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実話怪談:ふわふわした毛玉


実家に居た頃の話なんですが、襖を開けたらバレーボールぐらいのサイズのふわふわした丸い毛玉に、雑に短い手足を生やした変なのが居たんですよ。

目も口も耳もない不思議なものと何故か“目”があった感覚がして、あれっと思ったら足元からスウッと消えてしまいました。

それから何年かして、図書室でたまたま見つけた山海経の混沌のページにあった挿絵とふわふわが良く似ている事に気づきましたが別物でしょう。

だって羽はなかったから。

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