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肋骨レコード

<お知らせ>
新曲公開しました。これを骨折した箇所に聴かせると早く骨がくっつきますので、ぜひお試しください→ 『ケダモノ
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「肋骨レコード」ってご存じでしょうか。何を隠そう、オレ様も今日初めて知りました。

なんでも冷戦時代のソ連で、国家によって禁止されていたジャズやロックンロールなどの音楽を、使用済みの病院のレントゲン写真にレコードのように溝を掘り密かに作っていたレコードのことだそうです。

実際の写真を見てみると、肋骨だけでなく手やら頭蓋骨やらが写っている、まさにあのレントゲン写真がレコード盤になっています。

肋骨レコードの画像

なんかすごい。とりあえずデザインとしてはカッコイイんですけど、時代背景を考えるとカッコよさとは別の凄みを感じますね。

ちなみにオレ様は酔っぱらって足をぶつけて右足の人差し指を脱臼し、第一関節から先が右へ直角に曲がってしまったことがあります。あの時のレントゲン写真は本当に衝撃的だったんで、記念にレコードにしておけばよかったなあ。

で、その肋骨レコードは当然のことながら耐久性は低く、5〜10回しか再生できなかったんだとか。音楽メディアとはいえ「いつでもいつまででも聴くことができる」ものではなく、ほとんど「今しか聴くことができない」ものに近いワケで、それってもうほとんど「ライブ」ですよね。カナシバリ的に言えば「ギグ」的メディアです。

でもそう考えると、数回しか聴くことのできない音楽メディアってちょっと面白いですね。いわゆるスパイ大作戦での「なお、このテープは自動的に消滅する」というやつです。数回聴いたら消滅、しかもその回数が未知だったりしたら、聴くのにもめっちゃくちゃ気合入りますよね。

と思ったら、それに近いモノって存在してました。

指定時間になると自動的にデータが壊れるSSDだそうです。ちなみにSSDとは「ソリッドステートドライブ」の略で、メモリーチップを媒体にした記録、読み出しを行う装置のことです。

なんでも聴き放題なこの時代、強制的に気合いが入る音楽メディアっていうのもあったら面白いなあ。


24時間後には消えてしまうので、今すぐに聴いてください↓↓↓
カナシバリ - デビル・スタッズ '21 (OFFICIAL VIDEO)


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