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「エクスパンス -巨獣めざめる-」完結(ネタバレあり)

「エクスパンス -巨獣めざめる-」の全62話を観終わりました。
いつから観始めたんでしたっけね。
と思って調べてみると、初めてnoteに書いたのが10/26のようなんで、1カ月くらい観ていたようです。

えーと、感想をザックリいうと「面白かった」です。ただ手放しで「メチャ面白かった!」と言えないというか…

結局「プロト分子」ってなんだったの???
そこハッキリさせないとダメじゃね?

ってことを、まず声を大にして言いたいです。だってその謎を追うことが前半の目玉だったじゃん!!!

気が付いたら「宇宙戦争の中でのヒューマンドラマ」って感じになっており、結局「プロト分子」やら「リング」やら、「プロト分子を生み出した文明や彼らを滅ぼした存在」という「一体これはなんなのか??!!」っていう謎の正体はわからずじまい。。。

後半がヒューマンドラマになってしまう感じは、「進撃の巨人」のマーレ編以降を彷彿とさせる感じでしたね。「進撃の巨人」も、もし最初からマーレ編以降のようなヒューマンドラマがメインだったら、絶対ハマらなかったもんなあ。

ただ「進撃の巨人」は、その散りばめられた伏線の回収が素晴らしかったワケですけど、「エクスパンス」の方はちょっとひどくないですかね?

主人公の(最初の)彼女が死ぬ際に残した「あなたに伝えたいことが…」って何だったわけ?
趣味で買った小さな宇宙船で遊びに出かけたら故障で止まらなくなったおじさんって結局何だったわけ?
死んだ鳥やら子供やらを生き返らせた犬みたいな生物って何だったわけ?

その他にもあると思うんですけど、とにかく伏線の回収が雑ですよね(というか回収されない)。それっていかがなものなのかしら。回収されたことにオレ様が気づかなかっただけ??

そして主要人物の一人が妙なタイミングかつ妙な死因で唐突に死んだなあ、と思ったら、「役者本人が性的違法行為で告発されたことによる降板」なんだとか。好きなキャラだったのになあ。

とまあここまでほぼ不満ばかり書きましたけど、でも最初に書いた通り「ザックリ言うと面白かった」です。なんやかんや言ってもずっとハラハラさせられましたし、未来のテクノロジーの描き方や、「地球」「火星」「小惑星帯」という形に人類が分かれている状況とそれぞれの文化的な違いなんかも面白かったんだよなあ。

まあそんな感じです。モヤモヤはかなり残りますけど、もし続編ができるようならまた観ます。



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