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【1】作家になるには文芸誌の新人賞をとってデビューするしかないのか?

※これは2018年4月21日(土星は逆行となり、太陽は牡牛座へ)に書いたものです(つまり私はもう「40」!●←ここにムンクの叫びみたいな絵文字いれたい!)
この『note』へと辿り着くまでの流れ(ひとまず2018年を迎えてからの私の心の記録)を「コラム」として【全3回】でお届けしています。


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『第61回群像新人文学賞』に応募したのは、去年の10月末のこと。
現在の私の第一目標は「作家として生きていくこと・暮らしていくこと」であり、「新人賞をゲットすること」ではないのだけれど(それはゴールではなく通過点のはずなのだ)、「作家」というスタートラインに立つにはまず“何かしらの新人賞をとってデビューする”というのが一般常識(?)のようなので、こうして何年もの間、この「賞レース」といういまいち実体のつかめない怪物に挑み続けてきたわけだが、果たして・・本当に、これしか方法がないのだろうか?
というようなことを、とにかく「最終選考に残りました」という一本の電話だけを待ち続けていた私は(運命よ、私の「担当編集さん」は、いったいいつ現れるんだ??)、そのコール音が鳴らない現実に今度もまた打ちのめされ、一度死に、ふらふらと蘇る過程で猛烈に考えていた。

――本当に、これしか方法がないのか?

自費出版、ネットの投稿サイト、同人誌のようなもの(?)。きっとほかにも方法はある。
しかし、「知ってもらわないことにははじまらない」という現実の厳しさを、私はこれまでの経験(店をやったり、セミナーやったり)で痛いほど学んできた。
だから「新人賞をとってデビューする」というのが(たとえそれが出版社の話題づくり・本を売るための策略だとしても)、どれほど恵まれていて、効果的であるか(ただでさえ本が売れないと言われているこの時代に)、その現実的な「ありがたさ」を、今の私は腹の底から感じ取ることができる。だからこそ「欲しい」のだ。

そうだ。知ってもらわないことには、はじまらない。
人。出会い。縁。・・奇跡?
そういうものは、願ったところで簡単に得られるものではない。
でも、少なくとも行動していない者の前には出現しないだろう。
動くこと。想いを行動で示すこと。内なる情熱は、人を動かす。きっと伝わる。
だから・・「出会い」を。出会いを強く求めている。


さて。何を書いているのか、わからなくなってきたぞ・・。

とにかく、叶えたい未来があるのなら、今、動かなきゃ、はじめなきゃ、現実は変わらないのだ。
そして私は「作家になりたい」のではなく、「作家なのだ」と言いたい。言う。
この現実を動かすために、あらゆる可能性を、チャンスを、探る。もっとだ、もっと!
動け、動け、動け!!!
春だ。立ち止まっていた冬はもう終わったのだ。季節はまた巡る。私はもうすぐ「40」だ。
人生、これから。ますます、ここから。


私の本気さは、誰かの心を勇気づける。その魂に火を灯す。風を吹かす。

この「命」を使って、やりたいこと全部、叶えていくんだよ! 全部だよ、全部!!
そのために「“一番に”欲しいもの」から目を逸らさない。欲する心を、殺さない。



・・というわけで本当に、何を綴っているのでしょう?
文章を書くのって、言葉を連ねるのって、本当に難しい。だけど楽しい。
そしてこれが、私の表現。命の・・輝き?

私は信じている。自分を。自分の人生を。
一昨日ようやくチェックできた『群像5月号』の予選通過作品発表ページに、私の名前はなかった。
いずれにしろ「最終選考に残りました」という連絡が来なかった時点で、「大賞とってデビューできないんじゃ、一次通過も二次通過も意味がない!」と思っていたのだから・・同じことなんだけど。
それでも、やっぱり参る。
どこまでも「壁に向かって一人キャッチボール」だ。終わらない。変わらない。どこにも届いてる気がしない。
この「賞レース」って、なにもの? そこには誰がいるの?
そこに人間がいるのなら、何かしら、少しでも、届くと思うんだけどなぁ・・(もちろん私の「物語力」はまだまだ未熟だし、もっともっと磨いていくつもりだけど、でも・・この情熱、作家魂は、正真正銘、借り物でもまがい物でもない唯一無二の私の・・光? なんだけどな)。
それに「作家」という生き物は、もうどうしようもなく「作家」で、書くことでしか本当には生きられないものなのでしょう?
だから私は「作家を生きる」と決めた。覚悟した。

そうして、今ここ。
いいじゃない。とっても新しい。
このまま同じことを繰り返していても、なにかが拓ける気がしない。
だったら少しでも可能性を感じるほうに意識を向けよう。探ろう。動こう。
長く孤独な日々の中、コツコツコツコツ筆筋を鍛えてきた。それは私の血肉となり、執筆だけじゃない、私の生き方までもを支えてくれている。「内なるクリエイティビティを高めたい」「今の自分のベストを尽くすのだ」、そうやって一人で挑み続けてきたことが今の私を作り上げた。
過去の私が応援してくれている。
未来の私が待っててくれる。
私は「仲間」がいることを知っているし、まだ出会えていない「運命の人たち」がいることを信じている。

だから――。
こうして書く。書き続ける。表現していく。
まずは、ここから。
私は知っている。これまでだって、信じたことを実現させてきたのだ。
そしてこれ、この「作家」こそが、私が人生かけて取り組んでいきたいこと。入口。
もうわかっちゃってるんだから、やるしかない!(やりたい、やろう、やっていこう!) 叶えるしかない!!(叶えたい、叶えよう、叶えていこう!!)


起こすぜ、ミラクル。
次の一歩を、踏み出すのだ。




“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆