスで緑が丘駅に向かひます。

西神中央駅

 八時五十五分、青山五丁目行きのバスは出発しました。しばらく走ると、景色は田園風景となりました。

バスの車窓

 九時二十一分、神戸電鉄の緑が丘駅前に着きました。緑が丘駅できつぷを買ひ、粟生駅に向かひます。
 緑が丘駅はローカルな無人駅、線路も単線です。雰囲気が良いですね。

緑が丘駅

 列車を待つてゐたら、神戸電鉄の三田線の路線で人身事故があつたとか。予定に大きな狂ひがなければ良いのですが…。

 定刻に、三両編成の粟生駅行きが来ました。

緑が丘駅
この列車で粟生駅まで行きます。

 車内は、ハイキングに行くであらう年配の人がたくさんゐました。
 ロングシート車ですが、座席の絵が可愛いです。

座席の絵

 ハイキング客のうち、円満な顔で背筋の伸びたおぢいさんがお仲間に、花畑牧場の生キャラメルを配つてゐました。微笑ましい。
 三木駅ではホームが二つあり、列車交換可能ですが、反対側から列車は来ませんでした。
 樫山駅では、新開地駅行きと交換しました。ホームに植えられた花が綺麗です。
 次の市場駅には、近くに市場のやうなものは見えませんでした。
 さらに、その次の小野駅では数名の乗客が降りて行きました。田に囲まれた葉多駅を経て、加古川を渡ると粟生駅に到着。

北条鉄道

 ここから第三セクターの北条鉄道に乗ります。昭和五十九年四月に国鉄北条線から、三セクになりました。

粟生駅
北条鉄道
北条鉄道路線図

 跨線橋を渡ると、北条鉄道の北条町駅行きが停まつてゐました。
 さきほどのハイキング客の集団も続々と乗つてきました。一両編成のロングシート車ですが、兵庫の田園風景を楽しめます。

北条鉄道車窓
北条鉄道車窓

 網引駅は木造の小さな駅舎が魅力的でした。ホームから、田んぼが見える落ち着いた駅です。
 法華口駅で数名の客が降りて行きました。素敵な駅舎で、パン屋になつてゐるとハイキング客のおばさんが隣にゐた少年に力説してゐました。

法華口駅

 ハイキング客の集団は播磨下里駅で下車して行きました。ここも木造の素敵な駅舎です。

播磨下里駅
播磨下里駅
播磨下里駅

 次の長駅もさうでした。木造の良い駅舎です。

長駅

 出雲にも横田駅がありますが、播磨にも横田駅がありました。

播磨横田駅

 総じて、素朴な田園風景広がる車窓が魅力の北条鉄道ですが、わづか二十分の乗車で終着の北条町駅まで来ました。

北条町駅

 駅で千円のフリーきつぷを買ひました。
 この路線の印象は、山形鉄道フラワー長井線に似て、のどかです。観光地を訪ねて、美味しいものを食べる、温泉に入る旅も良いでせう。しかし、都会のうるささから離れ、かうしたローカル線の景色をただ眺める旅も楽しいものです。私はさうした手軽で心地の良い旅を勧めてゐますが如何でせう。

北条鉄道車窓

 山形鉄道の旅については、以下の記事も併せてお読みください。

三、神戸電鉄完乗

 北条町駅から折り返して、再び粟生駅に戻り、神戸電鉄に乗ります。次はウッディタウン中央駅を目指します。

神戸電鉄 新開地駅行き

 プロレスリング・ノアなみにガラガラの神戸電鉄粟生線。

 準急新開地駅行きに乗らうとすると、車両に「乗って残そう未来の粟生線」といふ可愛いシールが貼つてあることに気付きました。

乗って残そう未来の粟生線

 すでに廃止された三江線(広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ路線)を思ひ出しました。

 三江線の廃止が迫る三月のある日。世の中が、といふよりイカれたマスコミとアホな野党が森友学園だなんだと騒いでゐた時(念のため、私は自民党も故安倍氏も支持してゐません)。
 私はあき亀山駅まで延伸された可部線に乗り、三次駅まで出て最後の三江線に乗りました。車内は立ち客が出るくらゐ混んでゐました。

 ゆつくりトコトコと江の川沿ひを走る三江線キハ120系。

 眠気と戦ひながら、もう二度と見ることができないこの景色をロングシートから眺めてゐました。うらうらに照れる春日に、さらさらと流れる江の川、今も記憶に残つてゐます。

 石見川本駅で乗り換へのために降りました。駅前では、地元の特産品を売つてゐましたので、お土産にえごま油を買ひました。
 販売員の人が、「三江線の廃止は残念です。廃止に反対してゐたのですが…」などと言ふので、私は普段から三江線を利用してゐるのか聞いてみたところ、

 「全く使つてゐません」

との返事。

 「ふざけんな!」

 呆れますね。普段乗らない人が、反対運動(乗らずに残さう運動)をしてゐる実態がよくわかりました。日常から乗つてゐる人が廃止運動をするのはわかります。しかし、全く乗らない人が反対運動をするといふのはイカれてゐます。
 他の多くの赤字ローカル線もさうですが、地元民が乗りもしないのに反対運動をしてゐるのはをこの沙汰です。現代風にいへば「あたをか」です。
 なんとなく、左翼の運動と近いものがありますね。

 閑話休題。緑が丘駅から鈴蘭台駅まで、未乗区間になります。車窓は都会(三宮)から近いとはいへ、田舎そのものです。
 鈴蘭台駅で三田駅行きに乗り換へました。今朝の人身事故による遅れはなささうですね。かつて、有馬温泉に行つた際にこの区間は乗つてをり、北の端つこの公園都市線に乗れば神戸電鉄は完乗します。

 途中の谷上駅は、新神戸駅とつながる地下鉄に通じてゐるのか、山のふもととはいへそれなりに発展してゐます。
 列車はあしひきの山の中を行き、青々とした木々が風とともに揺れる景色を見せてくれます。有馬口駅は有馬温泉へと通じてゐる駅です。

 古来から愛されてきた温泉で、卒業旅行の時もさうですが、学生時代には何度も行きました。『万葉集』にも、有馬温泉は出てきます。清少納言は、恐らく有馬温泉に入つてゐませんが、『枕草子』の中で書いてゐます。
 かつての恋人を思ひ、

 会へらくは たまのをばかり 恋ふらくは 有馬の山に 出づる湯の如 可奈子

といふ歌を詠み、送つたこともありました。

 岡場駅には、駅の目の前にイオンがありました。このあたりから、景色が住宅街へと変はりました。
 二郎駅到着。ここで駅前にラーメン二郎を開業したらラーメン二郎二郎駅前店となるのでせうか。しかし、読み方は「じろう」ではなく「にろう」です。受験生には縁起の悪い駅名ですね。ここのきつぷを受験生に贈るのは勇気が入りませう。
 十三時前なのにお昼ご飯を食べてゐないので、お腹が空いてきました。

 道場南口駅、神鉄道場駅といふ不思議な駅名の駅を経て横山駅に着き、ウッディタウン中央駅へと向かひます。公園都市線ウッディタウン中央駅行きは、すぐに木々の中に入つて行きました。
 名前は可愛いけど、無機質なフラワータウン駅、そして次の南ウッディタウン駅を経て終点ウッディタウン中央駅に着きました。二つのウッディタウンはイオンなどのショッピングモールがあり、最近できた街のやうな感じでした。
 これで、神戸電鉄を完乗しました。

ウッディタウン中央駅

 目的を一つ達成したので、再び、三宮に帰ります。思つたより長い谷上駅から新神戸駅間を経て、三宮に帰つて来ました。よく晴れてゐます。
 駅のアントレマルシェ(セブンイレブン、お土産を売つてゐる)で、ナダシンの餅のおはぎを買ひました。これを昼ごはんにします。

四、神戸新交通と市営地下鉄完乗

 さて、次はポートライナー(神戸新交通ポートアイランド線)に乗ります。

 ポートライナーは、無人運転を実施してゐます。東京のゆりかもめみたいなものです。十四時二十分、神戸空港駅に向けて出発しました。車窓を見ると、神戸の海が太陽に照らされてきらきらしく輝いてゐます。

 市民広場駅は神戸ワールド記念ホールの近くです。平成二十一年の長渕剛の年越しカウントダウンライブで来たことがあります。

 「君のそばに」で号泣したことを、今でも覚えてゐます。

 また、グレート・ムタと獣神サンダーライガーの対戦カードが組まれて、鬼神ライガーが初登場したのもここ。西暦一九九六年十月二十日、当時の『週刊ゴング』を見てビビりました…。なほ、私は『週プロ』より『ゴング』の方が好きでした。『週プロ』は全日本プロレス贔屓なのが鼻について嫌でした。
 けふはドラゴンゲートの興行があるのか、数名のプヲタが下車して行きました。LOS INGOBERNABLES DE JAPONの帽子をかぶつてゐるカップルがゐたので、何故かと思へば髙橋ヒロムが出場するのね。

 かつて神戸花鳥園と呼ばれた神戸どうぶつ王国は、計算科学センターの最寄りです。私はふくろふが好きなので、以前来たことがあります。例のあの人は、興味がないやうで行くのを拒否されました。

 つのくにのいさなとる海の上なる神戸空港駅に着きました。

神戸空港

 折り返して戻ります。

神戸空港からの眺め

 はるかには昨夜渡つた明石海峡大橋も見えてゐます。その反対には人麻呂が詠んだ「大和島」が見えます。

明石海峡大橋、見えますか?

 折り返し列車は市民広場駅で降り、北埠頭駅経由に乗り換へて三宮に帰りました。その間に、ナダシンの餅のおはぎをいただきました。

ナダシンの餅 おはぎ
包装紙の上に書かれてゐるお歌は、国史学者の平泉澄先生のお歌です。

 平泉澄先生の『山彦』(勉誠出版)中の「うまいもの学校」などに書かれてゐますが、ナダシンの餅は本当に美味しいです。

おはぎ
とても美味しいです。それでゐて安い。

 また、過去のnoteでもたびたび紹介してゐますが、平泉先生の『山彦』は名著です。一人でも多くの方にお読みいただきたい本です。どうか、よろしくお願ひいたします。

 さて、三宮から今度は地下鉄海岸線に乗ります。
 三宮つて、阪神、阪急、地下鉄、JR…多くの路線が入り乱れてゐてわかりづらいですよね。さすがに疲れてきたのか、終点の新長田駅まで目を閉じてゐました。
 途中、苅藻駅には、外来生物展示センターなる施設があります。行つてみたいものですね。

 海岸線を無事に完乗し、神戸市営地下鉄を全て乗りました。次は、新長田駅から高速神戸駅に向かひます。
 忙しない予定の中、楠木正成公をお祀りする湊川神社を参拝しました。

湊川神社

 毎年のやうに訪れ、楠公の御魂に参拝してゐます。けふは急いでゐたので、長く滞在はしませんでした。

湊川神社
湊川神社
湊川神社 歌碑

 湊川神社については、以下の記事、お急ぎの方は動画を参考になさつてくだされば幸甚です。

 さて、湊川神社参拝後、高速神戸駅から魚崎駅に行きました。ところで、前回の高知編ではほとんど触れませんでしたが、アンパンマン。神戸にもアンパンマンに関係する施設があるんですね。

 旅の途中、思つてゐたのですが、「戦争を嫌ひ」と述べるアンパンマンの作者であるやなせたかしは、二度と戦争を起こさないために、抑止力と食糧安全保障の実現を願ひ、アンパンマンにそれを託したのではないでせうか。

 「嫌ひ」といふだけでは、戦争を回避することはできません。回避するには、具体的な戦力が必要です。それに、わが国の周辺諸国は、支那や北朝鮮、ロシアなど危険きはまりないバイキンマンのやうな国ばかりです。ミサイルはぶつ放し、わが国民を拉致し、わけのわからないことばかりいふ国や、わが国の領土を不法占拠する国々。彼らは決して「平和を愛する諸国民」でもなければ、彼らに「公正と信義」はありません。
 ならず者国家に対し、憲法九条の通りに交戦権を否認、つまり戦はずに降伏したら、後は奴隷化または民族浄化されるだけです。ウィグルやチベットの例をご覧なさい。あれが現実です。
 さうならない為にも、国民が飢えないことと、国民に愛される軍隊を想像し、アニメといふ形で創造したのでせう。前者はつまり、デフレ対策をして生活を安定させること(食糧安全保障と経済成長)、その象徴がアンパンといふことであり、後者は強い軍隊を持つといふことになりませう。そして、アニメはクールジャパンの象徴です。

 リアリストなやなせたかしは、本当に上のやうに考へてゐたら、すごい人です。絶対にないでせうが。

 魚崎駅から、六甲ライナー(神戸新交通六甲アイランド線)に乗りました。

 列車から外を見ると、子供が川で遊んでゐました。南魚崎駅から運河が見え、アイランド北口駅はタワマンなど多くの住宅地が見えました。

六甲ライナー車窓
六甲ライナー前面展望
六甲ライナー前面展望 マリンパーク駅まで後少し。
六甲ライナー車窓

 マリンパーク駅で折り返し、住吉駅に行きました。往復で二十分程度でした。一部区間でくもりガラスが発動し、窓が見えなくなつて焦りました。

六甲ライナー 住吉駅

五、空の旅

 住吉駅から東海道本線で三宮駅に行き、ここから阪急で大阪に向かひます。
 途中、夙川駅から甲陽園駅、さらに西宮北口駅から今津駅、そして塚口駅から伊丹駅を訪ね、次回の阪急電車完乗につなげました。

甲陽園駅

 阪急といへば宝塚歌劇団ですが、幼いころの私は宝塚「過激」団だと思つてゐました。また私の教へ子に宝塚音楽学校に入つた子がゐましたが、元気にしてゐるでせうか。

今津駅

 大阪駅から特急はるかに乗り、関西国際空港へ行きます。

 帰りはJAL228便。珍しく往復飛行機です。
 大阪駅ではるか53号の指定席を確保し、大阪駅のうめきたエリアに向かつたのですが、これが遠い…。走りました。
 改札前まで何分かかつたかわかりませんが、なんとか間に合ひました。改札前にはパンダくろしおのパネルが!

🐼パンダくろしお🐼

 パンダくろしおで、和歌山の勝浦に行つてみたいですね。ホテル浦島に泊まつてみたいです。樫野埼灯台にも行つてみたい。

大阪駅うめきたエリアホーム

 そして、私の好きな特急はるかがやつてきました。

 定刻の十九時三十三分、大阪駅うめきたエリア出発。

はるか53号 グリーン車

 今回のはるか53号ですが、贅沢をしてグリーン車に乗りました。車内は、私含めて四名です。少ないのもあり、静かです。

はるか53号 グリーン車
はるか キティちやんラッピング

 古い281系だつたので、コンセントは付いてゐませんが、座席が快適です。

はるか53号 関西国際空港駅

 一時間にも満たない乗車で、二十時二十四分、関西空港駅に着きました。

はるか

 関西国際空港に飛行機を利用する目的で来るのは初めてです。
 JRで一回、南海電鉄で一回、計二回来たことがありますが、全て鉄道乗り潰しの一貫です。

関西国際空港

 すぐに手続きを済ませました。

これから乗る飛行機

 二十時五十分、飛行機に通されました。窓側ですが、窓の向かうはぬばたまの闇の中。景色は期待できないと思ひ、めぐりズムで疲れた目を休ませてゐました。
 二十一時五分、飛行機はゆつくりと動き出し、二十分後くらゐに離陸しました。

座席

 めぐりズムを外して窓の外を見て驚嘆したのは、なんと夜景がハツキリと見えるではありませんか。
 明石海峡大橋、神戸の街並み、そして大阪、京都、奈良、琵琶湖、濃尾平野…ひさかたの空の上からでもわかりました。海にたゆたふ海人の釣り船も、面白いほどよく見えました。

ひさかたの天のうへより見る大阪平野

 ところで、新大阪駅を二十一時六分に出発するのぞみ62号に乗ると、東京駅に二十三時三十二分に到着します。どちらが良いか決めかねますが、遅れがなければ東京に一時間以上早く着けます。遅れなければ…。

 私の乗る飛行機は、定刻より遅れて羽田空港に着きました。京急に乗り、家に帰りますが一日中乗り物に乗つてゐるのも疲れますね。帰つて寝ます…。そして、明日はカフェ・バッハへ行きます

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。次は、鹿児島、熊本、そして広島に行く予定です。

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