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雑談が、苦手!

郁です。

先日ね、地元番組で、私と同じ自閉症スペクトラムの方が取り上げられていました。
ピアノ教室の先生をされている方だったんですけど、雑談が苦手なので、あらかじめインタビューで聞かれることを紙に書いてきて、それを読んでいらっしゃいました。

それを見てね、「わかるう〜」となった自閉症スペクトラムの女がここに。


何を話せというんだい?


雑談が本当にニガテです。
会社でも、慣れている人とは普通に話せますけど、知らない人と話すときはわたわたしています笑

自閉症スペクトラムの人間は、まあ大体雑談がニガテと言われます。

たとえば、物理的な距離感であったり、会社の人間関係の距離感(どこまでプライベートに踏み込んだ話をしていいのか?)などの間接的な距離感というのが理解しにくかったり、適切な距離感と言われてもよくわからなかったりというのがあります。

暗黙の了解という言葉がありますよね。
マニュアルとかがなくても、なんとなーく、その場の雰囲気でわかるよね?というやつ。
あれがほんっっっとにわからない。

わからないので、下手なことを言えない→無口になる→怖い人、という印象になるんですよ。

それこそこの前、仲のいい後輩に「私の第一印象どうだった?」と聞いたら、「あんまり冗談とか言わないタイプかなと...怖そうって思ってましたw」と言われました。 

よし、君は今から体育館裏に来たまえ。
(このネタ通じるのかな?)


また、無口な上に会社ではあんまり笑わないので笑、入社当時はとにかく「あいつを笑わせないと」という感じになっていたらしいです。
緊張すると真顔になるんだよおおお。

基本無口、ではあるんですが、おしゃべりが嫌いなわけでもありません。
たまに同僚と、くだらない話で盛り上がったりもします。

ただ、ただね、雑談苦手だから、慣れない人や慣れない場面だと、本当に何喋っていいかわからなくなるんですよ笑


答えのあるものに安心感を覚えるタイプ



自閉症スペクトラムという障害の特性上、先の見通しのつかないものが苦手です。

アニメや漫画見る時なんかが特にそうなんですけど、大体、ネタバレぜんぶ見てからアニメ見始めたりするんですよ。
結果どうなるのかがわからないと、不安になるから笑

あとは、突然の予定変更とかに極端に弱いので、明日のMTGがに今日にズレます!というおしらせが来たりすると、静かにパニックを起こしています。

雑談なんてその最たるもので、着地点が見えませんよね。
どう切り出したら良いか、次にどう返したらいいか、などと考えすぎてしまって、結果、無口になってしまうんですよね〜〜。

雑談が弾む=他人への興味

雑談が上手な人って、基本的に、相手への興味関心が強いんだと思うんです。

「相手は何に興味があるのかな?」っていうところからほら、質問ってぽんぽん飛び出てくるじゃないですか。
私は障害の特性上、どうにも、他人への興味関心が薄いところがあるので、「質問って言われても...!?」になるんですよ。むむむ。

しかし、「雑談が苦手」と避けてばかりもいられません。
職場ではまあ、究極的には仕事さえやっていればよいわけですが、それだけじゃないですよね。
ましてや、うちの会社はチームで動いているので、「雑談が苦手で!あと人間にもあんまり興味なくて!」とかは言ってられません。
書いてて思ったけど、だいぶやばいやつだな人間に興味ないって笑

というわけで、私が困ったときに出す話題トップ3を発表します(唐突)。

私の鉄板⭐︎質問ネタと、工夫していること

1.髪型とか服装とか持ち物

個人的に、「こだわりがあるんだろうな」という人が好きです。
そのため、服装に関する質問はよくします。

「めっちゃ可愛い、それどこで買ったんですか?」とか、「いつもおしゃれですね」とか。

あと、持ち物が可愛いな、と思ったら、「そのポーチ可愛いですね、ちいかわ好きなんですか?」って聞いたりとか。

2.趣味の話

私は「筋トレの人」として認知されているので、会社ではよく「筋トレ」に関する質問を受けます。

上司との面談で、仕事の話2割、筋トレの話8割になることも...(まあ特に仕事での問題がないからですが...)

3.お天気の

困ったときは天気の話って、よく聞きません?
万能ですよね。
晴れの日なら「今日はちょっと暑いですねえ」とか、寒い日なら「今日は寒いですね」から、話が広げられます。

なお、うちの会社は頭痛持ちが多いので、「雨ですね、頭痛大丈夫ですか?」から会話が始まります(泣)

ざっくりこんな感じでしょうか。

また、在宅ワークなので、基本は文字でのやり取り。
可愛い絵文字をちょっと使ってみたり、硬い表現をちょっと柔らかくしてみたりという工夫もしています。

あとは、相手が話してくれるタイプだったり、複数人で話をしている時なら、ひたすら聞き役に回るというのも手です。
ふんふん頷き、気になったことは聞いたり、こちらに話を振られたら、答える。

無理に話そうとすると、変に力んじゃって、こっちも疲れるし、相手も「???」ってなっちゃうのでね。

終わりに

とはいえ、雑談は苦手というか、そもそもだれかと話すことは得意ではありません。
おしゃべりは楽しいけど、楽しいんだけどね。


なんていうんですかねえ、答えのないものに対峙していると途端に不安になって、そわそわしちゃうので。

雑談はむずかしい〜。







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